★第一回花園賞を受賞した唐十郎氏（左）と原田芳雄氏（右）、大久保鷹氏（右から2番目）。

★四谷シモン氏の唄の演奏をする安保由夫氏と佐野。

終わって三越裏の「ナジャ」へ。」 蓮司さんや魔子さん、若松監督、唐組の久保井や辻と語る宴の続き。
「ナジャ」の安保ちゃんとクロちゃんも楽しそうだ。

「闇の左手」は来週の土日で終わりです。
テント劇場未体験の方は是非。
20年前の佐野は、あそこであのようにしていたのかと、覗いてみては如何？

さて、当日は雨。
ツアーの初日のリキッドルームの荒々しさは新鮮で、半ばのＺＥＰＰ　ＴＯＫＹＯのころには「ばらの花」のヒットもあって急激に観客が増え、見えざるパワーに突き動かされ、大物アーティストの風格さえ漂っておりました。
そんななかでの、最終公演！
先日、Ｊ−ＷＡＶＥの「くるりのラジオチャンプ」にゲスト出演させていただいたこともあって、さらに親密な感じ。
センターの席をご用意していただいて、関係者とは言いながら、スーパーシートにまずは感謝。
雨のなか、４０ステージ近くを駆け抜けてきた若者3人は、さぞかし最後のステージをお祭り騒ぎで飾ろうとするのだろうと思っていたのに、これが、予想に反して、クール＆ホット！
前作「図鑑」からの、「ミレニアム」で始まり、ラスト近くに盛り上がったところで「マーチ」「青い空」なんて曲を持ってくるあたり、「ＴＥＡＭ　ＲＯＣＫ」のツアーというより、デビュー以来続けてきたツアーの、第一章の終わり…集大成といった印象でした。
雨も降りっぱなしではなく、ある時は、煽り、ある時は静かに聴き・・・という効果をも生み出していました。
ウーン、これは’７１年の「箱根アフロディーテ」の時の、ピンクフロイドが、霧のなかで「エコーズ」を演奏し、観客を魅了したという伝説を想起させます。
「トレインロックフェスティバル」ではノリノリ、アルバムには入っていない、「すけべな女の子」では、聴き逃すまいと集中！
「ばらの花」もアコースティックギターのストロークで、アルバムやシングル通りのアレンジとは異なり、野音ヴァージョン。
これが良かった！「ｃ’ｍｏｎ　ｃ’ｍｏｎ」や「永遠」などのトランスをオープニングからノンストップで繋いでた構成が、余計にアコースティックな雰囲気の曲を引きたてていました。
ホント、ジャンルなんて関係ねーや。
「リコシェ」や「屏風浦」のような、静かな曲も、弾き語りの延長というより、完全にバンドの音となっていて、とにかく、ウマイ！
野音の開放的なシチュエーションのなかでも、緊張感を失わないステージが続きました。
言うことなし！
２度のアンコールで、岸田クンのＭＣ。
長いツアーをやっていると、飽きてきてしまいそうで、ちゃんと届いているかどうか不安になると、正直に心中を吐露。
増えてくる観客たちの前で、ちゃんと聴いてくれているのだろうかと、戸惑いを隠さなかった。
シングルを出さなくてはいけないレコード会社への不満もチラホラ…。タイアップとかもあるものね…。
テレビメディアに対しても慎重な気持ちは良くワカル。
しかし、あまりの正直さに、ワタシャ、大笑いしてしまった！
良かったんだよー。
それでいいんだと、また教わった。
尊敬しとります、「くるり」。
だから、その後に唄った「街」では、また泣いてしまった…。
伝わっているよ。

終演後、ビクターのプロデューサーの高垣さんや、舞台監督の高橋さんとお話しすることが出来た。
毎日、新鮮さを失わないように、２日と同じラインナップがなかったという。
こりゃ、大変だ！
良いスタッフたちにも恵まれているな…。
芝居だと、まったく同じ台詞を、毎日、新鮮に伝え続けなくてはならない。
だけど、同じ芝居なんて、出きるわけがないし、第一、日々、同じであるということはない。
だから、それを同じパッケージにしてしまおうという芝居が多いのも納得がいく。
見ている方も、演じる側も安心だものな…。
ナンダヨ！安心な芝居って！
安心な音楽って！…どんなにリラックスできる音楽でも、それは、作り手が、しっかりと受けとめられるほど、緻密に、あるいは、世界にゆだねて作っているからだろう。
「安心な僕らは旅に出ようぜ　おもいっきり泣いたり笑ったりしようぜ」と「くるり」は唄う。
その安心は不安を分かち合うことの出きる安心な僕らのことなのだろうか・・・と、最高のステージのあとの片隅で、想った。

曲順を変えることのないパッケージツアーでも、その新鮮さが失われることは、彼らならナイとは想う・・・そして、そのことに兆戦して欲しいとも、ちょっと思った。
でも、まあ、余計な苦労はするこたァないのかな？
まるで解散コンサートのあとのようなすがすがしさが、この日のＬＩＶＥにはあった。
「くるり」の第２章が始まる。

実は、エプソンさんのプロデュースでネット上で写真展をやりそう。
ＮＨＫでミャンマーに行った時のものを、まずは作品にしようと、打ち合わせ中です。
ご期待ください！
有料ですが、高画質でダウンロードできるみたいです。
おそらくはＢＳや地上波で再放送される紀行番組と併せてお楽しみください！
近日公開デス。

★「ザ！世界仰天ニュース」で賀来千香子さんと。

そうそう、ＬＩＶＥをね、３日にＣＬＵＢ　ＡＳＩＡでやったんですが、こちらも盛り上がりました！
絶対無のみなさんのプロデュースで、共演はＧＨＯＳＴ、ＺＡＫ、ＵＮＤＥＲ　ＴＨＥ　ＳＯＵＬ・・・ｅｔｃ。
プログレ＆女性アーティストが参加しているってククリだったのかな？
我ら佐野史郎バンドはプログレじゃあないけれど、どんよりとした、クラーイ曲もあるからね。
今月はいよいよトラックダウンして、ＣＤ発売に向けて動き出すぞー！

その前日、日比谷の野音で「ＡＲＥ　ＹＯＵ　ＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥＤ？」っていう、ジミヘンのトリビュートＬＩＶＥに行きました。
鈴木茂さん出るっていうし、森園サンのギターなんて、何年ぶりだからね。
さぞかしオヤジが多いんだろうって思ってたら、そうでもなかった。
アル・ディメオラとかも来日してのイヴェントでした。
トリはｃｈａｒ。
前座の樹音は１６歳のトリオ。
リリィさんの息子さんがギター＆ボーカル。
将来が楽しみな感じでした。
鈴木さんはやっぱり圧巻で、ただ一人、ジミヘンの解釈を自分のものにしていたように思われました。
日本語のロックうんぬん・・・の７０年前後を、また思い出しちまったぜ。
ま、日本は何も変わっていないということですか？
なんか、テレ朝で夜中に放送するみたいだから、確認してみては？

★岡元有紀子さんと甲本雅裕さん。

「天使の傷痕」の収録も終わりました。
西沢渓谷まで何度か往復したり、けっこう時間がかかりましたが、甲本雅裕さんと村上弘明さん、遠野凪子さんなんかと一緒でした。
あれやこれや例によってアイデア出し合って、楽しかったよ。
ちょっと変わったサスペンスになってると思います。
ま、芸風がみんなバラバラなので、その辺が面白く出れば・・・という感じです。
チェックすべきは岡元有紀子さんのコスプレ。
イメクラの店に捜査に入るくだりで、看護婦姿の岡元サンに、刑事役の甲本クンも私も、ヤラレテ、すっかりオジサンになってしまいました。

その前はっていうと、「修羅雪姫」のロケ。
伊藤英明クンとずっと一緒でした。
伊藤クンを騙す悪役でしたが、楽しかったよ。
息も合ってたし、休憩中も、これからライセンス取ろうと思ってるスクーバ・ダイビングの話で盛り上がりました。
けっこう、いるんだよね、ダイバー。
プロデュースは「夢みるように眠りたい」で一緒だった一瀬氏。
こちらも１７年ぶりと、久々のタッグでした。

さらに遡れば、「化粧師」のクランクアップ！
菅野ちゃん、柴田理恵さん、と一緒にアップしたので、夕方、椎名桔平さんなんかと先斗町へ繰り出しました。
そのあと、祇園にまで流れて、ゲノージンらしーい、京都を満喫しましたデス。
たまには許してちょ！