橘井堂 佐野
2020年9月27日

ルイズルイス加部(加部正義)さんのご冥福をお祈りいたします

加部さんとは、1995年にリリースした僕のソロアルバム「君が好きだよ」のベースパートに全曲参加していただいた。
加部さんといえば、ロックミュージシャンのイメージ通り、数々の武勇伝を漏れ聞いてはいたが、例えば、スタジオ入りに遅れるのはミュージシャンあるある・・・にしても、24時間遅れの翌日だった・・・とか。
けれど、僕のレコーシングの時は、誰よりも早くスタジオ入りして、いつでも音が出せる状態だった。
初のソロアルバムは、大好きなティンパン系の方々にお願いしたいところではあったけれど、どうせソロでやるなら・・・と、ロックに目覚めた原点のグループサウンズのミュージシャンと作ってみたいと思い、ドラムに大口ヒロシ(テンプターズ)さんに来ていただいたりと、やりたい放題だった。
ロンドンレコーディングをしたり、ギターにムッシュかまやつ(スパイダーズ)さんをお迎えしたり・・・一応、GS括りだったジャックスの早川義夫さんにも参加していただいたり・・・他にも鮎川誠さん、遠藤賢司さん・・・まあ、結果、収集のつかない、とっちらかった印象は否めないアルバムにはなってしまったかもしれませんが。
ムッシュと加部さんと大口さんのセッションは、スパイダーズ、ゴールデンカップス、テンプターズのメンバーが揃うという贅沢さ!!
早川さんのセッションでは、ジャックス、テンプターズ、カップスという 、ありえないメンバーでのセッションも実現。
加部さんのメロディアスな、そしてドライブするベースは間違いなく唯一無二のものでした。 大切な1枚となりました。

このメンバーで音楽番組に出演したり、ライブもやってしまったのだから、ホント、怖いもの知らずでした。
加部さん、ありがとうございました。
あちらでも素敵な演奏で、ムッシュたちとセッション、楽しんでくださいね!!

橘井堂