2024年10月17日
特撮造形の神、村瀬継蔵さん逝去 |
訃報が続く。
公開中の映画「カミノフデ 怪獣たちのいる島」の村瀬継蔵総監督がお亡くなりになった。
つい、先日、舞台挨拶でご一緒させていただいたばかり。
体調を崩され、入院・・・その後退院なされ、車椅子ではあったもののお元気そうだったのに・・・
この映画で、僕は村瀬監督の分身とでもいうべき役を務めさせていただいたこともあり、この大役をお任せいただいたこと、あらためて感謝いたします。
小学生の頃から夢中で見続けていた、怪獣、特撮映画の数々・・・その多くを村瀬さんが手掛けていらしたのを知ったのは後になってからのことだったけれど、今回も登場するキノコに一際想いが強かったとうかがった。
そう、「ゴジラ」と共に好きな「マタンゴ」のキノコが、八岐大蛇〜龍邪神〜ゴジラ様・・・と渦巻く。
撮影時は、こちらも、抗がん剤治療、 造血幹細胞自家移植から半年も経っていないころだったので、ふたたび映画の現場に戻れたことが嬉しく、また、特撮ファンとして、先輩方への敬意を込めて現場に臨んでいたこと、想い返します。
村瀬監督の永年の夢であった「神の筆」が、映画となり、その完成、公開をしっかりと見届け、ご安心なさったのかもしれません。
少年時代からの観客として、また、特撮作品に関わることのできた俳優として、監督の分身を務めさせていただけたこと、心より感謝申し上げます。
安らかにおやすみください。
ありがとうございました。
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