2022年4月10日
中川イサトさんのご冥福をお祈りいたします |
中川イサトさんがいらした五つの赤い風船は、松江でも何度かステージがあったのですが、その時にはもう、イサトさんは脱退していらしたので、イサトさんの演奏に最初に触れたのは、71年の中津川フォークジャンボリーの武蔵野たんぽぽ団でした。
けれど、やはり、印象に残っているのは、松江の喫茶MGの30周年、35周年の記念ライブの時。
今のようなコンパクトなエレアコのギター用のエフェクターではなく、ラックに山積みされたイコライザーやディレイ、リバーヴを横に置いて、自由自在に美しい音、メロディを紡ぎ出していらしたのを思い出します。
高田渡さんとの演奏も、長い年月を共に過ごしていらした方々ならではの息遣いがありました。
MGのライブは、さながらフォークジャンボリーといった趣で、高田渡さん、大塚まさじさん、斉藤哲夫さん、友部正人さん、鈴木茂さん、遠藤賢司さん…それはそれは豪華なステージでありました。
遠藤賢司さんが「あれが渡と会った最後になったな」とおっしゃっていましたが、そのエンケンさんも、渡さんも、今はいらっしゃらず、イサトさんもまたその音楽人生を全うされました。
夢のような時間を、忘れることなく、日本のフォーク、ロックの先駆者たちの音楽が、これからも聴かれ続けますように‼︎
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