★原宿の佐野の住んでいたアパートで、そのころのバンド仲間、左からメガネ、エカ、20前後なのに渋い奥井さん、アズキ（下）。撮影・佐野史郎。高校では奥井さんと狩野さんの二人は何故かしらさんづけされていた。

奥井君は、高校時代には僕らがやっていたバンドの周りに入た音楽好きで、趣味がバッチリ合う友達でした。
口数は少ないものの、ここぞという発言に冴えのあった男でした。
バンドメンバー＋１といった関係で、もしもバンドが続けられていたら、マネージャーが適任だったかもしれません。
最近でも、帰省した折には、ギターのアズキんちでみんなで会ったりしてました。

個人的に、ここ数年、亡くなる人が続いている印象です。
まるで「カラオケ」そのもののような感覚ですが、それも、現実の友人の死といったものから生まれたものですから、当然といえば当然なのですが・・・。
死は、当人やその周りの人たちの日常を奪ってしまうけど、死そのものは、日常なんだと思い知らされもします。
そして、我々もその一人からはずれるということはないということも・・・。

松江の喫茶店「ＭＧ」の３０周年記念ＬＩＶＥに集まったのが最後でした。
そのＭＧでは、飄々と、何時も煙草をふかしてました。
お互い子供ができてからしばらくして、いきなり訪ねていって子供をだっこして、家族や友達みんなと記念写真撮ったな。
エカやメガネやアズキや、クミさんや、夢ちゃんやマキと、大笑いしながら酒飲んでる横で、クスクス笑ってたな。

今、山本恭司氏からもＴＥＬありました。
淋しいけれど、死そのものは受け入れられると言ってました。
僕はどうだろう？
まだのたうちまわるかもしれないけれど、悔いのないよう生きるべえか・・・。

オクイさん・・・さようなら。
ご冥福をお祈りします。