2月14日早朝にシーナ＆ロケッツのシーナさんが亡くなられたとの訃報を受けたのは、僕のバンドのメンバー、ドラムのGRACEから。
夕方、小田原で映画の撮影中だった。
まだ公表前だったこともあり、すぐには信じることはできなかった。
末期の子宮頸がんと戦いながらのステージやレコーディング。
本当にロック魂全開で生き抜いたロックスター!!

最後にお会いしたのは、昨年10月、「橋本潤生誕55周年祭」のステージ。
やはり昨年他界してしまった、僕のバンドのベーシストで、90年代のシーナ＆ロケッツのメンバー橋本潤の追悼ライブで。
久しぶりの再会にシーナさんは「マキちゃんによろしくね〜!!」と。
我が家とは家族３人親しくしていただいていたので。
我が家も今はそれぞれが別々のバンドだけれど、音楽と人生を切り離すことはできない。

「橋本潤生誕55周年祭」のステージのフィナーレは、みんなでジョン・レノンの「イマジン」を。
潤が好きだったというのがちょっと意外だね・・・なんて出演者たちが話してたっけ。
僕はアコースティックギターを、シーナさんの横で弾いていました。
笑いかけてくれたこと・・・嬉しかったな・・・闘病中だとは知らなかった・・・あれが最後になるなんて。

シーナ＆ロケッツ、大好きでした。
知り会う前から何度もステージは観ていたし。
最初は1978年の西武劇場（現・パルコ劇場）でのエルビス・コステロのオープニングアクトで知りました。
２日間のライブ、コステロ＆アトラクションズも最高だったけど、ロケッツも最高!!で一発でファンになりました。
ファーストアルバムを聴いたのは後になるけど、細野晴臣さんプロデュース「真空パック」にハマり、なんていうか・・・ご縁というか・・・レコ発イベントが、なんと当時バイトしてた店で行われ、僕は始まる前にテーブルに食事を運んだの覚えてます。図々しくも僕が話しかけたら気安く話してくださって。
コステロのライブのこととか。
その時のことを鮎川さんもシーナさんも後にお会いした時、覚えてくださっていたのも嬉しかった。
1992年だったか、僕が司会をしていたNHK-BSの音楽番組にゲストで出演してくださった時。
その後もすぐに別の番組でご一緒させていただき、「スージーQ」をみんなで演奏しました。
ベースは橋本潤!!
楽しかったな〜。
娘が小さいころには下北沢のお宅にもお邪魔して遊んでいただいたり・・・。
鮎川さんには僕のソロアルバムに参加していただいたし、近年では吉祥寺のGBでのシナロケのライブでDJを任されたり、ことあるごとに何かとご一緒させていただいておりました。
吉祥寺のスターパインズカフェで行われた橋本潤の50歳の記念ライブとか。
麻布レッドシューズでのホワイトストライプスや5678’Sとのパーティーも楽しかったな。

シーナさんが亡くなったのは残念で仕方がないけれど、たくさんのすばらしい音源を残してくださったし、本当にすばらしい音楽は、ずっと聴かれ続けるから、これからもよろしくお願いいたします。
シーナさん、本当にありがとうございました。
そして、シーナ＆ザ・ロケッツ、いつまでも、いつまでも!!!

「涙のハイウェイ」・・・「#1」聴きながら。
「ROKETT RIDE」も最高🎶