2001年2月15日
2.4 パンクラス観戦 |
以前、佐野をPRIDE.4にも誘ってくれた格闘家、パンクラス・グラバカ所属の菊田早苗選手が、メインの試合に出場ということもあり、また誘ってくれました。
ドラマの撮影の合間をぬって来た佐野は、ビールを片手に、嬉しそうに観戦しておりました。当日の後楽園ホールは、超満員といっていいほどのお客さんの入りで、「いつもこうなの?」と佐野もビックリ。
格闘技観戦は2度目ですが、観るもの聞くもの新鮮らしく、セコンドが「お前のやりたいことを、全部やれ!」と檄を飛ばすと、「オレにも、芝居をする時に、あんなこと言ってくれるセコンドがいてくれたらいいなー」とかずっとヘラヘラしています。
技術のことなどはわからないので、佐野が見るのはまず選手のたたずまいです。その点、第3試合に出場した河崎義範というレスリングの選手の柔らかさとか、第4試合の佐藤光芳選手など気に入り、判定負けでリングを降りる佐藤選手には「佐藤、良かったぞ!」と大きな声をかけていました。
どうやら作ったような動きや、体つき、いらない動きが多い選手はあまり好きではないようです。そういえば、以前見たPRIDEでの桜庭和志選手の気配の無い動きとか、ヒクソン・グレイシーのたたずまいが気に入っていました。
全体的には生え抜きのパンクラス勢対パンクラス・グラバカという新興勢力の対抗戦っぽいマッチメイクで、寝技に重点を置くグラバカ勢が力をつけつつあるという印象でした。格上の生え抜き勢もウカウカしていられないでしょう。
★額から大流血した菊田選手と。
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さて、メインの菊田選手の試合ですが、圧倒的な強さで腕ひしぎ十字固め(後でTVで見たらかなり極まってましたし、相手のアレックス・スティーブリング選手はそれで腕を痛めたらしいです)を極めたのですが、スタンドに戻り、再度組み合った瞬間に頭と頭がバッティングでぶつかり菊田選手は大流血。
ドクターが入り再開して、菊田選手がまた上のポジションをとったところで、傷口が開きすごい出血。結局ノーコンテスト(無効試合)となってしまいました。
あのままいったら確実に勝っていたでしょうから、控室での菊田選手は非常に残念そうでした。
前に東京ドームに見に行った試合も引き分けだったため、佐野は「オレが悪いのかなー」「でも、また応援にいくぞ!」と言ってました。
「菊田さんはドームの時と全然違ってた」「本当に、強いね」と驚いてもいました。
菊田選手は医務室ですぐに額を6針縫ったそうです。
(小川・記)
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