![]() 1998/2/3
佐々木先生は松江南高校の名物教師というか、堅い棒で生徒を殴ることで有名な英語の先生だったね。ボクたち11期の高校三年生の時の7ルームの担任だったんだね。 石原豊が幹事で高校の同窓会をやったときに、久し振りで佐々木先生に電話したことがあったな。その時は「還暦を過ぎたら、同窓会にも出るからな」と言ってたのに。中学校と高校で現代国語を教えてもらっていた石賀先生もガンで亡くなったし、そういう訃報が多くなってきたね。 佐々木先生は通称ポンチと呼ばれていて、これは確か英語の辞書の「Punch」のところに子供を棒で叩いている人形劇の絵が描いてあったからじゃなかったかな。 南高校の一期からいた先生だから、たくさんの卒業生が覚えてるんじゃないかな。オレもよく殴られたな。(笑)答えられないと棒が飛んできたからな。 でも、今で言う体罰とも違ってたし、恐かったけれども慕われる先生だったよね。別に殴られたからといって恨みに思う様なこともなかったし、それはボクらがお気楽だったからかもしれないけど。(笑)そういえば、佐野くんはよく佐々木先生の真似をしてた。
南校には佐々木先生の作った「永久暗唱」というのがあって、それが言えないと朝早く学校に行って先生の前で言わなきゃいけなかったんだよね。でも、いまだに覚えているのは「She is all a wife should be」(彼女は妻として申し分ない)だけだけどな。(笑) オー・ヘンリーの「The last leaf」も暗唱させられたね。
今思えば楽勝で覚えられることなのにな。(笑)当時は全然覚えられなかったな。 ああ、ロン毛のブームだったね。
ロン毛とは言わなかったけどな。(笑)でも、その時から今も制帽がないんだって。 たしかに、怒ってもしかたがないようなメンツが集まった異常なクラスだったからね。(笑)
それもあって、恐かったけど、そんなに怒られた記憶がないね。マキには、高校時代が楽しかったなんて信じられないと言われるけど、多感な時期にいろいろ刺激があって楽しい高校生活だったよね。
|