![]() 1999/11/6
それに合わせて11月6日発売の「ダ・ヴィンチ」で「怪談之怪」という座談会があって、京極さん達と怪談話をしたんだ。そんなネタの手持ちはないと思ってたんだけど、意外とあった。 一話目の「七人みさき」は京極さん自身の脚本だし、本人も出演しているという。
田辺誠一くんは御行坊主・・・厄払いの御札を撒いている怪しげな坊さんだな。 彼は監督もしているぐらいだから物作りにまつわるマニアックな話でも合うし、みんなその世界を感じている人たちなんだ。 現場は必殺シリーズをやってる人たちだから、段取りもすごくいいし、いわゆる京都の松竹映画の撮影所っていうやり方で、職人気質を感じて気持ちがいいですよ。 共演者に小松政夫さんがいて、これが面白いんだ。(笑) 伊東四朗さんと別々に仕事で出会ってるんだね。 小松さんとか伊東四朗さん、たけしさん、植木等さん、故・由利徹さん・・・現場で昔の芸人さんの話を聞けるっていうのはすごく勉強になるし楽しいよ。(笑) こうした映画の撮影にありがちな、怪しい出来事は起きなかったの?
撮影場には出ると言うじゃない。やっぱり、スタジオの隣りに出る場所があって、衣装さんはスタジオから衣装部屋にまっすぐ行けばいいのに、遠回りして行くんだよね。「あそこは、出るから」と言って。「何回も見てるから、絶対にイヤだ」って。 京極さんは筆力があるよね。どれも長い小説で今回のような映画化(ドラマ化)はなかなか大変だったろうね。
田辺くんは嶋田(久作)や飴(屋法水)ちゃんみたいな感じがあるな。これが嶋田だったら、また大変だっただろうな。(笑) 遠山さんもなんともいえない雰囲気で、真行寺君江、中村久美に続く怪奇ものには欠かせない女優だよね。 |