雑記帳

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二〇〇四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月 

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二〇〇一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

橘井堂二〇〇一年卯月二十八日

photo★「化粧師」のロケで椎名桔平さん、池脇千鶴さんと。
日帰りで京都。
「化粧師ーKEWAISHI」のロケです。
先日撮った桜の木の下のシーンのラッシュを観たところ、もう少しカットを撮り足したいとの監督の意向で。
椎名さんも、池脇さんも、すっかり大正のムードに馴染んで、イイカンジ。
5カットほどだったので、日没には十分間に合いました。
着物を手に取るカット等・・・。
池脇さんの着物姿も板に付いています。
作務衣の椎名さんは、雪駄ではなく、革靴を履いているんです。
ちょっとしたアイデアが、人物象を浮き上がらせて行きます。

ところで昨夜、渋谷のシアターコクーンでやってる、「マクベス」を観に行きました。
劇団時代からの悪友、六平直政(ムサカナオマサ)がヴァンコー役で出ていたので。
主演は唐沢寿明さん、大竹しのぶさん。
六平は、相変わらずヘンテコな芝居してました。
でも、可笑しくて良かったよ。
余計な芝居もいっぱいしてたけど、やっぱりお芝居って、わざと演じてるっていう時間を確認しながらやってる時がサイコー!
そういう意味じゃ、大竹シーちゃんも流石!
「ウマイナー・・・なり切ってるなー」って見える人もいるかもしれないけど、もう、わざと!
勿論、達者だから出来るんだろうけど、内心「ナニヤッテンダロ、こんなに熱演して」っていう神経が観えて、それが良い!
手についた血の幻影に悩ませられ、夢遊するシーンなんて、コントみたいなんだけど、そこが良い!
梅津栄さんもね、さらっと演じてらっしゃいました。
媚びないところは、流石。
主演の唐沢さんに至っては、徹底してクール。
熱く演じているように見えるかもしれないけど、醒めている。
もう、直球でね、決してひねらない。
フリをしない。
わざとやってる。
自分が見えてる。
だから、とても孤独。
そこが良い。

だけど、芝居って、こんなにショーで良いんだろうか?
と考えさせられはしました。
お客さんたちが満足しているんだから、やっぱりそれで良いのかな?

さてと、ジョンスペでも聴こっと!
ギャイーン!!!!!!!!!

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橘井堂二〇〇一年卯月二十七日

photo★左からベースの佐藤征史、ヴォーカルの岸田繁、ドラムスの森信行のくるりのみなさんと。
昨夜、J−WAVEで「くるり」が木曜深夜にやってる「RADIO CHAMP」のゲストに呼んでいただきました。
スケジュールには昨夜の放送とお伝えしてしまいましたが、スミマセン! 5月31日の放送です!
いやあ・・・楽しかったァ!!!
「くるり」のみなさんは現在ツアーの真っ只中。
まだ14本目だと言っていたから、6月10日の日比谷野音まで3分の1といったところでしょうか?
「くるり」との出会いや、ツアーのこと、僕のLIVEの曲や、新曲の仮唄ラフミックス版をいち早く聴いていただいたりと、盛りだくさんでした。
「くるり」との共通キーワードは、やはり、エンケン!
遠藤賢司さんとの出会いを通して、やはり同じ美意識を持つもの同士なのだなあと、改めて実感。
まだデビュー前の「くるり」にいち早く目を付けたはエンケンは、早くから共演していたそうです。
タイムスリップもエンケンに誘ってもらったからこそ、色んな人たちとの出会いが実現したのですし、事実、そのおかげで僕も映画デビューできたようなものでした。
何しろ、あの「はっぴいえんど」でさえ、エンケンのバックとしてレコーディングしたのが最初の仕事だったようですしね。
アンテナが凄いんだろうな・・・。
それに、みんな鉄道好きなんだよね。
例えば、エンケンは「夜汽車のブルース」、はっぴいえんどは「抱きしめたい」、くるりは「トレインロックフェスティバル」、僕なら「古い本」・・・。
レールの上を過ぎていく車輪の音、そのリズムこそが、我らの音楽の共通のリズムだと言及しするに至っては、感動!
年齢を超えて、ロックなチームの輪が心強い。
また、新たな友人たちが出来て、すごく嬉しいんだ!
5月2日のZEPP TOKYOも、今から待ちきれない
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橘井堂二〇〇一年卯月二十三日

20日、地元、吉祥寺のLIVE HOUSE「マンダラII」でLIVEをやりました。
「絶対無」というバンドの企画で、他には「割礼」と一緒でした。
僕らはトリ…というか、出演は最後だったので、リハーサルは、いわゆる逆リハ。
最初にリハを済ませて、空き時間にメンバーでお茶してたところ、なんと俳優の大杉蓮さんが後から入ってらっしゃいました。
面識は実はなかったのですが、アコースティックのギターケースを抱えた大杉さんは、バンドのメンバーの方と一緒で、これからスタジオでリハとのこと。
うーん、吉祥寺っぽい風景でした。
LIVEにお誘いしたところ、ホントにお見えになりました。
嬉しかったですよ!
LIVEは良かったんじゃないかな?
マンダラIIはタイムスリップのホームグラウンドだったので懐かしかったです。
音もイイカンジだったしね。
ロックバンドらしいバンドの企画だったと思います。

僕らの曲はこんなでした。
1、あわせ鏡(新曲)
2、古い本
3、雷の好きな女
4、いつかねむるひまで
5、花の頃から
6、しらじら
7、セントラルアパート
次回は、6月3日。
やはり絶対無の企画で、CLUB ASIAで。
オタノシミに!

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橘井堂二〇〇一年卯月二十日

photo★ロケ中のレトロ佐野
あー、いい天気だ・・・。
気持ちがいいなあ。
あったかくて、風もいいかんじで部屋を通り抜けていきます。
今日はこれからLIVEなんだけど、こんなんでロックできるかいな?
これ書きながらプロコルハルムとか聴いてるのがいかんのかな?
いやいや、プロコルは凄いロックバンドだど!
でもここは、ダフトパンクにするか・・・いや、元祖テクノと云えば、クラフトワークでしょう。
え? テクノな気分なの?
じゃあ、PILにしよう!
アナログテクノなんて言葉があるのかどうかしらないけど、ジョン・ライドンはやっぱいいぜ!!
なんか陽気のせいで、気が散漫。

昨日まで京都に行っておりました。
「化粧師ーKEWAISHI」のロケで。
満開の桜狙いで、いきなりラストシーンの撮影です。
共演は椎名桔平さん、池脇千鶴さん。
他にも、菅野ちゃんや、いしだあゆみさん、田中邦衛さん、柴田理恵さん・・・と面白そうなメンバーです。
私は写真館の主で、化粧師の椎名さんと組んで仕事をしているという設定。
そんなに出番はないんだけど、久しぶりのレトロなたたずまいに、映画を始めたころの新鮮さが戻ってきました。
原作は石ノ森章太郎さんなんだけど、江戸の設定を大正に変えています。
今でいうカリスマ美容師なんだろうけど、シブイよ〜。
まだ始まったばかりだけど、とても楽しみ!

帰りの京都駅で、新幹線の700系の試運転に遭遇しました。
鉄道好きの「くるり」の岸田クン、どうしてるかな?
みんなツアーの真っ只中で、上り坂ってトコかな?
折り返したら、あっという間に終わっちゃうんだろうな・・・。
さ、俺も負けずにロックしよっと!

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橘井堂二〇〇一年卯月十七日

photo★南大東島の東洋一の鍾乳洞
いやあ・・・南大東島なるところに行ってたんですよ。
沖縄から東へ360km。
絶海の孤島です。
大東島は北大東島、南大東島、沖大東島の3島からなるのですが、沖大東島はさらに南に離れた無人島で、個人の島だそうです。
米軍に演習用に貸しているそうです。
南大東島は周囲30kmで、北よりもかなり大きい。
人口も1500人、北は500人ほどだそうです。
で、今回は南大東島をリサーチ。

ここまでで、「ハハーン」と気がついた人はエライ!
そう! 「ダ・ヴィンチ」で連載中の「ゴジラのいる島」のモデルとして、以前から気になっていた島なのです。 ネットで、島のリアリティーを出すために、主に沖縄の離島の情報を色々手に入れてはいたのですが、一度は行ってみなければ・・・と、かねてから大東島を狙っていたのです。
で、今回はスケジュールの空きを狙って、急遽思い立ったというわけです。
サンゴ礁の隆起した島で、まだ開拓されてからたったの100年!
それ以前は無人島でした。
フィリピン・プレートに乗っているため、他の離島にはみられない自然がたくさん残っておりました。
ダイトウ・オオコウモリ、島のなかを巡る池々やそこに点在する無人島・・・東洋一の鍾乳洞、地底湖・・・なんとゴジラ岩まで実在しておりました!
海の透明度は日本一。
海底鍾乳洞もあるに違いなく、まだまだ神秘を残しております。
しかも、開拓者が八丈島の玉置半右衛門という人で、琉球の文化との混在も沖縄の他の離島とは趣を異にして、興味深いものでした。
初ダイヴィング体験もあり、かなり興奮した旅となりました。
しかし、南の島のリズムは身体がラクチンだあ〜。
詳しくは、また改めて、「南大東島紀行」を記します。

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橘井堂二〇〇一年卯月十日

BS日テレで、松尾貴史氏と原千晶さんが司会してる、映画の番組「ヴィラ・デル・チネマ」があるんですが、そのゲストで渋谷スタジオへ出かけました。
トーク番組で、JIS企画でもお馴染みの広岡由里子さんと一緒に。
ロマン・ポランスキーやらエリック・ロメールといった、好きな映画の話と、美味しいお料理とワインをいただきました。
デビュー映画「夢みるように眠りたい」で行ったヴェネチア映画祭の時に立ち寄った、ヴェローナという、「ロミオとジュリエット」で有名な街の料理をば・・・。
あと、チェコのアニメーション作家、ヤン・シュヴァンクマイエルの上映のお知らせとかね。
シュヴァンクマイエルは面白いよー。
新宿のシネマ・カリテで4月28日から。
気のあった人たちとのおしゃべりは、楽しい!
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橘井堂二〇〇一年卯月九日

photo★火サス・斉藤由貴ちゃんと
7日に火曜サスペンス「救命救急センター3」がアップしました。
兄妹役がホノボノしとります。
斉藤由貴さんとは10年以上も前に、TBSの「はいすくーる落書2」で一緒でした。 先生役が楽しかったのを良く覚えています。
所さんや、伊東四朗さんなんかと一緒でね。
3バカトリオみたいにしてましたなあ・・・。

その斉藤さんも、僕も、今やオトーサン、オカーサンで、話題は子供のことばかり。
最終日にはロケ先にご主人と娘さんのモネちゃんもいらっしゃいました。
2歳になるのかな?
かわいいんだー。
由貴ちゃんに似て、目がクリクリしててね。
ご主人も、コンピューター関係のお仕事がピッタリの、理数系のクールな2枚目の方。
すっごくイイカンジのご家族でしたよ。
で、ウチの娘のヤクモは、オトーサン似。
当然、目はクリクリしておりません。

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橘井堂二〇〇一年卯月四日

2日にね、新宿はリキッドルームで、"TEAM ROCK”バンド、「くるり」の"TEAM ROCK”ツアー初日に行ってきました。
「くるり」は、去年、遠藤賢司さんのLIVEのゲストの時に初めて知りました。
「くるり」ファンとしては、少々出遅れておりました。
その渋谷オンエアー・イーストのエンケンバンドのゲストとして出ていた「くるり」に、すっかりうちのめされてしまったのです。
こんなことは、「はっぴいえんど」以来のことです。
しかし、1970年、「はっぴいえんど」として最初にレコーディングのメンバーに起用したのも、エンケンだったし、あの高校生の頃の「はっぴいエンドウ賢司」ののぼせ方といい、
22〜25歳といった若さのバンド(もっとも『はっぴいえんど』も二十歳そこそこだったけど)を教えてくれたのもエンケンだし、まったくもって、エンケンには頭があがらない。
そもそも、僕が映画の仕事から始めて、映像の世界への水先案内人もエンケンだからね。(『夢みるように眠りたい』を観てください)

2001年、「くるり」は僕にとってとても刺激的な存在です。
「ばらの花」のヒットや、「TEAM ROCK」の売れ行きもよろしいようで、身内のように嬉しい!
LIVEはとっくにsold outで、僕はチラシにコメントを書かせてもらったりと、一応関係者なので、バックステージパスをいただきました。
もう、泣いちゃったよ!
よかったー。
無垢に音や聴衆と格闘する姿は、やはり美しい・・・それを、エンケンのように何十年も失わずに続けることができるのならなおさら・・・。
言いたいことはいろいろあるけど、知らない人は一度聴いてみて!
オレも無垢でいるようにしたいモノ・・・。
サノのロックも聴きにきてね。
テレビでも舞台でも映画でも、精神が変わることのないようにしたいよ。
「くるり」は6月までツアーが続くみたいだから、みなさん、お見逃しなく・・・アレレ?「くるり」の宣伝部になっっちゃった。
「くるり」の岸田繁クン、佐藤征史クン、森信行クンに栄光あれ!

photo★隣の桜。
ところで、「ばらの花」ならぬ「桜の花」も、隣の庭では満開。

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橘井堂二〇〇一年卯月一日

今日は山陰の放送局3社、山陰放送、山陰中央テレビ、日本海テレビ、どのチャンネルをひねっても同じ番組をやっているという、画期的な・・・というか、節操のない・・・というか、おおらかな番組の生放送のゲストで鳥取に行っておりました。
photo★看板女子アナに囲まれ、鼻の下3ミリ長の佐野。左から山陰中央テレビの枡田史子さん、山陰放送の山本リエさん、日本海テレビの岡崎法子さん。
「ファミリー・パワー21」というタイトルからして、なにやらローカルな感じですが、各局の看板の女子アナに囲まれて、鼻の下をナガークしてしまった佐野でした。
生放送で、中継もあり、なかなかスリリングでした。

日本海テレビからの放送でしたが、日本テレビ系なので、「ズームイン朝」のスタッフがメインになってやっているので、なかなか中継もスムーズ。
ちなみに、山陰放送はTBS、山陰中央テレビはフジと、それぞれの系列でした。
ローカルといえども・・・というか、ローカルならではの素朴さと、テレビの本来の楽しみ方(そんなものがあるのかどうかは別にして、そんなカンジ)を堪能してきました。
いやあ、あまりのバカバカしさと、お涙頂戴と・・・うーん、所さんのダーツの旅を大真面目にやったようなふざけかた&真剣さで、楽しかった。
やっぱ、あたしゃ、山陰の子。

しかし、こんな企画、よそでは絶対成立しない・・・というか、掟破りだよなー。
おかしいやら、あきれるやら・・・でも、山陰の、フツーの、それぞれの家族をリポートしてるのが良かった。
銀行員のオトーサンが、単身赴任のため(それもたった1ヶ月)小学生の息子の卒業式に出られなくて、ビデオレターをもらって泣いてしまったりね。
ザッピングな放送だったので、まず2度と見られないでしょう。
地方女子アナマニアにはたまらない企画だったのでは?

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