雑記帳

二〇〇五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月 

二〇〇三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

zakki_top.gif
橘井堂二〇〇二年神有月三十一日

今日は「精霊流し」のロケで大田市場へ行きました。
板前サンの役だからね……。
仕入れのシーンやらなにやらを収録。
築地よりは小ぶりだけど、ナンとも言えない雰囲気があって良かったデス。
お世話になったお店のご家族とか、ホント、威勢が良くてね。
あんな風に演じられたらな…と思いましたですよ。
それにしても、お人よしの好人物で転落していく役柄ゆえ、どうしてもイイヒトを演じてしまうのには困ったモノです。
「ガラスの靴」や今年の「しあわせのシッポ」が納得できなかったのに通じているかも……。
まあ、それも含めて、キビシイ眼差しで観てやってください。
「塞翁が馬」が信条のサノ、これもまた勉強、ベンキョウ……と。
そのくせ、現場でちゃっかり、新鮮な魚貝類を安く調達し、今晩のオカズの買出しも兼ねてしまいました。
マッタク……てなもんです。

12月2日はスケジュールに載せてませんが、我が母校、島根県立松江南高校の40周年記念式典にクラスメイトのロック・ギタリスト、山本恭司氏と共に呼んでいただきました。
何だか、立派な式のようなのに、場違いな感じがなくもないですが……ま、余興という ことで……。
ギター2本で、何曲か演奏もします。
あとは、トークショーかな?
お近くの方は遊びに来てクダサイ……て、そんなノリじゃないか?!

エカも帰って、11期の同窓会をやるのが、ナイショですが、内輪の主旨でもあります。
何しろ、仲の良かった奥井洋二クンや幹事だった石原豊クン、二人も続けて亡くなってしまったので、その追悼も兼ねての会なのです。
久しぶりにみんなに会うのが楽しみです。

そうそう、レコーディングした曲「ともだち」っていうのですが、それもやります。(発表は来年できるよう、ガンバリマス)
先日、唐十郎さんや寺山修司さんの主治医だった庭瀬康二さんの追悼会が、嵐山光三郎さんの掛け声のもと新宿で催されたのですが、そこでも、やりました。
映画「カラオケ」で監督した時もそうだったけど、なんか……友達や人の輪を大事にしてくれている人たちが亡くなると……何か言わずにはおれなくなるようです。

zakki_bottom.gif

戻る

zakki_top.gif
橘井堂二〇〇二年神有月二十四日

京都での「怪談百物語」11話、「牡丹灯篭」の撮影も無事終わり、NHKの連続ドラマ「精霊流し」の収録に突入。
いきなり僕が演じる居酒屋のオヤジのシーンが3日続く。
1ヶ月分の出演シーンを3日間で撮ろうというのだから、慌しい。
連日、朝から深夜までスタジオにこもりっきり。
睡眠時間が取れず、スタッフもキャストも疲労が重なって行く。
充分な準備期間と、ゆとりのある撮影スケジュールが望ましいが、だからと言って、それで確実に良いものができるとも限らない。
いつも火事場のバカ力の状態も困ったものだが……。
共演の坂口憲二クンも仕事に追われて、悲鳴をあげていた。
坂口クンとは今年2回目の顔合わせ。
連続ドラマが続いた。
新山千春さんとも、仕事がよく一緒になる。
気心が知れているので、信頼感はある。

初顔合わせは、上杉祥三さん。
「夢の遊眠社」出身のベテラン俳優だ。
段田安則氏と同期とのこと。
オレと六平直政……ロッペイちゃんとの関係みたいなものかな?
上杉さんにバクチの道に誘い込まれるアブナイシーンは面白かった。
二人とも全然空気感が違って、やはり、いろんな雰囲気の人がいてこその芝居なのだなあ……と実感しました。
しかし、段田氏にしても上杉氏にしても、みんな達者だなあ〜。

オカシかったのは、大鶴義丹!
師匠、唐十郎の息子サンだからね……。
そう、劇団時代、まだ小学生だった彼をオンブしたりしていたことを思い出す。
なんだかテレくさかったッス!!
でも、楽しかった〜。
今じゃシブーイ役どころをこなしているけれど、二人で話していると、ガキんちょのころの表情が顔を出す。
「しろーちゃん、しろーちゃん」なんて呼ばれてマシタ……ハイ。

zakki_bottom.gif

戻る

zakki_top.gif
橘井堂二〇〇二年神有月十五日

毎日京都との往復〜。
明日はレコーディングなので……。
発売する予定はさておき、少しづつ形にしていこうと……。
ところで、加藤和彦さん、北山修さん、アルフィーの坂崎さんで再結成された伝説のバンド、フォーク・クルセイダースのCDが出るのですが、その特別番組やLIVEなどで、何かとお手伝いさせていただくことに……。
そんなこんなで、僕のほうも、ギターを手にする機会が増えそう……。
12月の20日に高円寺のJIROKICHIでLIVEやることも決定しているのですが、内容は未定なので、決まり次第、お知らせしますね。

「牡丹灯篭」の撮影も、あと残すところ2日!
松竹京都撮影所は昔ながらの職人気質の映画屋サンの集まりで、ホント、心地良いです。

京都の美味しいもの、食べ納めておこうっと!!

美味しいもの……といえば、京都造形芸術大学で教授をしている、林海象監督と木屋町で飲んだんですが、ボストンでローリング・ストーンズ観たそうです。
キースの衣装をやってる人が京都の方で、友達なんで、一緒に行ったって〜イイナア〜。
で、「ボストンは食べるものが不味かった!」って言ったら、「あそこはウマイ!」って、反論されて……。
……そういや、ボストンで有名なクラムチャウダー食べなかったし、連れて行ってもらったレストランはみんな、なんだか高級そうなトコばっかりで……そのワリに……ウ〜ン……てなとこが多かったから、なんか、間違ってたんじゃないかなあ〜と……つい、感情的になって、アメリカの食文化の批判してしまったけど、以前行った時は、ニューオリンズのケイジャン料理とかスゴク美味しかったし……う〜ん……もう一回ボストン行きたい〜クラムチャウダー食べた〜い!!
と、久々の、冬彦モードでした。

zakki_bottom.gif

戻る

zakki_top.gif
橘井堂二〇〇二年神有月十四日

今日は「芸術に恋して」のヒッチコック特集の収録のため、いったん京都から東京に帰ってきました。
「ヒッチコックの映画術」という、トリュフォー監督のヒッチコックのインタビュー本は、映画のみならず、表現とは何か…にせまる名著です。
決して、ヒッチ・ファンというわけではありませんが、小津安二郎と共に、演技や表現の手がかりとしていることだけは確かです。

「怪談百物語」の「牡丹灯篭」の撮影もまだまだ続いていますが、主演の竹中直人氏は先日オール・アップ……オツカレサマでした!!
久々にあれこれ話しましたが、同世代の役者として、やはり気になる人です。
ついつい、60年代の映画やポップスの話に花が咲いて、竹中氏はますますオセンチな、甘酸っぱい気分が蘇ってきていたようでした。

そうそう、東京に帰る前、京都の南座で、ベンガルや入江若葉さんが出てる、藤山寛美13回忌追善公演を観てきました。
藤山直美さんは、やっぱスゴイなあ〜!
ベンガルと直美さんの夫婦役は息がピッタリ!!
南田洋子さんの演技にも、場内すすり泣きでした。

直美さんとは先日、みんなでちょいと居酒屋に行った時、すっかり音楽の話で盛りあがりましたが、実はロック少女!? なんですヨ!!
やはり、ジュリー……沢田研二サンが永遠のアイドル!!
サリーこと岸部一徳さんとも、今でこそ、お友達ですが、考えて見れば、ザ・タイガース以上に人気のあったグループって、ないでしょうね。
妙な気分です。

zakki_bottom.gif

戻る

zakki_top.gif
橘井堂二〇〇二年神有月九日

京都にいます。
フジテレビさんの「怪談百物語」で、松竹撮影所に。
出し物は「牡丹灯篭」。(12月3日フジテレビ系列 19時58分〜放送)
ワタシャ、お露と新三郎を取り持つお医者サン。
主演の竹中直人氏と、むかし、「水木しげる劇場」をやろう!! と言っていたのが、やっと実現したカンジです。
久々の竹中氏との仕事で、「226」の頃を思い出しちまいました。
同級生に会ったような……。

photo★「イグ・ノーベル賞」会場にて。
ところで、京都に入る前日にアメリカから帰ってきました。
一週間ほど滞在してました。
ボストンとNYのロケだったのですが、ボストンと京都は姉妹都市なんですね。
たまたまですが、どちらも美しい街なみです。
川を挟んだ街の様子がどこか似ているのかもしれません。
ボストンは、ハーヴァード大学構内にある会場で、「イグ・ノーベル賞」っていう、 大まじめにクダラナイ、思わず笑っちゃうような研究をしている人たちに贈られる賞 の授賞式のレポートをしました。(NHK総合で、12月の最後の週の放送予定です) 象の表面積を出す方程式や、ヘソのゴマの成分の研究とか……。
ノーベル賞のニュートリノならぬ、犬語翻訳機を作った日本のプロジェクトチームが 平和賞を受賞しました。
犬語翻訳機はタカラさんから発売されます。冗談ヌキの、実用品です。
NYではタイムズ・スクエアや、マンハッタンへのフェリー上でのコメント撮り。

photo★グラウンド・ゼロの現場。
ロケとは無関係だったけど、グラウンド・ゼロにも行ってきました。
アメリカ至上主義に対して、複雑な想いはあるけれど、実際にテロの跡地に足を運んでみて、「これはないだろう!」と思いました。

アメリカでの食事が、まったく口に合わず、ちょっと苦しかった……中華は甘すぎる し、何を食べても油多すぎ、大味すぎる!!!
タイ料理で、ちょっと救われましたが……。
だから、京都はチト嬉しい。
秋の和食は涙が出そうです!!!

zakki_bottom.gif

戻る