★「今宵かぎりは…」東京公演の千秋楽より
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終わりましたあ〜東京公演!!
なんか、あっという間でした。
稽古の甲斐あってか、比較的安定した出来栄えの舞台ではなかったかと、自負しておるのですが、それでもね……。
不可能性を目指している……といえば格好良いのですが、あの世とこの世を行き来するようなものなのですから、生きているのに、幽霊にはなれないしね。
といって、一切はフィクションである……というのも、淋しい気がするし……。
今回は客層も、ちょっと変わっていたようにも思えたのですが、気のせいかな?
僕の回りの人でも、いつも観に来てくれる人たちが来れなくなったり、思いもかけない人がフラリと訪ねてくれたり……。
下北沢の地元住人の柄本明さんや林海象氏がフラリと劇場を覗くのは、別に珍しいことではないけれど……。
林監督とは、ここのところ会う機会が多いなあ。
また、何か出来ると良いのだけれど……。
珍しく「面白かった!オモシロイというのはこういうことを言うのだ」と映画監督らしく、ハッキリとした物言いで、誉めてくれました。
彼に誉められるなんて、何年ぶりだろう?竹内銃一郎さんは、やっぱりオモシロイ……と言っておりました。
みんな言うけど、中川安奈さん、岡本健一クンの評判が、ものすごく良いです。
仲間由紀恵さんや、同じくトリック2で一緒だった阿部寛さんも顔を出してくれました。
裕木奈江さんは稽古も観てくれたし、本番との違いも楽しめた様子。「月の光」では俳優として出演なさった、演出家の松本修さんも「良かった」と絶賛してくださいました。
岩松了さんもいらしてたけど、どうだったんだろう?
岸部一徳さんもブラリと千秋楽に……。
何か、今回はアンテナ張っている人たちが来てくれたような……?
バンドのエビーやグレース、アキタカも来てくれたしね。
音楽の方のプロデューサーも、「演劇っていうから、またオシバイ見せられるのかなと思ってたら、違ってたからヨカッタ!」と素直な感想。
劇中、僕が登場して、いきなり靴を投げつけるシーンがあるんだけど、もう、そんなの、Eのコードを、マーシャルフルテンで鳴らしてるのと同じだからね!!
なんか、東京公演終えて、興奮さめやらぬ雑記ぶり、お許しくだされ!
「こんな芝居、大ッキライ!!」っていう人も沢山いることも忘れずにはいますから……。
カーテンコールで何時も、俳優さんのなかの誰かしらに「今日の出来は?」と訊いいているのですが、昨日は千秋楽ということもあって、竹内銃一郎氏をひっぱりだしたのがオオマチガイでした。
「竹内さん、今日の出来は、どんなでしたかねえ?」
と訊くと、間髪置かずに「……明日、稽古だあ!」
と、一声。
一番ウケて、どうするの!?
さ、明日から旅公演、劇場が変わるから、また日々、作っていかなくては……。