雑記帳

二〇〇五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月 

二〇〇三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

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橘井堂二〇〇三年葉月二十七日

昨日も「共犯者」のロケ。
いよいよ佳境に入り、妙なシーンの連続。
ナイトロケでは50カットを超える山場。
三上博史氏と二人のシーンは、ほとんどラヴシーンのようでした。
あまり内容を話せないので、もどかしいですが……。

一方、ナイトドラマ「独身3」の収録も進んでいて、僕はココリコの遠藤サンと二人のシーンばかりなので、芸人さんの世界、俳優部の世界、それぞれの世界の違いや、表現において変わらぬ、あれやこれやを話しこんだりしていて、とても楽しいです。
こちらは、コメディ、しかも、相当ワケワカンないキャラ。
シリアスと笑い……2本同時進行のお仕事に、マゾヒスティックな喜びを感じております。

ああ……今頃になって蝉が鳴いてる……ツクツクホーシ……。 暑い日が何日か続いたけど、なのに、窓を開けると、もう、涼しい風が入ってきます。
冷夏だった故、残暑もないと寂しいなあ〜。
だけど、新鮮なサンマも店先に並び始めたし、こりゃ、もう、秋だわいなあ〜。

photo★エンケンと佐野(撮影・佐野八雲)。
そうでした!
「くるり」のLIVEに続いて、師匠、エンケン、遠藤賢司サンのLIVEにも行ってきました。
八雲と。吉祥寺のスター・パインズ・カフェで。
鈴木慶一さんがゲストで、「はちみつぱい」時代の曲、たくさんやってくれて嬉しかった〜。
「塀の上で」、すんばらしかったです!!
エンケンと二人の演奏は、もう、長年連れ添ったメンバーのようで、バンド!!の音でした。
唄やハーモニー、アコースティック・ギターの音が本当にキレイだったです。
エンケンさんの弾き語りは、変わらずに、強く、やさしく、そんな音楽に接する度に、戒められもして、永遠に頭が上がりません。
夏だというので懐かしい「外は暑いのに」をやってくださいました。
よかった……。
そうそう、エンケンさんの隣のお宅は「独身3」でも御一緒の、温水洋一さんで、ライブでもバッタリ遭遇。
縁は異なもの〜であります。

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橘井堂二〇〇三年葉月二十三日

「共犯者」の収録。
社長室のシーン。
黒部進さんが社長サン。
収録終って、一緒のシーンがこの先ないかもしれないので、ウルトラマンのDVDにサインしてもらっちゃった……ハハハ……やっぱ、オタクだ。
「ハヤタ」って書いてくださいました。
嬉し〜。

久々に、妙〜な芝居しちまいました。
冬彦から12年。そんなバイオリズムなのかな〜。
パティ・スミス、サマソニでのストロークスやブロンディ、レディオ・ヘッドなどにぶっ飛ばされ、LIVEもやって、ギター弾いてばっかりだし、かなりロックな気分が続いていることも関係あんのかもしんない。

20日のクラブ・チッタでの「くるり」 http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/artist/quruli/quruli/index.htmlのLIVEにも、またまた刺激を受けました。
森信行クンが抜けて、ドラマー、試行錯誤してたみたいですが、今回のクリストファー氏はバッチリでした。
岸田繁、佐藤征史、森信行の3人が作り出していた音に、心底、惚れ込んだサノでしたから、正直、ギターの大村達身さんがメンバーに加わったことで、バンドのバランスが変わってしまったことに、戸惑いを隠せませんでした。
事実、去年の日比谷野音の打ち上げでは、岸田クンに「リズム隊と切り離して、まずギター2本で作り直すべきではないか!?」とキツイ感想を言ったりしたものでした。
達身さんのギターが、その時は、岸田クンのサポートの感をぬぐえなかったのです。
しかし、継続は力なり!
今回の達身さんのギターは、なくてはならないものでしたし、むしろ、あの、フライングVのギターの形で全体を操っているかの如くでもありました。
4ピースの引っ張り合う糸のバランスが絶妙でした。
想うに、初期の3人でのロックバンドとしての形が完成されてしまったことで、それを、どうしてもなぞることになってしまうことに苛立ちを感じてしまったのかもしれない……と、勝手な憶測をしてしまいます。
「ノリ」と決別し、今、そこにある音と対峙し続ける……これは、どの表現においても言えることでしょうから、そのことと戦い続けることを選んだ「くるり」の決断は正しかったと思います。
森クンも、そのことを良くわかっているからこそ、脱退を決意したんでしょうしね。
ニューシングルの「HOW TO GO」のサンプルを聴いて、納得した次第であります。
LIVEでしかやってなかった「すけべな女の子」が入っているのもウレシイぞお!!

ああ、しかし、それでも、アンコールでやった「東京」には泣いてしまう……。

楽屋、覗いたら、矢野顕子サンもいらっしゃってました。
矢野サンも、最近、くるりの曲、演奏されてるようです。

BGMはマリリン・マンソンとヤー・ヤー・ヤーズでした。

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橘井堂二〇〇三年葉月十八日

「共犯者」の撮影は、もう6話に突入しています。
サイコサスペンスものになると、俄然、燃える自分がいるのに気付かされます。
リンチ的な世界観、アキ・カウリスマキのような無常観(?)……。
人の深層心理に向かい合う作業は、オモシロイです。
加えて、浅野温子さん、石橋蓮司さんたちとのやりとりが、とても楽しいのです。
こりゃ、上手く行くと、相当オモシロクなるかも〜。
ま、日々、コツコツやるだけですが……。

一方、テレ朝のナイトドラマ「独身3」の顔合わせ、本読みも終り、こちらも楽しみです。
そんなに出番があるわけではありませんが、コメディ、久しぶりなんで……。
変なオジサン、大真面目にできればな…と。

あと…8月23日、全国松竹、東急系で公開の映画「天使の牙」 http://www.tenshinokiba.jp/のプロモーションで、あれこれやってます。
見かけたら、気にしてやってください。

あ、少し明るくなってきた……やっと、気温もスコ〜シ上がってきたかな……?
梅雨が明けてないような、秋雨前線がもう降りてきたような……どうなってるんですかね?

そうそう、先日の高円寺のJIROKICHIでのLIVEは、おかげさまで盛況でした。
ありがとうございました。
アコースティックとエレクトリックの2部構成で、3時間近いステージとなりました。
立ちっぱなしのお客サマには、ゴメンナサイです。

EBBYのギターは、やっぱ、良いです。 山本恭司氏も駆けつけてくれて、EBBYちゃんのギター、誉めてました。
EBBYのじゃがたらの盟友、OTOさんも来てくれたし、ゲストが藤田陽子さんということで、ラジオで御一緒した松本隆さんや川勝正幸さんも来てくださいました。
終演後もEBBYがプロデュースしてた縁でキョンキョンも合流して、盛りあがりました。 藤田さんの唄、良かったですよ〜。
「五月の唄」、夢野ワンダを彷彿とさせる唄いっぷりで、初めて組んだ感じがせず、タイムスリップの時から一緒のベースのアキタカなんぞも、「何か知ってる感じの人だ」と言ってました。

しかし……このバンドのメンバーでなければ出せない音というのは、確かにあって、そういうことが感じられる瞬間は何にも替えがたいものです。
グレース、相変わらず、炸裂してるし〜!
音楽好きが集まって、楽しい一夜となりました。

そうだ、セットリスト、載せときますね。

佐野史郎の音楽鉄路Vol、1 8月12日
1、君が好きだよ
2、タイムスリップ
3、ちぎれ雲
  〜藤田陽子さん、呼び込み
4、恋はみずいろ
5、時計を止めて
6、ままごと
7、すれちがい (藤田さんのオリジナル曲)
8、五月の唄
9、終わりのないフェスティバル
  〜休憩〜
10、古い本
11、あわせ鏡
12、ともだち
13、いつかねむるひまで
14、夢のような日々
15、花の頃から
16、しらじら
17、セントラルアパート
  〜アンコール
18、雷の好きな女 (vo、藤田さん)
19、海と空

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橘井堂二〇〇三年葉月九日

photo★渡邉さんと純子さん。
昨日は、マネージャーの渡邉正起氏の結婚式。
横浜のオシャレな結婚式場で。
ガラス張りの教会がなかにあって、まるでドラマのシーンのようでした。
奥さんは純子サン。
スポーツ・ジムに勤めていらっしゃったそうです。
そこで知り合って……。
ナベ氏は泳ぐのが趣味。
趣味は大事ダナ……。
美人でしっかりした方です。
野球選手は結婚すると成績があがるそうですが、渡邉サンはどうかな?

東京では「ずっとあなたが好きだった」が再放送されていますが、その、貴島プロデューサーや、生野ディレクターもかけつけて、久々の再会ともなりました。
「カラオケ」の脚本、JIS企画でずっと組んでいる竹内銃一郎サンも。
新郎側は渡邉さんが信頼している方たちの集合となりました。
ウン、良いことだ。
photo★竹内銃一郎さん、純子さん、渡邉さんと。
僕等は真希とスタイリストのスミちゃんと出かけました。
僕の高校時代からの友人エカも。エカは格闘者同士でもあり、編集者としてもそのセンスを、渡邉氏は何時も「オモシロイ」と言ってます。
みんな、なんか、ずっと笑ってたけど……ちゃんとした結婚式だったから、新鮮でした。
なかなか結婚式に参列することも少なくなったからな〜。
46歳と37歳のカップルは、遅い組み合わせの感もありますが、大切な人との出会いがいつ訪れるのかはわからないということですね。

帰りにヨコハマのSEA MENS CLUBっていうバーで飲んで帰りました。
ヨコハマ……好きです。

で、帰ったら、「鶴瓶・坂崎の70'S」やってたんで、思わず見ちゃいました。
ゲストで呼んでいただいて、ずっとギター持って、アノ頃の曲をあれこれやって……。
坂崎サン、しかし、本当にギター上手いし、知ってる〜。
鶴瓶サンも、ほとんどオタクなことが分かり、芸人としても俳優としても、尊敬してる方ですが、ますます好きになりました。

好き…ってこと、大事かもしれない。

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橘井堂二〇〇三年葉月七日

日本テレビの秋の連続ドラマ「共犯者」の撮影。
秋のドラマだけど、放送前に全て撮ってしまう予定。
放送の反響や、出来あがりに則してストーリーが変化していくこともある連ドラのなかにあって、この手法は、本来のもの。
古き良きドラマづくりの手応えで、作業が進められています。
もう、6話とか撮ってるけど、この放送は11月。
今年もオワリ……!?

またまた、謎の多い役どころです。
ドラマ全体にも、仕掛けが色々あって、面白くなると良いな〜。

今日は、会社のシーン。
まだ、オフィシャルには発表できないので、詳しくは言えませんが、浅野温子さん、奥菜恵さん、池内博之さん、それぞれの方と一対一の絡み。
今日は一日、晴天。夏休みらしい天気で暑かったようですが、ロケセットのなかは、アヤシ〜ク、別世界でありました。

そうそう、黒部進さんが社長さんの役で登場していらっしゃるのですが、何か、ウレシイです。
ウルトラ・ファンである話は、黒部さんには、してません。
内心、ミーハー気分もあるのですが、仕事場で、それは失礼ですからね、ガマン、ガマン……と。

シュワッチ!!

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橘井堂二〇〇三年葉月四日

サマーソニックhttp://www.summersonic.com/top.html、3日に行ってきました。
千葉、幕張。
マリンスタジアム、オープンエアーで、夏のカンカン照りのなか、ロックにひたってきました!!
坂井真紀ちゃん、スタイリストのスミちゃんと一緒に。
カミさんのマキはロカビリー系なので、パス。
一昨年は、この3人にマネージャーの渡邉氏、マキ、八雲……みんなでフジロックに行きました。
パティ・スミスとニール・ヤング狙いで!
あん時ャ凄かったなあ〜。
パティ・スミスは、その後、すっかり日本がお気に入りで、何度か来日していますが、先日も、やはり坂井真紀ちゃんと赤坂ブリッツに繰り出しました。ギリギリのところで何時も表現し続ける姿には本当に心打たれます。(真紀ちゃんと萩原聖人クンとのスキャンダルは、ガセです……ちなみに……。オカシイよね、芸能雑誌って。みんなでご飯食べてただけらしいのに……。まあ、サノと真紀ちゃんとご飯食べてても、写真撮られないのもワカルけど……ロックの話ができる芸能人って結構少ないからね)

で、今回は、ブロンディとRADIO HEAD!!

何しろ平均年齢が高いので(真紀ちゃん、ゴメン)、陽射しを避けて、3階席の日陰へ逃げ込む。
早くもビールで喉を潤す。
LIVING ENDはウッドベースにグレッチ・ホワイトファルコンのギターで、完全に見た目はロカビリー。
なのに出てくる音は、ヘビメタあり、パンクあり……ギター、バカテクでしたが、ちょっとスタイルが目立ち過ぎたかな?
でも、とても楽しめました。
野外ロックステージには合っていたかも……。
グッド・シャルロットはアルバムで聴いていたけど、ちょっと……でした。
ものすごく人気あったけどね。
僕にはちょっと軽かった。
ブロンディ!
良かったよ〜。
オジサンだから、古いもの好きなんだろうって……?
違うよ!!
テクノ、ニューウエイヴのアレンジ変わることなく、80年代の音も、説得力あるよ〜。
マガジン、テレヴィジョン、トーキング・ヘッズ……etc今聴いても、とても新鮮ヨ。
名曲"call me"には泣けました。
しかし、デボラ・ハリー……58歳だって!!
カッコ良かった、色っぽかった〜。
ファンク色もあって、ノッタぜ!
流石に、この時ばかりはアリーナに降りて、ロックフェスを堪能しました。
次のステレオフォニックスはニール・ヤングやツェッペリンのサウンドを彷彿させて、素直な音に好感が持てました。
赤い帽子のケリー・ジョーンズ、かわいかった〜。
イギリス〜って音。
好きです。
イギリスといえば、フジロックに出てたTHE MUSICも、良いよね。
そうそう、2日に出てたキングス・オブ・レオンってバンドのLIVEも行きたかったけどね〜。
こちらは、アメリカ!!って音。
カントリー色もあって、ちょっとハマってます。
良いアルバムですよ。
で、ストロークス!
こちらは、NY。
ルー・リードのNY魂を受け継いでいるのか!?
う〜ん、素晴らしい。
全曲ポップで良い曲ばかりというのは、凄いことだ。
ジュリアン・カサブランカスの声、聴くだけでも価値あり。
……なんか、バンドのプロモーターみたいになっちゃったな…。
ま、いいか。
ストロークスの頃には、スタジアムは超満員。
更にアリーナには、次なるRADIO HEADめがけて、続々とファンが集まってきます。

夕暮れて、ライティングも美しく、トム・ヨークの切ない歌声が海辺のスタジアムを覆います。
そう、潮の香りさえ、切ないんだよね。
NEW ALUBUM、Hail to the Thiefからの選曲を中心に、アルバムより美しい音で完全に打ちのめされました。
何て言ったら良いんだろう……数万人もの人が、うっとりと聞き入っている光景。
熱狂的に集団ヒステリーになるのとは全然別の、みんなが、自分の身体に染み入ってくる音を味わっているエネルギー。
ある時は踊り、ある時はあまりの切なさに泣いてしまう。

RADIO HEADとの出会いは、けれどそう古くなく、くるりのファンになって、岸田繁クンなんかの影響でした。
いや、感謝ですよ、ホント。
一昨年のニール・ヤング&クレイジー・ホースに続き、野外ロック・フェスでとてつもなく凄いLIVEに接し、これで佐野も、しばらくはエネルギーもらって、戦っていけそうです。
真紀ちゃんも、完全にやられて帰りには「トム・ヨーク、かっこ良い〜」を連発しておりました。

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