ゴローちゃんファン、並びにSMAPファンの方がたから、8月30日の雑記帳に載せたゴローちゃんのことに対して、とてつもなく沢山のメールをいただきました。
ありがとうございました。
と共に、自分のなかでは、ゴローちゃんファンへ向けての特定のメッセージではなかったので、少々戸惑いもしました。
と申しますのも、その多くが、大変、熱狂的なものだったからです。
涙ながらに復帰を望むファンの方がたのメッセージは、現場でのゴローちゃんに対してどう思っているのか、仕事仲間の様子がわかって安心したという内容がほとんどでした。
つくづく、ファンというのはありがたいものなのだなあ……と、実感しました。
「早く帰ってきてね」は、仕事仲間として、もし自分が逆の立場だったら……と想いを馳せた故の、発言でした。
彼の気持ちがよくわかる気がするからです。
が……それと、彼の起したことに対してどう思うか、どう責任を取るかは別のこと。
弱いですね。
確かに。
そこを突かれると……10代のころに憎んでいた大人の社会そのもので……。
「はっきりしろ!」と自分に、またもや言い聞かせねばなりません。
ひとつの身体で相反することを飲み込まねばならぬのが生きることだと、思い知らされつつも、だからこそ現場からの声を載せました。
ゴローちゃんを擁護してくれてありがとう……といったニュアンスのメールのなかで、ですから、下記のようなものもありました。
ゴローちゃんや、SMAPファンの方がたに読んでいただけたらと思い、載せさせていただきます。
稲垣ゴロちゃんは、復帰すべきですか?
会社で後輩とも話していたんですが、世間一般では”復帰”なんて
おかしいですよ。厳しいかもしれませんが。芸能界では、薬で捕まっても、
傷害事件を起こしても、結局平気で復帰しますよね。
もちろん、ゴロちゃんのしたことは、軽ーい罪かもしれません。
この世界を出されたら、生きていけないのかもしれません。
でも、”逃げた”こと自体、公の身なんだから、絶対してはいけなかったこと
ですよね。
・・・で、何が言いたいのかと言いますと・・・。
佐野さんが「早く帰ってきてね」と言っていること・・・。
絶対、絶対、おかしい!!
例え心で思っていても、HP上で書いて欲しくなかったです。
すみません。言いたいこと書いてしまいました。
稲垣ゴロちゃんの姿が”200X”から消えてしまうのは私も寂しいです。
「あーあ、逃げんでも良かったのに。」ってのが感想でしたし・・・。
だけどねー、影響力があるだけに・・・。
どう思われますか?私は厳しすぎますか?
(神戸 M・Nさん)
いえいえ、おっしゃるとおりだと思いますよ。
それが社会人というものでしょう。
が、元々、芸能は神にこの身を捧げることが起源。
日々の暮らしではどうにもならない、災害や心の葛藤を、神への生贄によって治めるのが真意。
法律や、社会通念といったものから、元来かけはなれたところでなりたつ世界。
この世とあの世を行き来する、幽霊族なのです。
我らは。
この身を持ちつつも……。
まあ、その意識をもって、芸能の世界を生きているかどうかは、あとは本人次第ということで……。
しかしなあ……今は、その幽霊たちも、管理されているのも事実。
週刊「文芸春秋」にも厳しく叩かれておりましたな……ゴローちゃん。
シャツにGパン、ボサボサ頭……記者会見にメークして出てくるなって書かれてました。
もちろん、演出入ってますでしょう。
表現者ですから。
公に顔を出すわけですから、例えそれが、コンサートだろうが、記者会見だろうが、商品でない「稲垣吾郎」はありえないという解釈です。
商品でない「稲垣吾郎」ならば、記者会見も開かれないでしょうから。
つくづくこの世は矛盾しておりますなあ……。
いや、矛盾してこその世界と言うべきでしょうか……。
しかし、それにしても、メディアでの報道は、「文春」も含めて、何が一体事実なのかはよくわかりません。
それこそ「藪の中」で……。
ただ、仕事仲間として『ファンに追われた云々〜』の真偽は別にして、「パニックになった」というのはあったかもしれない……とは思いました。
「特命リサーチ」でもやったんですよね、パニックネタ。
舞台の演出家にもよく言われます。
「人生で一番の愚行はあせることである」と……。
ゴローちゃんがジャニーズ事務所の試験を受ける時、6人目のSMAP、森且行クンと一緒に駅から歩いたって言ってました。
森クンのことを語るゴローちゃんは、とっても穏やかで、懐かしそうでした。
SMAPファンのみなさん!
ゴローちゃんの復帰を願う気持ちと共に、森クンのことも、忘れないでね!
あせらず、ゆっくりと……か……。
マイペース……うーん、SMAPから教わることが多いことは確かだな。