BS−iの放送なのですが、文藝作品のドラマ化のシリーズが始まる予定で、その第一弾をば撮影中……。
監督は若松孝二!!
昨年の「赤い殺意」に続いての若松=佐野コンビ作品です!
連日、日暮里やら根津やら谷中やら……下町を歩いております。
設定は現代なのですが、着物着てね……帽子かぶってステッキついて……小説家の役なの
ですが……多いな……そういや……。
若松監督といえば、今年公開された「17歳の風景 少年は何を見たのか」が絶賛の嵐ですが、本当に素晴らしい映画だったなあ……。
柄本明さんの息子さんの佑(たすく)クン、よかったな〜やっぱ、サラブレッドなのかな〜。
是非是非、ご覧になってくださいな!
ひたすら自転車をこぐ……てのが、また個人的に好みなコトもあって……自転車フェチで
すかねえ……「ベルヴィル・ランデヴー」も超好きだったしな〜。
「赤い殺意」とほぼ同時期に撮影されたんで、風景も通じるところがあり、二本同時上映……なんてのも観てみたいな……と思いました。
短いスケジュール日程のなかでの撮影なのですが、若松監督は早撮り!
俳優を集中させる術、不可能なことはさっさとあきらめてしまう潔さ……必要な画が何かがはっきりしているので、使うか使わないかわからない部分のNGは全然気にしません。
そのかわり、ヘンに芝居なんぞしようものなら雷が落ちます。
……この辺も亡くなられた石井輝男監督と似ているな……好きなんだな……そういうところが……。
ほとんどファースト・テイクでOKだしね……。
ですが、ひとつだけどうにもならないことがあります。
……それは天気!
昨日は日暮里でロケしてたら、急に黒い雲が覆ってきて……あっという間にどしゃぶりの雷雨!!!
あっさり撮影中止して、居酒屋へ。
撮影隊の親睦会とあいなりました。
……親分!……てカンジっす!!
ホント……「若松組」です。