★フジロック会場。
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行ってきました! フジロック!!!
もちろん、狙いはニール・ヤング&クレイジーホース!
娘の八雲は、物心ついたころから、オトーサンがいつもニール・ヤングを聴いていたので、「ニールさん、ニールさん」といって、親しみを持っていたようです。
ビートルズも好きなのですが、子供というのは、まったく持って、「三つ子の魂百までも」とでもいうのか、無意識に刷り込まれてしまっていたようです。
そんな娘に、本物のニールさんを見せたくて…という、またしても、バカ親ぶりを発揮。
初めての野外ロック・フェス体験が、ニール・ヤング…てのも、イイカナ…と。
ワタクシにしても、71年の「中津川フォーク・ジャンボリー」以来だから、ジャスト30年ぶりの野外ロック・フェス!
マキも呆れつつ、しかし、「大音量と大人数のなか、夜中までのLIVEに、小学4年の八雲が耐えられるわけがない!!」と不安を隠し切れないようでした。
しかも、八雲は車に弱いので、ワゴン車を借りてマネージャーたちと一緒に行くという当初の計画からは、降り、マキと二人で、先に宿泊先の猿ヶ京温泉に行き、そこで落ち合うという方法に変更。
最初から、なかなかスンナリとは進まぬフジロック・ツアーとなりました。
マキの音楽の好みは、今やってる音楽も含めて、ニール・ヤングの音楽よりも、もっと、ビート歌謡や、ロカビリーな感じなのですが、それでも、これほどの大御所を目にすることは、なかなか出来ぬこと。
それに、ニールさんのR&Rにはあらゆる要素が入っている。ロカビリーのアルバムだって、出してるノダ!
とにかく、クレイジー・ホースと一緒だというところがミソ!
12年前に来日した時はNHKホールだったし、バックもなんとなくハコバンドぽかったから、どこか、観終わった後、感情がくすぶっていたのを覚えてる。
それを帳消しにしてしまった今回のLIVE。
やはり、ニールさんは野外が似合う!
マキも思わず「スゴイ…」と。
★フジロックの常連、マネージャーの渡邊さんと坂井真紀ちゃん。
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で、出発数日前に、坂井真紀ちゃんから連絡があり、一緒に行くことに…。
レンタカーのワゴン車に、マネージャーの渡邉サン、スタイリストのスミちゃん、真紀ちゃん、その友達で、洋服屋さん「スーパーラバーズ」のノブコさんと乗り込む。
渡邉サンは、何度かフジロックへは行っているので、勝手知り。
現地の苗場までは3時間ほどで到着。
意外と時間がかからない。
メインのグリーン・ステージでのパティ・スミスの出番を待つ。
それまで、屋台のビールやワインで時間をつぶす。
ウーン、ロック・フェスの雰囲気、満喫。
真紀ちゃん(こんがらがっちゃうので、カミさんの真希はマキ、坂井の真紀ちゃんは、真紀で表記します)は、ニールさんもだけど、まずはパンク・ロックの女王、パティ・スミス狙い。
僕だって、テレヴィジョンのころから大好きさ。
ニコやジョニ・ミッチェルと並ぶ、大好きな女性ヴォーカリストです。
これがまた、スゴカッタのよ!
近作は耳にしてなかったので、知らない曲もあったけど、もう、グイグイ押してく、ストレートな展開。
客席にも降りてきちゃうし、大興奮デシタ。
間違いなく、ロックの女王でしょう!
真紀ちゃん、泣いてるし、ワタシも鳥肌たちました。
普通なら、もう、これで大満足のはず…。
なのに…。
一度温泉に戻ったところで、八雲とマキと合流。
温泉漬かって、ロックとは無縁な感じに、リセットしてしまうあたりが、ちょっとズルイ?
とにかく、サッパリして、ご飯食べて、いざ、シュッパーツ!!!
すごい人数になってる…。
何万人いるんだろう?
八雲は最初びびってたけど、なだらかな丘の中腹に陣取って、ニールさんが登場した時には思わず拍手!
オレだって、「アアー、ホ、ホンモノダー…」と、涙目。
★坂井真紀ちゃんと。
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のっけから、大音量!
なのに八雲、喜んでる!!!
もう、馴染みの曲のオンパレードで、いちいち説明しないけど、現実に、目の前で演奏している、ニール・ヤング&クレイジーホースの音が本当に素晴らしくて、夢みたいナンダ!
皆は前の方に行っちまって、そりゃ、オレだって、かぶりつきで観たいけど、ちょっと離れたところで、味わいつつ、家族で観ているのが、なんか、日本に、ロックって、定着したんだナ・・・と実感し、染み入りました。
内田裕也サンや、はっぴいえんど・・・「日本語のロック」戦争あったればこそ・・・と、先達に感謝しましょう。
中盤、アコースティックに持ち替え、「ダメージダウン」や「onnly love can break your heart」なんて曲までやった。
後者は「タモリ倶楽部」のエンディングテーマだから、ニール・ファンじゃなくても、ご存知では?
サービスしたのかなあ?
で、「hey hey,my my」から、俄然、ヒートアップ!!
スゴイスゴイ!!!
客席もスゴイ揺れ方、ノリ方!
「like a hurricane」では、うっとりと…ちなみに、八雲は、この曲がお気に入り。
弦を全部切って、エンディングだけで、まるまる数曲ぶんあったのでは?
こんなのビデオでも、観たことないヨー。
多分、今までの演奏のなかでピカ一だったのでは・・・?と、思わせた!
年を取ってきて、テンポもゆっくりになってきてるけど、その、リアルなリズムが余計にパワーを生み出している。
もう、名人の域!!
お馴染みの、カウボーイ・ハットや破れたジーンズ、カントリー・シャツ・・・セットのトーテム・ポールなんかも、ネイティブ・インディアンのストーリーを構築していて、その思想にも打たれる!
アンコールでは「rock'n in the free world」までやるし…。
何度アンコールに応えたのかわからないほどデシタ…。
「tonight the night」で閉めるなんて・・・オセンチになっちまうじゃないか・・・・。
もう、サイコーとは、このことデス。