雑記帳

二〇〇五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月 

二〇〇三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

二〇〇〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神有月 霜月 極月

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橘井堂二〇〇二年長月三十日

同じ事務所で、状況劇場の後輩の、伊藤正之氏(ガツンのCMの人ね)が出演している舞台、アガサ・クリスティの「検察側の証人」を、ル・テアトル銀座に観に行く。
ディテクティヴより幻想の佐野ではあるが、サスペンスは基本!
JIS企画でも、常に心がけている課題が、客席からだと、一層、はっきりわかる。
升毅さん、松金よね子さんら、演技に対して真摯な態度に好感!!
他の出演者ひとりひとりも、格闘している姿がオモシロイ!!
登場人物全てが犯人に思えるような作品が好み。

終わって、みなさんと一杯やってから、さらに伊藤ちゃんと阿佐ヶ谷の吐夢へ。
それもこれも、「ゴジラのいる島」15話を書き上げたから……。
近々デジタル・ダ・ヴィンチにUPされる予定。
……ふう……険しい道のりじゃあ〜。

NHKのアメリカロケから帰ってきたら、また報告します。

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橘井堂二〇〇二年長月二十五日

秋晴れの、気持ちの良い日が続いている東京です。
お隣の金木犀の香りが、開けた窓から流れ込んできて、すこし穏やかな気分……。
ヒーリング効果があるのは、間違いなしでしょう。
さて、「ゴジラのいる島」と格闘しつつ、新しいドラマの衣装合わせがあったり、「いいとも」のテレフォンショッキングに、プラリとアルタに行ったり……。
NHKのドキュメンタリー番組「おかしなおかしなノーベル賞」のリポーターとして、都内ロケが始まったり……と、仕事モード再開です。

それでも、ちょいと西伊豆に潜りに行ったりもしました。
……そんな時間があったら、原稿書けって?
……スミマセン!! ……ちょっと、遊びに行きたかったんです……。
田子でボートダイヴィングしました!!
海底洞窟のポイントがあって、素晴らしかったあ〜。
ナイトダイヴィングやコンパスナビゲーションっていう、方位磁石を使って進路を確認する講習も受けて、アドヴァンスカードも取得しちゃいました。
でも、「ゴジラ〜」では、水中描写もしなければいけないので取材ということで……と、シドロモドロに言い訳にもならぬ言い訳を…。

NHKの番組は12月の最後の週に放送予定です。
犬語翻訳機で"どうでもいい”ノーベル平和賞を取った授賞式のロケで、ニューヨーク、ボストンに行って来ます!!

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橘井堂二〇〇二年長月十七日

北朝鮮の拉致問題は、残念な結果となってしまいました。
ご遺族の方の無念さは、到底、分かることではありませんが、北朝鮮側が、それでも、まだ真実を話してはいないのではないか……という心情は、当事者ならずとも、記者会見の映像から、ひしひしと伝わりました。
個人と、国家と、理念との狭間に、何故にこんなにも、人は翻弄されなければならないのでしょうか。
9・11以降、NYにおけるあれほどの惨劇と磁場が、けれど、何かを動かし始めていることも事実でしょう。

両国首脳の表情や、北朝鮮の人たちの表情、記者会見に臨む方々の表情、街角の人たちの表情、米国大統領の表情、中東諸国の人たちの表情……言葉にできない何かが、伝わります。
編集を云々できぬほどに、何かを語る表情……。

鏡の中の……自分の顔は……?

WEBダヴィンチで連載の「ゴジラのいる島」を執筆するなかで、ストーリーさえ、現実の事件と日々向き合わざるを得ないので、ゴジラもまた、行方を知らされずにもがき苦しんでいるのでしょう……と、遅筆を言い訳。

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橘井堂二〇〇二年長月十二日

「ショムニ FINAL」の最終回の収録、終わりました!
相変わらずの悪役ですが、この道も奥が深く、満足がいく……ということがありません。
でも、楽しい収録でした。
ゲストでも、チームワークの良い組なので、すんなりと入れました。
江角マキ子さんて、同郷の出雲人のせいか、なんか懐かしい感じがするんだよね。
ちょいと、ローカルな話に花が咲いたり……。

ところで、昨日は9・11。
ヒロシマ、ナガサキ、8・15と共に歴史の1ページに刻まれることとなってしまった特別な一日。
共にグラウンド・ゼロ……と命名されているところに、アメリカの葛藤が見て取れるような……。
なんでこんなことになってしまったのか?
全ては産業革命のせいなのか?
神をめぐるものの考え方の違いがある限り、世界平和はありえないのか?
ならば、宗教という名の経済や、経済という名の宗教がなくなりさえすれば良いのか?
……いずれにせよ、過ぎた時間はもう戻らないし、僕も、そんな矛盾があったからこそ、この世に生を受けることができたのだろうと思うと、やはり、「なんのために」と意味を考えることが、バカバカしくなってしまう。
でも、それでは、生産性はなくなるし、殺伐としてしまう。
善悪でものごとを判断する……ということにこそ、問題がありそうだ……と、悶々としながら、生きているということに、感謝しよう。

珍しく、マイク・ブルームフィールド取り出して聴いてます。
R&RやR&B、ブルース、カントリー・ミュージック……大好きなロックも、全てヨーロッパやアフリカから流れこんできて、混ざり合ってアメリカで生まれた……。
そして、経済やファッションの流れに乗って、世界中に広がった……。
ネイティヴ・アメリカンのことを忘れてはいけない……と、やはり思う。
日本に帰れば、琉球やアイヌを始め、それぞれの古えの「クニ」に住んでいた人たちのことを考える。
だから、土着の音楽や祭典の重心の低さや軽やかさにも、また果てしなく惹かれる。

土着の文化が失われ、侵略の歴史のなかで、愛すべき文化が生まれたこともまた事実。
忘れない……ということなのかなあ……やはり。……先人に、ひたすら感謝するのみ。
けれど、侵略の歴史を美化してはならない……とは思うぞ!!
どうなんですか?
ブッシュ大統領!
小泉首相!?

いずれにせよ、何時か、この日本も、世界も無くなってしまう日が来ることだけは間違いがないようです。

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橘井堂二〇〇二年長月九日

「ショムニ FINAL」12話と「おもいっきりテレビ殺人事件」の収録の日々。
髪が伸びたなあ……と思っていたけど、切る時間がなかったので、合間にやっと、ドラマの繋がりを気にしつつ髪切ったりしてました。
2本のドラマを縫っているので、ポッと、空き時間ができることも……。
そんな時は本屋さんに行ったり、CD屋さん覗いたり。
CDや本、何聴いたり読んだりしてるのか、やりだすと、それでワンコーナー作らなきゃ気が済まなくなってしまうので、飛ばしますけど……。
今、聴いてるのは流行りに乗って、THE MUSIC!!
メンバーは高校卒業したばっかりの10代だって……。
ロックはやっぱ、若くないとな〜なんて、オジサンロッカーをうならせてしまう一枚です。
"the people”って曲、格好良いんだよね〜!!

今日は、空き時間に日比谷で映画観ました。
「チョコレート」。
泣いたな……。
アカデミー賞最優秀助演賞のハル・ベリーや、主演のビリー・ボブ・ソーントンには参りました。
差別や親子の愛情の連鎖の問題……父性について、改めて考えさせられました。
軽々しくは語れないので、観られる方には是非、観て欲しいです。

ところで、ドラマ「北の国から」観ました?
我等が師、唐十郎氏の漁師トド役、ありきたりな演技をなぎ倒すかのような演技でした。
自然な演技なんて、ナニサ!!っってな感じで、こちらにも改めて参りました。
まあ、みなさん、ナチュラリズムなんかぶっ飛ばしていて素晴らしかったけど……。

さ、明日も収録だ!
寝よっと。

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橘井堂二〇〇二年長月三日

photo★伊東ゆかりさんと。
日本テレビさんの秋のドラマスペシャル、「みのもんたの人生相談デカ おもいっきりテレビ殺人事件」の収録しとります。(放送は10月1日21:00〜 日本テレビ系)
またまた小説家の役です。
どうなってんだあ?
共演はみのさん始め、久々の浅野ゆう子姫、布施博さん、根岸季衣さん……そして、憧れの伊藤ゆかりさん!(ちょっとだけだったけど)
伊藤さんは中尾ミエさんと今でも、ショウをやってらっしゃるんですよね。
伊藤ゆかり、中尾ミエ、園まり……ザ・ピーナッツ……ハナ肇とクレイジーキャッツ……クラクラするような歌手、バンド……そういう大先輩たちと共演させていただく度に、夢でも観ているのではないか……と、今でも思ってしまいます。

同時に「ショムニ ファイナル」最終回の収録が始まります。(放送は9月18日 21:00〜22:09 フジテレビ系)
ゲストです。役どころは……升毅さんの友人役……また悪役か?
「沙粧妙子」以来、久々にがっぷりと……。
江角マキコさんとの出雲人対決や如何に!?
故・伊藤俊人さんの追悼の想いを込めて……向かいます。
呼んで頂いて感謝!です。

そんななか、滞っている「ゴジラのいる島」の取材も兼ねて、マキと八雲と「世界最大 恐竜博2002」へ!
夏休みも終わったので、ゆっくり観られるかな……と思っていたのですが、それで も、けっこうな人出でした。
いやあ、やはり、ワクワクしますね!恐竜!!
ティラノサウルスの頭部の骨格の迫力といったら!
ガイド用のイヤホン借りて、説明を聞きながらの見学は、なかなか楽しめました。
歴史や生態学……あらゆる角度から6500万年前の世界を蘇らせていました。
ちっちゃいお子さんから、若いカップル、お年寄りまで……楽しめます!
小説の方も再開しないとな……。
ゴジラの原作者、香山滋さんの「怪龍島」は、「ゴジラ」の前年(S28年)に単行本化されているので、おそらくは、これが引き金となって、映画「ゴジラ」の原作として香山さんにお声がかかったのではないか……と睨んでいるのですが、どうでしょうか?
「怪龍島」の冒頭、東京自然科学博物館の第十九号室にて、恐竜の骨格を見上げ、興奮する少年(この名が、何故か、私が9年前に演じたドラマ『誰にも言えない』の山田麻理夫と字は違えども同じ名前の山田眞理夫)の描写はすばらしく、まさに、あの、マリオ少年の気持ちで、ディノサウルスを見上げておりました。

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