★椎名桔平さん、菅野美穂ちゃん、柴田理恵さん、田中邦衛さんといっしょに、「化粧師」から。

京都に来ています。
「化粧師　ＫＥＷＡＩＳＨＩ」の撮影のため、松竹京都撮影所に。
京都の松竹には、去年、京極夏彦さんの原作「巷説百物語」４話分の撮影のため、一年通っていましたから、そんなに久しぶりの感じはしません。
一月前に、ラストシーンのロケを済ませていますしね。
椎名桔平さん演ずるところの、化粧師と組んでいる写真館の主役が、僕。
そのセットの撮影が連日続いています。
僕の役どころは、例によって・・・というと身も蓋もないのですが、小ずるいキャラクターです。
でも、楽しい。
何しろ、椎名さん他、「特命リサーチ」や舞台など、何度も共演している菅野美穂ちゃんや、ワハハ本舗の柴田理恵さんー彼女も旧知の仲ですし、なにしろ、御大、田中邦衛さんも一緒なのですから・・・！
いやあ、我ながら・・・というとオカシイのですが、この５人の、濃い！！！取り合わせ！！！
田中クニさんは、久しぶりですが、十数年前の映画「明日」でご一緒しているので、恩師のように感じてしまいます。
すごい俳優さんです。
あの時はクニさんが写真館の主の役で、僕と南果歩ちゃんが新婚の夫婦役で、クニさんに写真を撮ってもらう設定でした。
まだ、映画デビューしたばかりで、我らは、ういういしかったナア・・・ナンチテ・・・。
で、今回は、僕がクニさんたちを撮りました。
写真館のセットのなかでは、ある時は議論となり、ある時は冗談でなごやかになり・・・ウーン、この、独特の、松竹京都の撮影所の雰囲気！
大好きなんです。
昨日も、終わってから、柴田さんたちと先斗町に繰り出しました。
馴染みの店「我留慕」に行きました。
ここのマスターは、えー、いわゆる・・・その・・・コッチ（と左の手のひらを立てて、右ほほに、その手の甲を寄せる）の人で、楽しい人です。

明日は、立ち回りもある、オープンセットの撮影です。
ま、僕は、アクションはありませんが・・・。
ハハハ・・・。
なかなかシブイ作品になりそうです。
大正時代にタイムスリップして、すっかりレトロな気分です。
今年は映画が続いています。
あ、これで５０本目かもしれない・・・。

★ホワイト役の藤井隆さんと、ミク役の鈴木杏ちゃんと。

今日はポケモンの劇場用映画のアフレコ。
『セレビィ　時を越えた遭遇（であい）』という新作です。
収録前に、すでにアフレコを済ませた、ホワイト役の藤井隆さんと、ミク役の鈴木杏ちゃんと一緒に記者会見。
アフレコの様子を公開しつつ、３人で、スポット用のＶＴＲ収録も行いました。
ぬいぐるみのセレビィとピカチューも一緒でしたが、会見が終わったあと、舞台裏では大汗をかいていらっしゃいました。
着ぐるみの仕事も大変だー。
ところで僕は、ビシャスという、ロケット団の悪の最高幹部！
セックス・ピストルズのシド・ビシャスから取った名前なんだって！　ウレシイ!!
・・・が、収録は一筋縄ではいきませんでした。
試行錯誤の連続。
なにしろ、ピカチューやサトシたちの最大の敵なのですから。
とはいえ、やりがいのあるお仕事でした。
出来上がりが楽しみです。
東宝映画で、公開は７月７日。

東宝さんのは、お世話になりっぱなしで、今年は金子修介監督の「ゴジラ」もあるしね。
相変わらず、好きな世界をさまよっています。
そうそう、東宝さんといえば、手塚治虫さんのアトム以前の作品『メトロポリス』を試写で、昨日観てきました。
水木しげるファンとしては、手塚作品に対して、複雑な想いがあります。
アトムはずっと好きでしたが、小学校の時、雑誌『少年』での連載が終わる時、アトムが太陽に向かって突っ込んでいくストーリーを目にして、ショックを隠せませんでした。
考えてみれば、原子炉を積んだロボットが、街のなかを歩き回ったり、飛び回ったりしているのですから、とんでもないことなのですが、
その解決策が、自己消滅というのに、裏切られたと感じていたのです。
まだ、科学の未来を夢見ていたのでしょうね、僕は。
手塚さんは、それを容赦なく少年たちに突きつけたということだったのでしょう。
その、もやもやとした感情に対して、ひとつの答えを出してもらったような気がしました。
アトム以前のアトムに救われました。
りんたろう監督を始めとする、この映画に幸いあれ！

さてと、明日はオイラも渋谷のタワレコで2曲ばかり歌うんだ。
カバー特集ということで・・。
鈴木祥子さんや、高野寛さんたちも一緒です。
なんか、けっこうな人数が出るみたい。
ギターのＥＢＢＹとアコースティックでやります。
僕らだって、「ＴＥＡＭ　ＲＯＣＫ」。