★「かまいたちの夜」の佐野。そういえば「青い鳥」でもこんなシーンがあったのでは?
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伊藤俊人さんの告別式があったこともあって、どこの現場に行っても身体を大事にせねば……との会話ばかりです。
そんななか、バチあたりのように「かまいたちの夜」のクランクアップを迎えました。
吉田秋生ディレクターはクリストファー・リー主演の映画「吸血鬼ドラキュラ」ばりの演出で盛り上げてくださいました。
佐野は役者冥利!!
スタジオ前室でみんなで「マタンゴ」のビデオに見入ったりして、作品に向けて盛り上がっておりました。
リハーサルの帰りに皆で焼肉食べに行ったりね!
浅香唯さんが、生肉、ユッケとレバ刺しばかり皿ごと抱えて食べてたのが怖かった……いや、面白かったデス。
無意識に、ホラーな身体に、全員なっていたようです。
ロケでは長野、白馬のペンション「クヌルプ」にも行きました。
ここは、「かまいたちの夜」のモデルになっているペンションだそうで、実際にここでオフ会も開かれているそうです。
なんか、凄いね、マニアは!
とにかく、楽しい撮影でした!
本当に!!
収録最終日にはスタジオに脚本の伴一彦さんや、原作の我孫子武丸さんも駆けつけてくださいました。
感謝!です。
まずは、ドラマの放送と、ゲーム「かまいたちの夜2」をお楽しみに!
ところで、舞台「春」で組まさせていただいた作・演出の山崎哲さんの新作「また、あした」を新宿のシアター・トップスにマキと観に行きました。
柄本明vs大久保鷹……あまりにもスリリングなキャスティング!
想えば、28年前、夢の島の紅テント、状況劇場の「唐版・風の又三郎」で観てしまった役者体、大久保鷹に憧れて役者の道を志したことを思い返すと、まったく変わらぬ大久保さんの姿に頭が下がるばかりでした。
芸人にしろ、俳優にしろ、演技云々を口にするのもおこがましい想いをさせられる圧倒的な肉体でした。
とにかく、凄い!!
ストーリーは眼の病に倒れた松竹新喜劇の名優、藤山寛美と相方の掛け合いという、シンプルなものなのですが、劇中劇の構造が好みでした。
何を見ているのか……という、問いかけなのでしょう。
ドラマの現場に出かけて、オシバイをしている自分が恥ずかしくもなり、またそのことと戦わねばならない……と、叱咤された舞台でした。
役者の仕事をさせてもらえていることに、ひたすら感謝!
そして、あらためて、伊藤俊人さんに合掌。