先日、武道館に「くるり」のLIVEに行ってきました。
去年の初武道館から比べると、もう、どっしりと、大物バンドの貫禄で、ドラムがバンドメンバーとしてのクリストファー・マグワイヤーからサポートのクリフ・アーモンドに代わり、古くからの曲のニュアンスは随分変わったけど、「今」を生きるロックバンドだもの、しっかりと伝わったし、受け止めましたゾ!!!
去年も今年も娘の八雲と行ったんだけど、考えてみれば、かなり洗脳してるカモ・・・。
小学3年生の時初めて、くるりの野音のliveに連れて行ったんだけど・・・そうそう、TEAM ROCK のツアーだったかな?
ギターの大村達身さんが入ったばかりで、それまでの3ピースのバンドでのスリリングな演奏とあきらかに変わってバラついて聴こえたので、「う〜ん、なんか違うなあ〜」と言ってたら、八雲が、そのあと、楽屋で岸田繁クンに「オトーサンがダメだって言ってたよ〜」とバラされ、なんともかんとも・・・まあ、しかし、ギター2本から始めるか、なにか、格闘しなければいけない時期だったことは確かだったようで、しっかりと岸田クンとはそんな話もできたし、さあ、逆にタノシミだぞ・・・と思っていたのですが・・・結局、ドラムの森信行クンの脱退・・・ということで、難局を乗り切って行く「くるり」だったのでした。
・・・ウン、だから、ドラムの存在が、その時の「くるり」の旬を表しているのかなあ・・・とも思い・・・あ、結果・・・としてね。
でも、やっぱ、スゴイ!!
これぞ、ロックバンド!ってカンジ!!
楽屋で湯川トーベン氏や、イノトモさんとも一緒だったのですが、みな、同じ気持ちのようでした。
八雲は今、身長が165センチはあるので、岸田クンやベースの佐藤征史クン、その大きさに驚いてマシタ・・・そりゃそうだ、初めて会った時は小学生だもの。
今年は中学3年ヨ!
トーベンの娘サン、湯川潮音さんも、すばらしいミュージシャンですが、はじめて紹介された時はまだ高校出たばかりじゃなかったかな?
・・・確かに、「東京」などは、初期の演奏とは随分と変わり、ヒリヒリしたものが薄れ、この町と折り合っていっている「東京」にも思えましたが、時は移っているんだ、変わって当たり前。
しかし、反対に、どんなに演奏が変わっても、変わらない「街」の切なさは・・・いったい、なんなのでしょうか?
ぐっときます。
こないだの細野サンのライヴといい、変わらないものと、変わる事でしか味わえない「今」といった感覚に、表現の鍵が隠されているような気がしました。
そして、そして、お客さんの層が、とてもいいなあ〜と思いました。
キチンと、くるりの出す音に向き合っている姿勢。
細野サンの時もそうだったけど、ジョアン・ジルベルトの時もそうだったけど、僕は、彼らに音楽を、表現を教わっているのだなあ・・・と思ったのでした。
どこまでも聴き続けるぞ!!!
「くるり」http://www.quruli.net/cgi-bin/index.cgi
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