・・・音楽と語りとを分け隔てない感覚を持つキョージとの作業は、スリリングかつ楽しいものだが、あらめて、僕にとって音楽が原点なのだな〜とも思いましたです。
で、こちらも第9回を数えるヤマハ銀座での「音座銀座」。
ゲストは、若手(?)ながら、日本のロカビリー界の重鎮、リトル・エルビス・リュウタさん!!
リュウタさんは日本で唯一のロカビリー雑誌「GREASE UP MAGAZINE」の編集長にして、LITTLE ELVIS RYUTA & THE S.R.Pを率いるロカビリアン🎶
今回は「日本のロカビリーとウエスタンカーニバル」と題し、1955年の映画「暴力教室」の主題歌ビル・ヘイリー&ザ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」に象徴されるルーツのR&Rや日本のロックの流れを検証するトークとあいなった。
エルビス、ジーン・ビンセント、エディ・コクラン、平尾昌晃、山下敬二郎、ミッキー・カーチス・・・。
「ロカビリーとはなんぞや?」「ロックンロールとロカビリーの違いは?」・・・ハワイアン、カントリー、ラテン・・・戦後の米軍キャンプでの演奏で鍛えられた日本のミュージシャンたちのレベルの高さを再認識すると同時に、「日本の芸能」との化学反応が興味深く感じられた1時間20分でした。
特に、ヤマハ銀座のお隣にあった「銀座アシベ」のミッキー・カーチスさんの実況録音盤、「土曜の夜はミッキーと」での「のっぽのサリー」は、58年前の同じ場所で録音されたものだっただけに、臨場感がありました。
尾道で撮影していた映画もクランクアップ!!
小泉八雲原作「雪女」。
とはいえ、あくまでも原作。
舞台設定も変わり、こちらも昭和と思しき時代の山あいの町。
言葉は広島弁に近い言葉。
監督、主演の杉野希妃さんが広島出身で、映画の聖地、尾道を拠点に、雪女のとった行動の謎が知りたくて、映画化へとかきたてられたそうです。 朝日新聞の取材記事も参考に。
小泉八雲版の「雪女」は、小泉八雲〜ラフカディオ・ハーンが東京に暮らした晩年、調布から来ていたお手伝いさんから聞いて再話したもの。
“In a village of Musashi Province,there lived two wood cutters:”・・・武蔵国が舞台。
どうやら、青梅あたりに伝わっていた物語のようです。