昨日は京都。
昨年末に、京都、太秦(うずまさ)の東映撮影所の時代劇『天と地と』でバカ殿やって以来。
今回はお公家さんで、白塗り・・・。
けれど、久しぶりの立ち回りもあって、伝統ある東映時代劇のチームに入って、とても新鮮です。
京都は1時間も車で移動すれば、人里離れた風景が色々あり、時代劇にはもってこい・・・というか、昔ながらの風景を残そうという意識が京都にはあるんでしょうね・・・。
・・・それでも、町の中は随分と変わりました。
初めて京都を訪れたのは1971年。
松江から山陰本線で夜行の京都行き鈍行列車に乗って行きました。
岐阜の中津川フォークジャンボリーに行った時のこと。
高校1年生の青春ですワ・・・。
当時は、まだ路面電車が走っていて、京都駅から四条河原町まで25円だったのを覚えています。
今でも東映撮影所のある太秦や松竹撮影所のある帷子ノ辻(かたびらのつじ)を通る嵐山線は、人家の間や路面を走るところもあり、なかなかいいものです・・・。
・・・去年は撮影の休みの日に嵐電(らんでん)に乗って、仁和寺など、寺めぐりしたりしましたが、ホント、電車と神社仏閣って、ゆったりと身をあずけるカンジで、救われます。
今は気候もよく、観光客も多いけど、古の都に想いを馳せるのも一興です・・・って観光ガイドみたいになっちまったじゃないか!!
★絶壁のある京都の山中。滝もありました。爆破シーンもOKだそうで・・・
こりゃ、何百年も変わってなさそう・・・。
う〜ん、ここ数年、過ぎ去った古代の都に惹かれるし、縁もあります・・・なんだろうな〜。
宮崎・・・高天原・・・沖縄、琉球・・・ふるさとの出雲地方の神話や神社、遺跡・・・大和、飛鳥・・・今度は伊勢にも行くしな〜。
こないだ取材で、水木しげる御大と対談させていただいたのですが、以前お会いした時にも「夢で出雲の昔の神様から、色々言われる・・・あんたもそうでしょう」と言われた事がありましたけど、確かに、僕は松江や出雲地方の土地のエネルギーに突き動かされることが多いようです。
「出雲の霊力」のお話を、今回も聴かせていただきました。
水木御大は本名を武良茂とおっしゃるのですが、祖先は隠岐の島の武良郷の出身だろうとのこと。
隠岐の島は京都から後鳥羽院や後醍醐天皇が流されていらした歴史が有名ですが、たしかに隠岐の言葉って、出雲の言葉とは全然違い、雅な響きが残っているように感じる時があります。
・・・ということで、今回は京都がキーワードでした。
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