二〇〇八年文月二十三日
梅雨もあけ、毎日暑いですね〜。 こちらはドラマの収録の日々ですが、娘は夏休みに突入・・・16の夏かあ〜。 なにしてたっけなあ〜? 開業医の家にまとまった休みがあった記憶はなく・・・。 どっかに旅行に行くなんてことはほとんどなかったなあ。 高校生の夏休みは自転車でMGっていう喫茶店に行き、ロックにひたる日々。 イッツ・ア・ビューティフル・デイやはっぴいえんど、ニール・ヤングな日々でした。 あ、中津川フォークジャンボリーに行ったんだ。 松江から各駅停車の夜行列車で京都に行き、市電に乗ってプラプラ・・・「しあんくれーる」でコーヒー飲んで、 駅校舎で夜を明かし・・・。 中央本線の中津川駅の事務局を覗いたら、設営を手伝って・・・と言われ、ジャリトラックの荷台に乗せられ、会場へ。 中津川高校の生徒の農家に泊めてもらい、そこのお母さんに朝ご飯までごちそうになって・・・。 どこの誰だかわからないヤツを泊めてくれるなんて、今の時代ではちょっとアブナイ気もしますが、いい時代でした。 はっぴいえんど、遠藤賢司、岡林信康、かまやつひろし、DEW、乱魔堂、ガロ・・・当時はまだデビューしたばかりの友部正人、あがた森魚、はちみつぱい・・・六文銭や吉田拓郎も盛り上がりました・・・。 3日間の予定の野外コンサートは、結局、途中、暴動が起こり、3日目は中止に・・・。
★椛の湖畔の会場/'71中津川フォークジャンボリー
★開場を待つ人たち・・・素朴ですね〜。
★伝説のバンド、はっぴいえんど。最前列で「ええどええど〜」と撮りました。オリンパスペンで。
★憧れの遠藤賢司!カレーライスをはじめて生で聴きました。妙な光はきっとエンケンの魂でしょう。
★ビグスビーのアーム付きレスポールカスタム(90年代初頭)。ピックアップはP90に交換してます。 エフェクターは旧ソ連製のBIG MUFF!
★イッツ・ア・ビューティフル・デイ、よく聞きました。 アナログレコード・・・やっぱり、いい音です! ちなみに、このジャケット、パリッシュそのものではないようですが・・・
★今回の写真展で好評だった亡き父が撮った母の写真のシリーズの一枚。なぜかこちらもit's a beautiful day!
二〇〇八年文月十一日
ふう〜、写真展、東京は無事終了。 たった一週間でしたが、本当にたくさんの方に来ていただき、感謝、感謝であります。 ・・・なんかわかんないけど、ここから何かが始まる感じがしています。 富士フイルムのみなさんと、昨夜は遅くまで打上げで盛り上がりました! 本当に、ありがとうございました!!
二〇〇八年文月六日
佐野史郎写真展『あなたがいるから、ぼくがいる』、初日からたくさんの方々にお越しいただき、感謝、感激!!! 写真展開催に至るきっかけとなった監督作品『つゆのひとしずく』で使用させていただいた植田正治作品から始まり、佐野家に残る明治30年代からの家族の写真、やスナップ、絵画調なもの・・・でも、やっぱり、みなさん、じっくり観てくださるのは、亡き父が撮った新婚時代の母の写真、ふたりの写真・・・ラブラブなシリーズの前では、何故か涙を流している女性の姿も何人かみられ・・・。 僕の撮ったスナップや、白黒の組写真・・・撮影した場所や時代はバラバラですが、白黒、トーンをあわせて並べると、変わらぬ時間が浮びあがってきて、撮ってる方としては奇妙な感覚にとらわれます。 古い家族写真、五代前の初代からの家族写真が並んでいるので、遠い親戚の方も含め、親族も観に来てくれて、ちょっとした合同法事みたいでもあります。 昨夜は弟家族、妹、姪っ子、我が家みんなで食事して、やはり、最後は記念写真。 100年後に残っているかな・・・?
★写真展会場富士フイルムフォトサロンのある東京ミッドタウン
二〇〇八年文月二日
昨日は『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』の完成披露試写会が代々木体育館で行われました。 抽選で選ばれた1500人のお客さんは、想像以上の熱狂ぶり!!! ・・・ちょっと、ビックリしてしまいました・・・。 が、それもそのはず、ウエンツ瑛士、北乃きい、田中麗奈、大泉洋、間寛平、室井滋、寺島しのぶ、上地雄輔・・・そしてそして、御大、緒形拳・・・さらには韓流スターのソ・ジゾブ・・・といった豪華メンバーが勢揃い!! 佐野も末席を汚させていただきました。 くりかえし綴っていますが、今回の鬼太郎は、ダークサイドもしっかりと描かれているし、アクションもラブストーリーも品がよく、夏休み映画らしい仕上がりとなっております。 是非、ご覧下さい! さて、写真展の準備も追い込み! ドラマの収録の合間を縫って、富士フイルムさんに通っています。 レイアウトや色味、キャプションの構成・・・映画を撮るのと変わらぬ密度の時間は、なかなか得難いもの・・・。 勉強させていただいてます・・・。 連続ドラマ『正義の味方』の制作発表も終わり、オンエアーも近づいてきて、久々のホームコメディ、楽しみにしていただきたいと思いますが、なんだか、ここのところのサノは、やり残していた宿題をいっぺんにやってしまおう!・・・てなカンジで、日々、色んな事しております。けれど、自分の中では、おおきな一本の作品のようでもあるのです。 ひとつひとつは違う作業なのですが、それぞれがそれぞれに反映されていると感じています。 『20世紀少年ロックショー』と吉川忠英さんのニューアルバム『フーテナニー』のレコ発LIVEも同様でした。 前者は和久井光司さんと漫画家の浦沢直樹さんの企画で、映画『20世紀少年』の堤幸彦監督もかけつけてくださいました。 浦沢直樹さんも僕も、ミュージシャンが本業ではありませんが、音楽がなければ、共に創作活動はできないのだと共感しました! LIVE会場の鴬谷のキネマ倶楽部は、元々、グランドキャバレーだったようでで、昭和レトロの雰囲気がイベントの色にマッチしてました。 パール兄弟のサエキケンゾウ氏や、ムーンライダースの白井良明さんなど、みなで盛り上がりました! sanchは皮切りでしたが、30分のステージ、一気に駆け抜け、心地よかったです。 [セットリスト] 1、雷の好きな女 2、メロディハウス 3、ともだち 4、あわてずさわがず待っていな 5、セントラルアパート ショウの最後には遠藤賢司さんの「夢よ叫べ」を久々に熱唱させていただき、あらためてこの曲のスゴサを感じました・・・。
★鴬谷の東京キネマ倶楽部の向かいの焼き鳥屋(焼き鳥70円!)、「ささのや」の前で、sanchの4人。左から橋本潤/b、グレース/dr、佐野史郎/vo,g、エマーソン北村/key