雑記帳 二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘 
井堂二〇〇九年卯月二十七日

いやあ〜気持ちの良い春の日だな〜。
原稿書かなきゃいけなかったりするんですが・・・自転車で写真撮りに武蔵野散歩・・・と洒落こみたいような気分。
部屋の整理もできたし、カメラも収納し直して、気分スッキリ!

昨日も日曜日でいいお天気でした。
八雲が画材を買いに行くというので、新宿の世界堂に。
・・・まあ、お休みだったし、こういうチャンスは逃さない娘であります。
久しぶりに行きましたが、レジには長蛇の列!
・・・美術の好きな人がたくさんいて、うれしくなってしまいました。
もちろん、お仕事で大変な方もたくさんいらっしゃるでしょうが・・・。

・・・僕は、早々に絵を描くのはあきらめちゃったからな〜。
20歳の頃に描いた鉛筆画見て、「お父さん、デッサン狂ってる」とバッサリ・・・やれやれ。

クラスメイトとバッタリ会ったりするのを見てると、東京のど真ん中、新宿が、なんだか地方都市の様にも思えてきてホノボノしてしまいます。
もう、ゴールデンウイークに入ってる人もいらっしゃるんですよね?
僕らの仕事は、関係なくスケジュールが組まれて行きますが、その分、自由なところも、もちろん、たくさんあって、だから、やっぱり、あとで散歩に行こうっと!

BGMは、小坂忠の「ありがとう」「もっともっと」と、はっぴいえんど「風街ろまん」と、「HOSONO HOUSE 」と、なんと今年リリースされたというのに、このサウンド!の和幸”の「ひっぴいいえんど」。小坂忠の「コネクティッド」もこないだリリースされたばかりだけど、"CITY"SOUNDS!
しようがないでしょ〜こんな天気じゃあ。
70年代初頭のサウンドに浸って、レトロスペクティヴ・・・でも、懐古趣味なんかじゃない、古いネガフイルム、新しくプリントしてる感じ。ああ、気持ちいい。

あ、やっぱり、“くるり”も聴こう!
新譜の「愉快なピーナッツ」、岸田節全開で、こいつも気持ちがいいぜ!!

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★ 葉っぱが春の陽射しに透けて、目にも心地よい日です 。

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橘 
井堂二〇〇九年卯月二十四日

今日はドラマの収録はないので、結成第一回目の『りす写友会』写真展に出展するプリントのチェックやらなにやら・・・。
部屋の片付けをしなくてはと、数週間前から、いらないものを出したり、カメラの整理をしようと、床に広げてるのですが、どうにも手がつけられず・・・。
どうも、落ち着きません。

・・・テレビから流れる、清水由貴子さんの訃報に、かつて夫婦役を演じさせていただいたこともあり、何とも切なくなりました。
他人様の苦しみなど、わかるはずもありませんが、それでも、やはり、なんとか命を大切にすることができなかったのだろうかと・・・謹んでお悔やみ申しあげます。
一方、草なぎ剛さんの事件も、なんともやりきれない想いです。
あらためて、芸能の仕事にたずさわることの重みと覚悟を突きつけられる思いです。

『アイシテル〜海容〜』の収録も、4話が終わるところ。
原作とは違う展開もあり、緊張感のある現場に押しつぶされないよう、とにかく、エモーションに引っぱられないように神経を使います。

2話はいかがでしたか?
・・・どうしても、客観的に観ることができず・・・「あんなもんじゃあない!」・・・と言われても仕方がないほど、ドラマにリアリティを持たせることの難しさを感じています。
・・・発語している言葉の裏の、深層心理や、無意識が、どのように動いているのか・・・前向きに生きようとする言葉の裏で、どんな無意識が芽生えているのか・・・自覚のない父親のありようを浮び上がらせようと刻むのですが、空気にノミを食い込ませるような感覚で、でも、それを続けるしか方法も見当たらず・・・。
そういえば、『アイシテル』のコミックの原作者、伊藤実さんが、ドラマの出演者バージョンの絵を描いてくださいました。
佐野の八の字眉毛、特徴、捉えてらっしゃるな〜。でも、素顔の佐野は、こんなにナイーブじゃあありませんが・・・スンマセン!ありがとうございました!!!

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橘 
井堂二〇〇九年卯月二十一日

一昨日、吉祥寺のスターパインズカフェで、sanchのベースの橋本潤の50歳の記念ライブ『橋本潤祭り! 橋本潤生誕50周年祭〜He is only a bassman、but・・・!〜』があり、飛び入りしました。
ロッカーズ、シーナ&ロケッツ、横道坊主・・・等々、錚々たるバンドの各時代を駆け抜けたジュンの、名ベースマンっぷり、圧倒的でした!!
佐野は「ともだち」を、ぶっつけで・・・お祝いのステージで、友達が死んだ歌詞はいかがなものかとも思いましたが、厄落とし・・・友達を、大切にしなければ・・・との、想いをぶつけました。
実は、先週、中学時代からの友人が、また亡くなってしまい・・・写真部にいて、19歳の時、彼と一緒に佐野が鉛筆画を、彼が写真を・・・という二人展をやったこともありました。
もう少しだけ、強ければ・・・生きていられたはずなのに・・・と想うと、残念でなりません。

ジュンの、その人脈の広さを、当日の顔ぶれで改めて知ることとなりましたが、やはり、ジュンは、人間が素晴らしいのだな〜と。
そりゃ、やさしさ故、辛いことや苦しいこともあったかもしれないけれど、そんな時、周りの家族や仲間たちに支えられてこれたのも、みな、その、心根があるからなのだろうな・・・と、素晴らしいライブの一夜、しっかりと受け止めました。
客席には俳優の梨本謙次郎さんの姿も・・・ミスタースリムカンパニー時代に一緒だったんだよね。
ロッカーズの(!)陣内孝則さんからもメッセージが届いて、おおいに盛り上がりました!!!

この日は、ドラムのグレースも大活躍。
三宅伸治さんとのセッションも、圧巻でした!
そしてそして、シーナ&ロケッツの鮎川誠さんと、シーナさんも飛び入り!!!
加えて、鮎川さんのいた伝説のバンド、サンハウスのドラムの鬼平さんも加わって、「レモンティ」と「サティスファクション」を!
気絶しそうでした〜。

打ち上げでは久しぶりに、ゆっくりとみなさんとお話しができて、やっぱり、ロックは最高!!
もちろん、バンド組んでシャウトしてりゃロックなわけじゃあ、ありません。
みんな、ちゃんと受け止めているんだよね・・・音も、人間も・・・。

ドラマもロックしなけりゃな〜。
そうそう、鮎川さんは、中村義洋監督の映画『ジャージの二人』も話題でしたが、『チームバチスタの栄光』でお世話になった中村監督の話や、音楽と俳優の仕事のことなど、実りあるお話し、いっぱい聴けてよかったな〜。
鬼平さんも、「言葉では説明できないけど、ロックかそうでないかはわかる」とおっしゃってました。
コワイ!
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橘 
井堂二〇〇九年卯月十九日

今日はオフ。
晴れて、気持ちの良い春の日。
写真の整理をしたり・・・。
月末、30日から始まる第一回の『りす写友会』写真展には、ローマで撮った写真などを出す予定。
高校時代からの盟友、アズキとエカも参加してます。
エカに撮ってもらった20歳の佐野の吸血鬼写真も出す予定。
未発表作品です。
ヤバイな〜。
詳細は、今しばらくお待ち下さい!

天気の良い日が続いていて、ドラマ『アイシテル 〜海溶〜』のロケも順調に進んでいます。
よく、「晴れ男、晴れ女」とか、「雨男、雨女」などと言いますが、どうやら、今は「晴れ男」モードのようです。
僕の場合、数年周期で、「雨男」モードに入る時期があり、その時は、なにをやってもダメ!
「はい、本番!」と監督が声をかけた途端に、ザア〜ッと雨が降り出したこともあり、そんな時は、冗談にもならず、かなり険悪な現場の空気になってしまいます。
いや、ホント!
マキも晴れ女だけど、今回は、ひょっとしたら、娘役の川島海荷ちゃんのおかげかも・・・。
ふたりでいることが多く、いつもお喋りしています。
入学したばかりの高校のこととかね。
ドラマでは、意思の疎通の取れない家族ですが、現場では仲良し親子かな?

ところで、ドラマの反響は結構あって、重いテーマ故、賛否両論ではあるのですが、現場は、とにかく真摯に立ち向かうしかありません。
1話を観た僕の感想ですが、加害者側の野口家は、家族のすれ違いはあるものの、それぞれがお互いを感じ合い、気遣ってはいるので、とてもあのような恐ろしい事件を起こすようには思えませんでした。
被害者側の父親役として、そのことが、一層、深い病巣を抱えている現代を観るようで・・・ドラマとはいえ、恐ろしかったです。
あの、加害者の男の子、智也は、本当は犯人じゃないんじゃないか・・・・?などと思い巡らせてみたりして、もし、そうだとしたら、誰が?・・・まさか、俺じゃないよな?なんて・・・。
いや、これは、まったくのありえない話。
混乱させるつもりはありませんから・・・。

2話も、是非、ご覧ください。
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橘 
井堂二〇〇九年卯月十三日

昨日、一昨日と、ヤマハさん主催の、SoulSwitch vol.10 小泉八雲『魂の故郷〜漂着の浜辺からの呼び声〜』、 
無事に終えることができました。
山本恭司氏との小泉八雲の朗読コラボも、これで3年目。
夏には、福岡での公演も決まり、秋には、ご当地、松江で新作をやりますし、手応えを感じています。
言葉と、ギターのみで立ち上げる小泉八雲の幻想世界、逃げ場のないところが、醍醐味です。
言葉の「意味」ではなく、「空気」。転じて、人と人との、モノとモノとの、人とモノとの間にある、波動・・・光も音も、あらゆるモノすべてが、アンドレ・ブルトン言うところの「痙攣」に通じて、現れるよう、「音」となって溶け合い、広がっていく世界・・・。
ふたりだけで繰り広げていく作業、何ものにも変えがたいプログラムとなってきました。

一方、ドラマ『アイシテル 〜海容〜』も、いよいよ始まります。
どんな風にご覧いただけるのか、楽しみです。
佐野としては、実は、結構、「ウラ読み」をして演じているところもあるので、その辺も、こっそり、このブログでは、そっとお教えしちゃおうかな・・・?とも。

あ!、そうそう、タイトルもいっさいお話ししてなかった、イタリアロケの映画の情報、もう、とっくに公開になってたんですね・・・遅くなってスミマセン!!!
『アマルフィ 女神の報酬』、7月15日(土)、全国東宝系で公開です!
こちらも、お楽しみに〜!!!

窓辺の桜、葉桜ですが、まだ、最後の花びらが、季節を楽しませてくれています。

さてと、これからドラマのセット撮影です・・・いざ!

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橘 
井堂二〇〇九年卯月九日

今年は、桜の花が長持ちしてますね〜。
入学式のシーズンに満開の桜って・・・昭和な感じがします。
それくらい、近年は、桜の開花時期が、入学式とはズレていたような・・・?

いいお天気が続いていますが、ドラマの撮影は、重いシーンの連続で・・・。
ユーミンじゃないけど、”悲しいほどお天気”・・・?

昨日は撮影はなかったので、お散歩写真したい衝動にかられましたが、宿題が山積みで・・・。
でも、なかなか取りかかれないのは、小学生の時から変わらなく・・・。

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★古くなったポラロイド写真の発色、これはこれで、今が昔に見えてきて・・・。


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★ で、デジカメだと、同じ桜がこのように・・・どちらが本当なのでしょう?

で、棚に並んだカメラのなかから、ポラロイドのピンホールカメラ取り出して、でも、何年か前からフイルム入れっぱなしだったので、窓辺の桜も、こんなになっちゃって・・・でも、まあ、これも、ポラロイドらしくていいか?と、トイカメラの質感に無理やり納得したり・・・やっぱ、デジカメでも押さえておこう・・・と、あれもこれもと落ち着きのない・・・まったく、なにをやっていることやら・・・と言っているうちに、午後になり・・・夕方からは、4月 30日から5月12日まで開催予定の「りす写友会」の写真展の打ち合わせがあり(詳細は追って!)、その後は、NHKの土曜ドラマ『風に舞い上がるビニールシート』の打ち上げで・・・。
UNHCR〜国連難民高等弁護官事務所を舞台にしたドラマ、UNHCRのみなさんも参加してくださり、賑やかな会でありました。
片平なぎささん、吹石一恵さん、といった看板女優さんと並んで、AKB48 の大島優子さんや、篠原ともえさんの存在も大きかったかな〜とも。
もちろん、主演のクリス・ペプラーさんなしでは、成立しなかったでしょうが、ペプラーさんとは、現場で音楽の話しかしませんでした〜。
あ〜楽しかった!ロックな50代、現役です!!
で、やはり、ぶっとんだ篠原ともえさん=シノラーと記念写真!

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★シノラー!・・・マニキュア、主張してます!


〜時間経過〜

ふう〜。
『アイシテル 〜海容〜』のロケは、今日も重いシーンもありましたが、砧公園でのロケは、最後の桜で、花吹雪が舞うなか、風も心地よく、夕方撮影が終わったあと、家族で吉祥寺の「いせや」に!
ドラマの家族が厳しい状況に置かれている分、キャストのみんなとも、プライベートの家族の話が、ついつい出て・・・。
だからでしょうか、なんかね、地元でマッタリしようと・・・。

ところで、娘役の川島海荷ちゃんは、今日が高校の入学式だったので、ロケ現場に、制服姿で登場!
なんでも、『正義の味方』で佐野の娘役だった志田未来ちゃんと同じクラスだそうで、オトーサンは一気に娘が増えたコンコロモチであります〜!!!

さ、放送が始まって、それぞれのドラマ、どのように受け止めていただけるのか・・・?
ドキドキの花吹雪であります!
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橘 
井堂二〇〇九年卯月五日

一気にあたたかくなり、今日は絶好のお花見日和・・・。
地元、吉祥寺の井之頭公園は、きっとお花見客でいっぱいでしょう。
・・・でも、ずっと行ってないな〜。
この時期は、窓辺から見えるお隣のお庭の桜を借景させていただいて、季節を感じています。
毎年、同じ場所からの写真をアップしているので、一年の早さを感じます。

昨日はこれから始まる連続ドラマ『アイシテル 海溶』のロケでした。
あたたかく、青空の下、ほころび始めた桜の花を見やりながら、悲しいシーンの撮影。
田中美佐子さん、稲森いずみさんも一緒。
美佐子さんは、僕と同じ島根の出身。
隠岐の島が故郷の、サッパリした性格の、素敵な女優さんです。
・・・僕は、煮え切らない、グズグズした性格なので、美佐子さんといると、クラスに必ず一人はいた、高校時代のクラスメイトに再会した感じもあって、なんか、懐かしさを感じてしまいます。
それもそのはず、美佐子さんは高校時代を松江で過ごしているので、ついつい松江の話にもなり・・・。
奥さん役の板谷由夏さんが、出雲大社で式をあげたほど、出雲地方が気に入っていらっしゃることもあって、3人で話していましたが、「住むのと、観光とは違うよ〜」などとも・・・。
稲森さんは、林海象監督作品でもご一緒させていただいたばかり。
同じシーンはなかったけど、映画『探偵事務所5 THE CODE』での艶やかさといったらありませんでしたが、この日も・・・これから始まるドラマなので、内容を色々お話しできないのが残念ですが・・・ご覧いただいた上で・・・。

ドラマは二つの家庭の物語なのですが、設定状、両家が顔をあわせることは、あまりなく・・・。
一昨日の制作発表で、初めて両家全員が集合したのですが、制作発表というより、親戚が集まった感じで・・・。
娘役の川島海荷さん、息子役の佐藤詩音くん、稲森さんの夫役の山本太郎さん、その息子役の嘉数一星くん・・・素敵な人たちのなか、佐野も、精一杯やらねば・・・。
悲惨な事件を扱ったドラマは、それこそ2時間ドラマなどではあふれているのに、この作品は空気がまったく違います。
実際に起きた事件を想いおこしてしまうからなのかもしれませんが、だからこそ、真摯に作品に臨まなければ・・・と、想いを新たにさせられます。

桜の花と、日本・・・穏やかさと、はかなさと、けれど、むせかえるような華やかさで、情緒が崩れてしまいそうにもなり・・・。
あいまいで、わからないことだらけのことを、まるごと体感することで、日本は、自らの生を味わい、どうすればよいのかと身を委ねるのかもしれませんね。
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橘 
井堂二〇〇九年卯月一日

4月1日、エイプリルフール・・・1969年・・・「はっぴいえんど」の前身ともいうべき同名のバンドには、細野晴臣さん、松本隆さんが在籍していた。
柳田ヒロさん、小坂忠さんもいた、今では伝説のスーパーバンドだが、当時は、早川義夫さんの「ジャックス」と並んで暗〜い、ディープなグループサウンズだった。
タイガースやテンプターズ、スパイダースと同じグループサウンズで語っていいものかどうか・・・だが、ダイナマイツやゴールデンカップスなど、洋楽ロックのカヴァーがどれだけ上手いかを競うところで勝負はしていないことは中学生の目にもあきらかだった。
加藤和彦さんとジャックスのメンバーとのサウンドがオリジナリティでは抜きん出ていた印象だったが、エイプリルフールやハプニングス・フォーは、なんだか怖いくらいで、内田裕也さんのフラワーズが、フラワー・トラベリングバンドに、山口富士夫さんのダイナマイツが「村八分」にと、70年代の幕開けと共に、なだれ込むように、洋楽カバーではない日本のロックシーンが弾け出した。
そのなかで、やはり、加藤和彦さんのサディスティック・ミカ・バンドと、はっぴいえんどは特別だった。四人囃子、外道、サンハウス・・・そりゃ、いいバンドは、どんどん出て来たのだけれど・・・。
などと、振り返るのも、ここのところ、小坂忠さんの「コネクティッド」や加藤和彦さんのバンドVITAMIN-Qや和幸などのアルバムのクオリティがとても高く、70年代のサウンドを踏襲しつつも、決して「あの、よき、時代」なんぞに帰ろう・・・とはしていなくて、自分たちが作り上げてきた日本の音楽に対する誇りと自信に満ち満ちていて嬉しくなってしまう。
和幸の「ひっぴいえんど」に参加しているドラムの林立夫さんが、やはり、元、村八分、シュガーベイヴにいたドラムの上原ユカリさんと共に参加している、「ハミングキッチン」のニューアルバム「STRANGE TOMATOES」も素晴らしいですよ!是非、聴いてみてください!!
・・・「春よ来い」「春が来た」と言いたくなるよな4月になって、また、色んなことにワクワクドキドキ・・・ってな気分です。

昨日、NHKの土曜ドラマ『風に舞い上がるビニールシート』の収録で、佐野はオールアップ!
UNHCR~国連難民高等弁護官事務所を舞台にしたドラマで、佐野は主演の吹石一恵さんの上司役。
ドラマを通して難民問題に感心を持ってもらいたい・・・という制作意図もあるのでしょうが、何千万もかけてドラマを制作するのと、そのまま、 UNHCRに寄付するのとどっちがいいのだろう?・・・と思いながら演じている佐野もいて、・・・ただ、決してヒューマニズムに流されてはいけない!と、律してはいました。
現地の人々は、どんな力でも必要としているに違いないことは察せられるのですが、そのこととちゃんと向きあえる覚悟があるかどうか・・・ならば、今、できることは何なのか・・・と。
出演者ひとりひとりが、ドラマに携わるスタッフひとりひとりが、どう考え、どう感じ、どうすればよいのか・・・と受け止めるしかありません。
自分の仕事を全うすることでしか応えられない・・・答えの出ない問いのなかで、もがいた日々でありました。

一方、新しいドラマの収録も始まり・・・。
『アイシテル 海容』は、伊藤 実さんのコミックが原作。(『アイシテル〜海容〜』講談社KCDX刊)
少年が幼児を殺すという残忍な事件を取り扱うだけに、テレビメディアで取り組む姿勢は、これもまた、それぞれのスタッフ、キャストに相当な覚悟を突きつけられます。
神戸小学生連続殺傷事件や、先日、二審で無期懲役が下された秋田連続児童殺害事件などの事件と無関係ではいられない内容だけに、こちらも、一俳優として、実人生の父親として、人と人とのコミュニケイションのズレを自覚することから始めなければなりません。
想えば、立ち上げられた「物語」は、元来、神への供物であったはず。
俳優の仕事も、「捧げる」感覚なしには行うことなどできないはずなのですから、真摯に取り組まなければ・・・。
・・・それにしても・・・妻役の板谷由夏さんと、息子が殺されたことを告げられるシーンでは、娘役の川島海荷さんと三人、セットのなかで言葉も交わせずにいました。

板谷さんとは初共演。
実人生でも9ヶ月のお子さんがいらっしゃり・・・。
とてつもなく強い意志を持った方・・・その、まっすぐな演技に恥ずかしくないように、捧げなければ・・・。
板谷さんは、聴けば出雲大社で結婚式を挙げられたそうで・・・福岡の方なのですが、出雲が大好きだとおっしゃってました。
佐野も出雲大社で式を挙げましたし、母方が出雲大社の出身なので、なんだか、二人して八百万の神々に祈る気持ちに、自然になっているようです。
・・・松江にある神魂(かもす)神社が好きだと、板谷さんはおっしゃってましたが、実は、この神社、アメノホヒノミコトを祀った、出雲大社より四百年も前に建てられた、いわば、出雲の国を治めていた、元々の宮。
出雲大社は、この社になぞらえて建造されたといいます。
佐野も昨年、訪れましたが、本当に身を清められる想いのするお社です。

このドラマを通して、どんなことを受けとめていただけるのか・・・?
今は、ただ、ひとつひとつを丁寧に紡いでいくしかありません。

よろしくお願いいたします。
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