雑記帳 二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘 
井堂二〇〇九年長月二十七日

久しぶりに2時間ドラマの撮影に入っていましたが、昨日でオールアップ!!
こうして、ひとつひとつ取り組んでいくだけです。
でも、なんだか、作品ひとつひとつは違っていても、大きな作品を長い時間かけて撮っているような気もしています。
できあがった、その作品は、けれど、決して観ることができない・・・そんな幻想的な世界。

昨日一昨日は、奥多摩でロケ。
いわゆる、サスペンスドラマのラスト、事件が解明される場面を延々撮影しておりました。
渓谷に吊り橋・・・絶景でしたよ!
佐野の役所は・・・う〜ん、犯人・・・かな?・・・どうでしょう・・・???

かと思えば、先日は、日本海テレビのローカルミニ番組の撮影で、またまた松江に帰りました。
シルバーウイークの最後、観光客も多かったですが、無事に撮影を終えることができました。
宍道湖畔、松江城、武家屋敷、茶室・明々庵・・・そして、ちょっと足を伸ばして島根半島の東側、弓ケ浜へも行きました。
弓ケ浜は、写真家・植田正治が多くの作品を残した聖地。
撮影の合間にスナップもでき、有意義な時間を過ごすことができました。

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★弓ケ浜にて・・・新・砂丘シリーズ??


弓ケ浜から松江に帰る途中、中海に浮かぶ通称「大根島」でもスナップ!
作家・村松友視さんから「大根島に、廃船が放置されてある場所がいいんだ」・・・と聞いていたので、探したのですが・・・。
地元の皆さんは、もう撤去したんじゃないかな・・・とおっしゃって・・・期待半ばで、その場所に向かったのですが、埋め立て工事が行われてしまっていたのでした。
ところが、あきらめかけたその時に、二隻の廃船が水辺に浸かっているのを発見!!
保存しようとしたのか、撤去の祟りが恐ろしいのかは定かではありませんが、とにもかくにも発見!!
・・・ああ、しかし、そんな時に限って、フイルムを切らし、デジカメのバッテリーも落ちて・・・。
レンズ付きインスタントフイルムカメラ(正直に云えば、写ルンですじゃなくて、メキシコ生産のコダックでした!)をコンビニで予備に買っていたので助かりましたが、ヒヤヒヤドキドキの大根島でした〜。

まだ、現像してないので、お見せできませんが、山陰の隠れマニアスポットかもしれません。
「夕陽と廃船」というタイトルにしようかな?

他にも、弓ケ浜から大根島に入る途中、昔ながらの稲刈り後の風景があったので、撮ろうとしたら・・・不気味な案山子が!!!!
まったく、一筋縄ではいかない、妙な島根半島であります。

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秋の風物詩でしょうか?/マネキン案山子の効果やいかに!? /なんでこんなことに・・・?


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★イケメン案山子?/あれ?女か・・・な??


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★まあ、きっと、女性でしょうね。/なんか切ない・・・。


島根半島〜奥多摩と続いた撮影、すんなりと繋がった風景でもありました。
日本の風景はいいなあ〜。
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橘 
井堂二〇〇九年長月十四日

青山ブックセンター「中沢新一の 東京アートダイバー」も、盛況のうちに無事、終わりました。
中沢さん、僕が言葉にはできなくて、モヤモヤしていることを、次々に解明してくださって、嬉しくなってしまいます。
中沢さんの「アースダイバー」は、東京の2万年前には海の底だった部分を現して、その後、水位が下がった後に残された地層、沖積層、洪積層をフィールドワークした目から鱗本!
現在、神社や放送局、官庁等がある場所は、かつては多くが岬の突端にあたる部分にあること・・・。
時間軸を、さかのぼって行く感覚ではなく、同じ場所に立って、地の底へ、天空へと移動して捕らえる身体感覚。
といって、上下ではなく、水平線の向こうや、空の彼方を、上下、水平を分けずに、まるごと、スッと移動して「現在」としてとらえる感覚・・・。
う〜ん、言葉にすると、やっぱり難しいな・・・。

それを、アーティストにもなぞらえて、生まれてから、あるいは、生まれる以前から脈々と続いている身体の細胞を、言うなれば,神代の時代の細胞が、現在の細胞にも生々しく「ある」ということを現前化してみせる作業・・・いやいや、オソロシイですよ、丸裸にされるみたいで・・・。
まあ、自分が自分だけでは生きてはいないという視点・・・といって、社会や地域、家族等、「現在」の関係性での「自分だけではない」ということでもなく・・・。
なんだろう・・・まあ、死んじゃった人たちの身体と自分の身体を透かしてみて浮び上がって来る共通因子・・・とでもいうのか・・・。
いずれは必ず透けてしまう体と、確かにここにある肉体を、現在、自分が両方持っている認識・・・。
・・・そんなことを意識して、俳優の仕事を続けている、やっかいな佐野が、中沢さんの研究対象にされてしまったとでも言えば良いのかもしれません。

まあ、たいしたものは出ては来ないですが、ゴジラ、江戸川乱歩、香山滋、ラヴクラフト、吸血鬼、ロック、音楽音楽音楽・・・はっぴいえんど、つげ義春、小津安二郎、成瀬巳喜男、川島雄三、コクトー、ブルトン、小泉八雲、澁澤龍彦、種村季弘、シュルレアリスム、写真、植田正治・・・東京オリンピック以前の東京、江戸・・・大和、飛鳥、三輪、出雲・・・ギリシャ、アイルランド、フランス、イタリア、マルティニーク島、ブラジル、津軽、琉球、蝦夷、ルーマニア・・・等々等々。
この身体にひっかかるものを透かしてみれば、一貫したものが見えて来る・・・ということのようで・・・。

関東にも、全国各地にも、出雲系の神様を祀る神社が少なくないことがどういうことか・・・出雲系の神々はエリアではなく、冒頭に述べた「まるごと」移動のワープ感覚で広がった・・・というか、隣り合わせにあるもののようで・・・出雲とはまったく無縁に思える唐十郎の下谷万年町の世界も、アースダイバー、アートダイバーのフィルターで覗けば、重なりあい・・・まあ、唐さんにとってどうか?ということではないのでしょうが・・・佐野の因子としては、やはり、この「出雲」の血が大きいようでした。

あ〜、隠岐の島に行きたいな・・・。
島根半島、沖泊(おきどまり)でもゆっくりしたいし、赤碕、八橋(やばせ)の浜辺でもボーッとしたい。

新作の小泉八雲の朗読原稿、構成し終わって、100年前のラフカディオ・ハーンの言葉を咀嚼していると、確かに、昔のことではなく、今のことのように感じられるんですよね〜。
ビートルズのリマスター盤は買ってないけど、あれも、今の音でしょ?
今、聞こえている、あの時の音・・・昔、録音されたものと、さっき録音されたものを、「今」聴く・・・ということでは、変わらない・・・。
それが、縄文時代であれ、人類が現れる以前の、この地球の、宇宙のことであれ、同じに感じられる・・・というようなこととでも言えば良いのでしょうか?

てなこと想うのも、「今」生きているからで・・・何よりも、今を大切に生きることがあればこそ・・・ですよね。
逆に言うと、「今」がなければ「世界」も「宇宙」もないのかもしれません。
人が認識しなくても、勝手にある宇宙は、宇宙として存在するのかどうか・・・ということでもありますが、そりゃ、するんでしょうね・・・この身体が透けてあれば・・・。

あ〜メンドクサ!
ギターでも弾こうっと・・・。
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橘 
井堂二〇〇九年長月四日

9月になり、また新しいドラマの撮影が始まる。
なかなか、落ち着かないな〜。
撮影のない時には、〆切に追われないように、早めに原稿を書き終えてしまおうとPCに向かう。
怪獣映画、江戸川乱歩についての2本・・・。
映画を観直したりするので、けっこう時間がかかる。
でも、そのおかげで新たな発見があったりもする。
そして、そのことで、また、新たな興味が湧いたりもする。
ロックや写真についてかな・・・?大体、題材は限られているのだけど・・・。
それらが交差して、通じるものが自然に浮びあがってくるのも楽しい。

とにかく、ひとつのことをじっくり取り組む・・・ということが、なかなかできない落ち着きのなさ・・・。
さっきも、急にカメラの手入れを始めたりしてしまった・・・。
ここのところ使ってないカメラを使いたくなる。
それで、フイルムは何にしようか・・・と迷い始める。
やれやれ・・・それで、写真屋さんに行って、あれこれ見ているうちに掘り出し物と出会い、衝動買いしてしまうのも怖い。
今日は家から出ないぞ!!

「官僚たちの夏」も終わったが、先日、出雲地方、宍道湖の湖北を走る一畑(いちばた)電車を舞台にした映画「RAILWAYS」の撮影のため、出雲入りしていた。
松江の実家にも一日帰ることができた。
旧友、渡辺哲や、橋爪功さん、甲本雅裕さん、緒方幹太さん、三浦友和さんと山口百恵さんの息子さんの三浦貴大さんらと一緒。
主演は中井貴一さん。
橋爪さんが社長で、僕は部長。
初めての出雲弁の役。
方言を喋る役はこれまでにも数々やってきたけれど、ご当地出身者としては、方言のイントネーションや息づかいを知っている分、ちょっと安心。
でも、かえって意識し過ぎたかも・・・?色々な意味で、いつもと違って新鮮だった。
鉄道マニア向けだけの映画では決してない、心温まる物語だが、デハニの車両が走る姿は、映像記録としても貴重だ!

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★一畑電車、デハニ型。80年走ったそうですが、これを最後に引退だそうです。貴重だ〜!!


地元の方達とバーベキューしたり、とても楽しかった。
島根和牛にサザエに・・・野菜もおいしかったな〜。
・・・あ、お米は仁多米、ホントに美味しいです!!!
みなさん、とにかく、食べるものが安くて美味しいと満足してくれて・・・。
地元出身者としては、皆が出雲地方を気に入ってくれたのがとても嬉しかったです!
でも、なんだか知らない土地に来たみたいでもあって・・・妙な感覚にもおそわれました。

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★美しいな〜これで湖ベリを走るんですよ〜!
★右上はキャリアーっていう、昔使われていた、ダイアグラムを確認する革製の輪。なかに丸い金属が入っていて、それを重ねて…どうとかこうとか…? アナログだけど、間違いのない方法だったそうです。子供の頃は、駅で運転助手が手渡すところ、僕もよく見ていました。


こないだ、「笑っていいとも」に出演した時も、タモリさんと話しましたが、とにかく、島根県は日本一知名度が低い県として有名(?)で、「リメンバーしまね」っていうサイトでもって、みんなで島根県を知ってもらおう!・・・と県が運営するサイトもあるくらいなんです。
あ、ちなみに、佐野も名誉団員として、取材を受けてますので、覗いてみてくださいまし。
ところで、「RAILWAYS」の監督の錦織良成さんは出雲は平田の出身なんですが、「官僚たちの夏」のチーフディレクター、平野俊一さんも同じく平田出身で、どうして、平田は監督を続出しているのか・・・?
同時期に続いてお仕事させていただいて・・・縁を感じています。

錦織監督は島根を舞台とした映画を撮り続けていらっしゃいますが、出雲地方は、海があって、砂浜も岩浜も洞窟もあるし、湖もあるし、大山や三瓶山のような大きな山もあるし、川も渓流もあるし、それで、すべて1時間から1時間半の間で移動できるっていうんだから、ロケーション地としては、非常に恵まれているとのことでした。
これからも、良い作品、どんどん撮っていただきたいものです!

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★命名はともかく・・・牛乳も美味しかったです1
★差し入れのヨーグルトとメロンパン、これが美味かった!!


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★「メロンちゃん」っていうスイーツ、いやはや、美味いのなんのって・・・中井貴一さんイチオシでした〜制作会社ロボットの阿部社長、ごちそうさまでした〜!!
でも、これで900円!・・・けっこう大きいんですよ〜!!
★右は「モモちゃん」どちらも中にカスタードクリームとケーキが入ってます。 平田の「シャンティー」ってお店で、季節によって果物が変わります。いや、美味しかった〜!

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