雑記帳 二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘 
井堂二〇〇八年霜月三十日

 

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★実相寺監督の遺影の前で。


芝居の身体からなかなか戻れない・・・。
余韻が、まだまだあって・・・。

昨日は、実相寺昭雄監督の三回忌の「偲ぶ会」に出席させていただいた。
監督の盟友であった俳優、寺田農さんの司会進行で。

生前のビデオが流れた時には、涙を止めることができなかった。
好きな、憧れの方から教わったことは大きい。

とても、そのまままっすぐ帰る気にはなれず、新宿のナジャへ、ひとりプラリと扉を開けると、クマさんこと篠原勝之さんと、南伸坊さんがいらしていて、合流。
せりか書房の編集長の方も加わり盛り上がった。

さ、とにかく、身体をニュートラルに戻さなければ・・・。

あ〜、温泉入りたい!!

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★ナジャでクマさん、南伸坊さんと。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十九日

ああ、終わっちまった・・・。
あっけないな・・・。

『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』
千秋楽の芝居は、みんな、やはり、どこか、うわずっていたような気がするが、それでも、もう、二度と、同じメンバーで、この舞台、この時間を生きることができないのだと思うと、切ない。

マキとも、これで、鈴香と元カレではなく、日常の夫婦の時間に戻る。

それにしても、今回は、元、状況劇場のメンバーが揃った、
十貫寺梅軒さん、座長の山崎哲さん、飴屋法水氏、石川真希、佐野、そして音楽を提供してくださった安保由夫さん・・・。

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★楽屋代わりの階段で、演技を熟考する十貫寺梅軒さん。


そして新・転位21のみなさんとの時間は夢のようだった・・・。
千秋楽は四谷シモンさん、高木美保さんらが来てくれた。
高木さんの嗅覚は、あなどれない。
哲さんも「あの人、好きだな」とおっしゃっていた。

そして、嶋田久作氏も来てくれた。
飴屋法水氏がたちあげていた「東京グランギニョル」の看板役者であった嶋田は、マキ、佐野と一緒にやっていたバンド、「タイムスリップ」のベーシストでもあった。
邂逅。

時間が密度を持って、過去と現在を隔てずに集まった感覚だ・・・。

シモンさんが、とにかく、感動してくれていたのが嬉しかった。
この人の言う事、容赦がないが、本当に信じることのできる先輩。
シモン先生も、元、状況劇場の女形スター。

集まったな〜。

終わって居酒屋でみんなでワイワイ・・・。
安保ちゃんも来てくれて・・・。
朝まで飲み明かしました。
嶋田と、語り明かしたのも久しぶり・・・。

さ、この時を糧として、明日からも、また、生きて行こう。

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★中野光座の空中庭園。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十八日


『シャケと軍手〜秋田児童連続殺害事件』

今日は千秋楽。
連日、たくさんのお客さまにいらしていただいている。
昨日は補助席、立ち見ともなり、普段より音が吸われてしまったようだった。
舞台で声を出している感覚と、実際に客席に伝わる音量との差があり、神経は辿れていても、どうもちぐはぐだったようだ。
それでも、全体の出来はよかったようなのだが・・・本当に、どのように伝わっているのかが板に乗っているとわからない・・・。
ちゃんと観て、聴いていてくださっていることはわかるのだが、「どのように」かが、難しい・・・。

くそっ!
負けるものか!!

ただただ、その時を、全身全霊で生きるのみ!

みなに、感謝の気持ちを込めて、臨もう。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十七日


あ〜いよいよあと、2ステージ!
早いな〜。
芝居は、良くも悪くも安定するということがなく、その時その時を生で生きるドキュメンタリーだ。
マキと二人の、なんでもないシーンは、ゆるやかな神経を逃さずにいなければならないし、ラストの飴ちゃん、マキと佐野のシーンは、本当に毎日、舞台に出てみないとわからない。
それまでの芝居の流れで、本当に毎日違う。
もちろん、伝えるべき事、やらねばならないことは同じなのだが・・・。
バンドやってる感じです。
例えではなく、同じ楽曲を、演奏していて、毎回違う・・・という例えの方がわかりやすいでしょうか?

昨日は、あがた森魚さんがフラリと来てくれた。
「この3人が顔を揃えるなら観なきゃと思ってさ〜、よかった〜観れて・・・」の声に励まされた。
確かに、3人が顔を揃えるのは24年ぶりだ。
飴屋法水氏は「東京グランギニョル」を旗揚げし、石川真希と佐野は映像の世界に関わり始めると共に、バンド「タイムスリップ」を嶋田久作、夢野ワンダと始めたころ・・・。

あがたさんは、僕が映画『夢みるように眠りたい』で映画デビューするきっかけになった恩人。
遠藤賢司さんの家であがたさんを紹介された時、「今度、映画やるんだけど、出てくれない?」と言われたのが人生の岐路。
それは、あがたさんの映画ではなく、結局、林海象監督の作品として上映されることとなったのだけど・・・。

あの映画に関わった、作曲家の安保由夫さん、今回、鈴香の親父を演じている十貫寺梅軒さんは、二人とも状況劇場の先輩たちだが、桑原茂夫さんの詩に曲をつけた安保さんの新曲も劇中、効果的に使われているし、昔からの縁ある好きな人たちとは、いつまでも深く繋がっていることを実感する。

原マスミ君も、こないだ来てくれたし、ミュージシャンの方達が連日やってきてくれていて、それもまた嬉しい。
あと、ドラマなどで共演した若い俳優さんたちが、いつもより来てくれているような・・・?
・・・なんか、気になるのかなあ?
とても嬉しい。

あ、こないだ『日本映画専門チャンネル 開局10周年特別企画 史上最強のハイビジョン ゴジラ完全放送 10月から3ヶ月連続でシリーズ全28作品』の特別番組『ゴジラが来る!』で対談させていただいた文化人類学者の中沢新一さんも、来て下さった。
今度、また、じっくりと、新宿の「ナジャ」ででも、芝居の話、ゴジラの話など、ふか〜く掘り下げて飲み明かしたいものです。

今日は雨で、寒い。
秋田の寒さを身体で感じながら、鎮魂の舞台を、今宵も繰り広げよう。

山崎哲さんの渾身の新作、新・転位21公演『シャケと軍手〜秋田児童連続殺害事件』いよいよ、明日、28日まで!
中野、光座  東京都中野区中央4-61-1 にて。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十六日


昨日は『シャケと軍手〜秋田児童連続殺害事件』に坂井真紀ちゃんが観に来てくれた。
ドラマ、『ずっとあなたが好きだった』の女子高生役を演じていたのは、もう16年も前のこと。
その時からの仲良しだ。
真紀ちゃんとはロック仲間でもあり、ボブ・ディランや、ルー・リードが好きな娘だ。
以前、フジロックにニール・ヤング、パティ・スミスらを観にをうちの家族や事務所のスタッフたちと一緒に行ったりもしたことがあるし、武道館のニール・ヤングや、くるり、ディラン、レディオヘッド観にサマーソニック行ったり・・・あ、けっこう行ってるな・・・。

今年は何と言っても真紀ちゃんは『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』での遠山美枝子役が圧巻だった!!
佐野はさらぎ委員長を・・・。

本当に、今回、色んな方が観に来てくれて、昨日は他にも、元、くるりのドラムの森信行さんや・・・。
総じて、ミュージシャンや、ロック好きには話が早い!
意味やらなにやらでなく、「グっとくる!」で、OKだからだろう。

「ズシリと受け止めた」「すごかった」と言って下さる方々の一方、「大変だったでしょ」「なんか、スゴイね・・・」と、どう芝居を受け止めていいのかわからないで戸惑っている人たちがいるのも事実。
そう、色んな方がいる・・・それがいい。

佐野は、物語を追って行けてはいるのだが、それでも、ほころびだらけで、日々、悶々としている・・・。

できることは、辺り全てに神経を張り巡らせて、ただ、そこにいることだけだ。
あと3ステージ。

今日の課題は、自殺未遂やらかした鈴香の家に訪ねて行って、パチンコ屋の社長に電話するところで、「はい、あの、今からすぐ店さ行って出ますんで・・・」のところを、下手に出ずに、適当に言い流しているように、鈴香を観ながら言う事。
ラストの飴ちゃんと、マキのシーンで、感情的にならずに、混乱しながらも事実を突き止めて、あるいは突きつけられていくこと・・・。
すべてを受け止め、受け止めきれずに、闇に溶け込んで行くこと・・・。
いや、独り言でした・・・気になる方はいらして観てくださいまし。

『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』28日まで。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十五日


今日も夜のステージまでの間、別の仕事。
『熱中時間』というNHKの番組のナレーションをたまにやらせていただいている。
実験的に作った、いわゆるパイロット版に出演した時からのおつきあいで数年になる。
今日はピンホールカメラの熱中人。
個人的にも興味がある・・・というか、佐野が提案した題材だ。

芝居の方は、いよいよ、あと残す所4ステージ。
もう、ここまでくると、一瞬一瞬が愛しいばかりで・・・。
飴屋法水、石川真希との3人のシーン、それぞれがこれまでに培って来た感性をスパークさせ、融合していく・・・。
これだから、表現はやめられない!
しかし、それも、あと少し・・・。
いや、これからの展開が楽しみである。

昨日は、オープニングに使用している曲「裸の大宇宙」「宇宙防衛軍」の遠藤賢司さんが来てくれた。
師匠と弟子の勝負!・・・でもあった。
舞台と客席とのね・・・。
マキ、飴ちゃんとエンケン揃って会うのも20年ぶりかもしれない・・・。
「よかったよ」の一言が、何よりも嬉しい。

また、「ずっとあなたが好きだった」からのおつきあいの脚本家であり、監督の君塚良一さんもいらしてくださった。
どうしても観ていただきたくて・・・。
君塚さんの映画には必ず呼んでいただいていて、新作『誰も守ってくれない』にも出演させていただいているが、実際に会った殺人事件の取材から浮かび上がって来た物語は、今回の舞台 とも僕の中では通じている。
映画の様な舞台と、舞台の様な映画・・・誤解を怖れずに言えば・・・だが・・・スタイルの事ではない。
現実とフィクションを分け隔てずに、そこに流れている時間を共有する・・・という意味で・・・。

まあ、いい。
今日も物語の時間を生きるのみ・・・だ。
『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』28日まで。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十四日


う〜ん、今日は朝から映画のロケ。
終わって劇場入り。
昼夜4連投を終え、残り5ステージ、ひとつひとつを丁寧に生きるのみ!
・・・しかし、眠い・・・。
6時45分・・・行って来ます。
『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』28日まで。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十三日

今日も昼夜公演だ。
4連投は、体力、集中力の勝負。
本番の幕が開いても、村人や、その他の配役が、容赦なく変えられる。
ちょっとでも演技に対して神経が鈍ると、もう、ダメなのだ。
それはそのまま、当然こちらにも向けられているし、こちらも皆に対して容赦はできない。
飴屋氏、マキと、舞台の上で繰り広げられるラストシーン、どうなるかは、日々、板に上がるまでわからないのだ。
そこが、たまらなく面白いのだが・・・。

さて、今日の2ステージや、如何に?
『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』28日まで。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十二日

「ギリシャ悲劇のようだ・・・」という感想を聞いた。
今回の舞台、秋田の白神山地とギリシャの神々、太宰治の「魚服記」の世界を行きつ戻りつ・・・。
あまり広がり過ぎてはいけないのかもしれない。
リアルに生きる人々の神経を辿ることを、忘れずに・・・。

今日から昼夜公演が続く・・・。
集中力を絶やさずに、物語のなかを生きなければ!

『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』28日まで。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十一日

3日目の芝居は、なかなかよかったようだ。
時間も短くなり、全体的にテンポがよかった。
佐野も、芝居のアプローチをかなり変えてみたところ、すんなりと物語に入っていけたようだった。
(自分では、どのように見えているのかはわからないもの、演出家の言葉を頼りにする他は無いのだ)
オシバイではなく、ただ、そこにいて、物語を生きる・・・。

旧友、BOWWOWのギタリスト、山本恭司も観に来てくれて、音楽のように芝居を味わってくれていたのが嬉しかった。
友人に褒められると嬉しいもの。
写真展でお世になった富士フイルムの方々や、雑誌Re:sのメンバーもみんなで観に来てくれて、にぎやかだった。
『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』28日まで。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月二十日

初日の幕も開け、いよいよこれからが正念場。
初日の舞台は、どうやっても緊張感があり、とにかく、最後まで物語を生きようと必死。
問題は、それからである。
「しまった、取りのがした!」
セリフを発語した瞬間に、身体と言葉がちぐはぐで、あるいは、舞台に上がった瞬間に感じる、物語の現実感を失いそうになる、おそろしさ。
無意識に働く、守りの、受け身の姿勢。
何十年とやってきているのに、いや、だからこそ知る、己の弱さ、いやらしさ。

ヒッチコックが言っている。
迷った時は原点に戻れと。

3日目の今日の舞台や、如何に!?
100席ほどの劇場で、のたうちまわる幸せと恐ろしさ・・・。

『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』
28日まで。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月十八日

『シャケと軍手 〜秋田児童連続殺害事件』 初日です。
ひと月の稽古を経て、あっという間。
鎮魂の物語を、生き抜くだけです。
外はいい天気。
行って来ます。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月十一日

18日初日の舞台、『シャケと軍手』の稽古の日々。
本番1週間前・・・なんともいえない、この感じ・・・。
畠山鈴香の元カレ役の佐野、秋田弁とも格闘しております。
いつもの新転位・21の芝居とは違ったアプローチもあり、映画のような感じもあります。
中野光座は、元々、映画館ですから、フイルムではなく、生身で映画のシーンを生きる感覚・・・とでもいいましょうか・・・?
昭和30年代、40年代くらいまでは、そういや、ピンク映画館(死語?)の看板に「映画と実演」なんて書いてあったこと思い出しました。
そりゃ、エロ映画とストリップの実演のことなんですが・・・。
そんな場末の映画館で、現代のありようと向かい合う時間は、かえがたいものとなることは間違いないでしょう。
芝居を始めたころ、ストリップ劇場で、ストリップショーの合間にやる芸人さんたちの凄さや、ストリッパーが、裸になる裏の楽屋で、哲学書をひもといている姿のことを聞き、「なぜ舞台に立つのか?」が大切なのだと教わったことも思い出しています。

映画と言えば、昨日は、来年、1月24日公開の君塚良一監督の『誰も守ってくれない』の完成披露試写があり、その記者会見や舞台挨拶に行って参りました。
面白いです!
ドキュメンタリータッチで・・・とはよく言われる映画作品へのアプローチのひとつですが、元々映画とは、俳優や監督、スタッフの方たちが、その作品をどのように受け止めているか・・・を切り取ってみせるドキュメンタリーに他ならないと思うのです。
殺人事件を起こした少年の家族をマスコミや世間から守る警察側・・・刑事と、容疑者の妹の道行きは、家族のあり方を浮かび上がらせてくれています。
佐藤浩市さんと、志田未来ちゃんの演技、必見です!
君塚さんは、この作品でモントリオール国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。
おもえば、ドラマ『ずっとあなたが好きだった』や「世にも奇妙な物語」の『急患』など、家族や、人間の本質にえぐりこむような作品で脚本家としておつきあいさせていただいてきましたが、また、君塚監督作品3本にもすべて出演させていただいていますが、二人には共通項があり、ルーツは円谷英二監督。
『ウルトラQ』や『ウルトラマン』を観て育ち、そこから脚本家を目指したというのですから、ウルトラシリーズのメインライターだった金城哲夫役をドラマでやらせていただいたこととも重ねて奇しきご縁を感じています。
この作品では、佐野は出世を狙う暴力犯係の係長を演じておりますが、警察の体質を現す、いわば地塗りの役割。
演じていても、演出部として演じている感覚の方が強かったかも・・・これもまた、俳優の喜びのひとつです。

君塚監督、『シャケと軍手』のサイトも覗いてくださっていて、山崎哲さんのモノの観方にもいたく共感されていらっしゃいました。

実際に起きた殺人事件を扱った作品だけになおさら、舞台にしろ、映画にしろ、ちゃんと受け止めなければ・・・。

作品は捧げもの・・・と、あらためて想いました。

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橘 
井堂二〇〇八年霜月三日

『20世紀少年』第3部の撮影、佐野の出番、すべて撮り終えました!
ヤン坊マー坊役は、太っちょ特殊メイクや、双子故、時間がかかったり、どっちの役をやっているのか混乱したり・・・でしたが、かなり楽しかったです!
出演シーンは、そんなに多くはないのですが、東宝の、空想科学冒険特撮映画の系譜のなかで演じている喜びは計り知れません。
昭和33年の『モスラ』を観たのが最初だったようですが、亡き父によれば、恐がって、ずっと後ろを向いていたとのこと・・・当然、記憶にはありません。
記憶に残る最初の東宝怪獣映画は、『キングコング対ゴジラ』!
すべてはあそこから始まっているのです。
『20世紀少年』は、だから、ぼくのなかでは怪獣映画です。
世の中を写し出す・・・という意味でも、昭和29年の、第1作目の『ゴジラ』で核の恐怖、化学兵器の恐怖を描いたように、「帰るべき故郷、地域、国、原風景、家族、仲間」を探し求め、それを失う恐怖を描いている点で、これは、「本格科学冒険映画」とうたっていることもありますし、まぎれもない「怪獣映画」なのです!!!!
「血の大晦日」に登場した巨大ロボットこそ、ゴジラ!
そして、第三部に登場する新兵器もまた、モスラの化身かもしれず・・・となれば、双子のヤン坊マー坊は、インファント島の双子の小美人に他なりません。
この、飛躍がタマリマセン!!
公開は来年の秋ごろのようですが、監督によると、思っていたよりもずっと、感動巨編になりそうだとのことです・・・楽しみ!!

そんなスケールの大きな作品の一方で、日々『シャケと軍手 秋田児童連続殺害事件』の稽古。
秋田の美しい自然の風景をイメージし、雪のなかで切々と生きる人たちを想い、それでも、何故、あのような悲惨な事件が起きてしまったのか?
一瞬一瞬が、あまりにも大切で・・・。
初日までの二週間、立ち向かい続けるのみ!!
・・・と、己を叱咤!!

季節も急に寒くなって来たし、リアルに感じて生きなければ・・・。

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★中野光座の空中庭園。

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