雑記帳 二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
 
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橘 
井堂二〇十一年霜月二十八日

先日、若松孝二監督の『11、25 自決の日』の完成披露上映会があった。
11月25日は三島由紀夫の命日。
舞台挨拶のため楯の会の制服で現われたARATAさんら出演者たちの姿に会場の空気が張りつめた。
若松孝二監督らみなさんは壇上には登らず、客席の最前列前に並び、三島由紀夫の冥福を祈っていた。
作品は『実録連合赤軍 あさま山荘への道程』同様に、観客もその場に居合わせたかのような臨場感に包まれた。

それにしてもARATAさんはスゴイ!!
先日、若松孝二監督の新しい映画『千年の愉楽』の現場でもご一緒させていただいたが、その迫力にタジタジだった。
年齢やキャリアなんか関係ない。
すごい人はすごい。
こちとら、のたうち回り続けるしかないが、ワクワクする。

『11、25 自決の日』の出演は叶わなかったが、上映会が終わって打ち上げへ。
楽しいひと時を過ごさせていただくと共に、まだまだ努力、精進せねばと想いを新たにした。

若松監督と対比するかのように続けて井上都紀監督の『不惑のアダージョ』の初日に駆けつけた。
同時上映の『大地を叩く女』に一緒にバンドをやっているドラムのGRACE、同じく音楽仲間のベースのかわいしのぶさんが出演、舞台挨拶もあるというので出かけた。
とにかく「描きたい!」という衝動に勝るものはないな・・・と思った。
『不惑のアダージョ』の主演の、カソリック教会のシスター役を演じた柴草玲さんはGRACEやかわいしのぶさんとも音楽を一緒にやっていて、オルガン、ピアノはさすが!!
そして、何よりも禁欲的なエロティシズムにあふれていた。
そこにいることがリアル!
ARATAさんといい、柴草さんといい、身体から世界に入っていく感じ、そこが違うんだな、きっと。
『11、25 自決の日』が男の世界ならこちらは女の深い心身を描き、そうして、観ているこちらは「人間」と「世界」「宇宙」を感じ、「生きていること」をジワリと感じるのだ。

日本映画、切実に描かなければならないものが、まだまだ現われて来そうな気配だ。

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★上映終了後、左から井浦新(ARATA)さん、一水会の鈴木邦男さん、若松孝二監督、篠原勝之さん、佐野。

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橘 
井堂二〇十一年霜月二十日

今週はARATA氏から「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングが回って来て、久しぶりにタモリさんとお話しできました。
10回以上出させていただいてますが、タモリさん、ホント、お変わりなく・・・。
今回は吉祥寺の行きつけのホルモン屋さん「わ」から、花輪を送っていただいたことから、またまた、ホルモンの話に。
またまた・・・というのは、以前もホルモン焼きの話になって、タモリさんと「ギアラが好き」という話で盛り上がりました。
ところが、タモリさんは、そんなことはすっかり忘れていて・・・そりゃ、何年も色んな人とお話ししてるんですから、忘れるのは当たり前でしょうが、いつぞやはタモリさんから「ギアラは偽の腹と書いて『ギハラ』・・・それが『ギアラ』となった」と教わったのですが、今回、タモリさんにその話をすると「え?そうなの?」とまったくご存じない返答。
なんだかチグハグな会話が続き、若松孝二監督の話やら、タモリさんが昔、赤塚不二夫さんと飲んではやっていたストリップショーの話やら・・・放送も忘れるほどに楽しく時間を過ごさせていただきました。

今月は本当に移動移動・・・で、ドラマに映画、加えて小泉八雲の朗読会もありましたから、集中力を絶やさないようにするのに精一杯で・・・。
それでも、各地で美しい風景に出会えたりすると、疲れなんぞは吹っ飛んでしまいます。
小泉八雲の朗読を終え、松江から群馬に入り、映画の撮影を終えてから翌日は函館へ。
忙中閑あり!!!
出演者のみなさんや監督たちとワイワイご飯を食べるのも楽しく・・・。
北海道ですからね!?
毛ガニ、タラバガニ・・・お刺身を堪能した翌日は、ジンギスカン鍋!!
魚介、お肉、ジャガイモなどの野菜もたっぷり!!
地方ロケ撮影の楽しみは、なんといっても食べること!
撮影を終えた後はお休みだったので、もう一泊して一人で観光しました。
路面電車に乗って、港を歩き、坂の町を歩き、異国情緒あふれる函館を満喫しました。
五稜郭にも行きました。
20年ほど前、五稜郭を舞台とした安部公房の『榎本武揚』という芝居で板にに立ったこともあり、戊辰戦争のあたりの歴史には、少なからず興味があります。
数年前、五稜郭にあった奉行所を当時の建築資材、方法、そのままに再建、その立派な姿に感動しました!
明治時代に想いを馳せ、函館を後にしました。

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★毛ガニはお刺身で。/でっかいタラバガニ。焼きガニでいただきました。/函館のタクシーの運転手さん、決まってます!!


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★レトロな路面電車が走っていたり・・・。

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★レンガ倉庫街。初雪でした!


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★ジンギスカンのお肉は冷凍スライスなんかじゃありません!ラムもマトンも美味しいよ〜。

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★五稜郭、奉行所。一見の価値有り!!


しかし、今回の収穫は何と言っても朝焼け!!
夜景で有名な函館ですが、朝の景色も素晴らしかったです!!
早朝ロケでもなければ、箱館山からのこんな朝の光景を拝むことはできなかったでしょう。

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★箱館山から。朝焼けが美しかったです!

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橘 
井堂二〇十一年霜月十三日

連続ドラマ「蜜の味」の他に、来年放送の連続ドラマにも入っていて、先日は、その撮影を終えた後、三重、南紀、熊野地方での映画の撮影に向かいました。
早撮りの巨匠W監督との久しぶりの仕事に緊張しながらも、状況劇場以来30年のおつきあいということもあり、監督とのお仕事は、いつもとても楽しみなのです。
劇団の研究生時代から観られているので、なにもかもお見通し。
一挙手一投足、すべて見透かされてしまいます。
現場は怖いし、神経を張りつめますが、すべてを場に投げ出すしかないので、迷いはありません。
共演者たちやスタッフのみなさんも神経を張り巡らせながら全力投球です。
「信頼」だけが支えとなり、みんなが繋がって行きます。
そんな痺れるような時間は、W監督でしか味わうことのできないもの。
映画を続けてきて良かった・・・と心底思うのでした。
・・・そうか、これが111本目の映画出演作品だ・・・。

3日間という日程で、何十シーンもある僕の出番を全て撮り終えてしまいました。
何しろ、時にはテストなしで、いきなり「本番!」。
しかもシーンの最初から最後まで一気に演じきらなければなりません。
「集中力」だけが頼りです。

そんなテンポの良い撮影なので、実は遅くまで撮影することはなく、終わればお酒を飲みながら、和気あいあいと話し合いながら、色々アイデアも出て来ます。
・・・調子に乗り過ぎて一喝されることもありますが、ちゃんと叱ってくださる監督がいることに、本当に感謝!!です。

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★ロケは早朝から始まる。なので、こんな景色にも出会えるというワケです。


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南紀の早朝。シルエットが気になりました。


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★撮影の控え室は、かつて銭湯だったところ。こんな風情にはなかなか出会えません。


撮影を終えた翌朝、列車を乗り継いで我が故郷、島根、松江へ。
毎年恒例の「小泉八雲 朗読の夕べ」のために。
熊野から出雲へと、まるで古代、神話の世界を旅するようでした。
松江に入ってすぐに、山本恭司氏とリハーサル。
舞台監督を務めてくれるのも、高校時代からの芝居仲間。
ギリギリまで、さぐりながらのリハーサルに、不安がないわけではありませんでした。
なにしろ、今回は、怪談などの作品をいくつか集めて構成したものではなく、小泉八雲=ラフカディオ・ハーンが日本に来る前のメキシコ湾、カリブ海を舞台とした、「チタ」という小説を構成しての、まるで一本の映画を語りとギターで現すような作業。

おかげさまで、東林寺での当日の舞台は、お客様たちの集中力にも助けられ、密度の濃い作品となりました。
今回から、この小泉八雲の、山本恭司との朗読コラボユニットを「ざ・へるん」と名付け、ライフワークとして続けて行こうとも宣言!
2月25日の東京、銀座YAMAHAの公演では、同作品に、さらにプロローグ部分を加え、2部構成でお贈りしようと意気込んでおります。
是非、おいでくださいますよう!!

充実した日々のなか、映画と朗読、古代神話の旅のような行程を終え、東京に戻りました。
・・・けれど、休む間もなく、別の映画で群馬のロケ現場へ!!
どんな仕事でも、全力投球でやらなきゃな・・・と、甘えがちの自分に「喝!!」の日々でありました。

さ、これから、また、ロケに旅立ちます。
睡眠と食事だけが頼りです。

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橘 
井堂二〇十一年霜月七日

連続ドラマ「蜜の味」の他に映画や他のドラマ、加えて、いよいよ11日には松江で小泉八雲の朗読会があるし、充実した日々を過ごしています。都内ロケを終えたらトランク引きずりリュックを背に、地方ロケを経て松江に入る予定。
信州での撮影もありました。
山並みと漂う低い雲に、ひととき安らかさも感じつつ…。
家のお隣の柿、今年も実り、小鳥がついばんでおりました。
ちいさな季節の味わいを感じることもできました。
…放射能の恐怖を無意識に身体は感じ、どこか常に緊張しているような気もする今日この頃ですが。

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★信州の山々と漂う雲。日本の風景だな〜。


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★お隣の柿の写真、毎年撮ってるな〜。

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