雑記帳 二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘 
井堂二〇十一年葉月三十一日

10月からスカパーなどで放送される「日本映画専門チャンネル×時代劇専門チャンネル共同企画「カツライスという奇跡〜大映京都の二枚看板・勝新太郎と市川雷蔵〜」の特別番組「勝新を待ちながら」「雷蔵を待ちながら」の撮影で京都に行っておりました。
各10本づつの放送ですが、3日間で撮影するという強行スケジュール!!!

映画好きが集うバーのマスター役。
当時の大映京都のスタッフたちが集まり、雷蔵さん、勝さんを招いて同窓会・・・という企画。
映画好きのマスターは、スタッフたちから当時の話を聞いて興味津々!
マスターには見えているに違いないお客さんたちですが、番組をご覧のみなさまには、その姿は見えないかもしれません。
なかなか来ない勝さん、雷蔵さん・・・最後にマスターたちは二人に会えるのでしょうか?

市川雷蔵作品はすべて、勝新太郎作品もベストセレクションでお届けするこの企画、この機会を逃す手はないかもしれません。
観たことのない方でも、眠狂四郎、座頭市のことを耳にしたことのない人はいないのでは?

撮影は林海象監督がやってる「BAR探偵」で行われました。
京都で撮影があると、プラっと一人で飲みにいったりする落ち着くお店。
お店の名前からおわかりになるように、隠し部屋があったりして・・・。

番組の設定通りに映画好きが集まるのもいっしょ。
虚実を越えた番組・・・と言えるかもしれません。
実際に、今回の番組の撮影スタッフは当時の大映の方たちもいらっしゃいましたし・・・京都ならでは・・・です。

もちろん雷蔵さんにお会いしたことはないけれど、勝さんとは少しばかりの思い出があります。
大河ドラマ「独眼竜正宗」や映画「帝都物語」の現場でお会いしましたし、打ち上げやお酒の席でご一緒させていただいたこともありました。

今は亡き先輩たちとの現場での経験は僕にとっておおいなる財産です。

これを機に、大映京都作品を観直してみませんか!?
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橘 
井堂二〇十一年葉月二十一日

稽古から含めると二ヶ月半近くにも及んだ舞台『おもいのまま』の公演をすべて終え、直後は放心状態でした。
終わった時期がお盆の直前ということもあって、早くからお盆休みをいただいてましたので、久しぶりに家族揃って帰省しました。
松江に帰って、すぐに小泉八雲の曾孫である小泉凡さんご夫妻に連絡を取ったところ、ちょうどその日に小泉八雲の怪談ゆかりの場所を散策する「松江ゴーストツアー」 をやっていたので、急遽参加させていただきました。
小泉八雲旧居でお庭を眺め、小泉八雲記念館 で展示(小泉八雲のKWAIDAN展 翻訳本と映画の世界)を観、お堀端のカラコロ工房 で「鷹の爪」の吉田君グッズをあさっていたら、やはり帰省していらしたFROGMANさんともお会いでき・・・いきなり盛りだくさん!!!

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★小泉八雲旧居


お盆の時期にはほとんど帰れたことがなかったのですが、今回はご先祖さまに供養をすることができ、良かったです。
久しぶりに家業の医院を継いでくれている弟とも飲んで語らい・・・。
・・・宍道湖に流れ込む大橋川の灯籠流しも見ることができました。
綺麗だったな〜。
美しい日本の伝統、風習は、やはり後世に、ちゃんと残していかなければ・・・と思うのでありました。

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★松江。大橋川、灯籠流し。


映画「RAILWAYS」でもお世話になった一畑電車 に乗って母方の親戚がいる出雲大社にもお参りできたし、古代出雲歴史博物館 で国宝の銅剣も拝めたし、ちょうどご縁祭りをやっていましたし、とても賑やかでした。

奥出雲にも出かけました。
「鬼の舌震い」 は、小学生の頃、夏休みが終わると、必ず誰かが「鬼の舌震いに行ったで〜!!」と言っていたものでした。 奥出雲の渓流で、八岐大蛇伝説などが残る土地です。
松本清張の「砂の器」の舞台となった亀嵩のあたりです。
犯人がズーズー弁だったので、ずっと東北を探していたら、同じズーズー弁が出雲にあった・・・という推理小説は映画化もされ有名ですよね!?
親に訊くと、子供の頃行ったことがあるようなのですが、どうも記憶にありません。
あらためて代が代わって出かけてみました。
渓谷を歩くのは良い運動にもなったし、途中、ゆっくりお弁当を開いてビールやワインで贅沢な時間を過ごしました。

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★鬼の舌震い・・・癒されました。

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★鬼の舌震い・・・巨岩がこんな形で・・・!!

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★鬼の舌震い・・・巨岩だらけ!!


・・・ところが!油断してしまったのでしょう、素晴らしい景色をデジカメに収めていたのですが、帰る時に置き忘れてしまったのでした!!!

戻って探してみても見つかりません。
紛失に気がつき、戻って探したのですが見つかりません。
おつきあいいただいた親切な仁多タクシーの方にもご迷惑をおかけしてしまいました。

雲南警察署にも届け出ましたが、まあ、出てくることはあるまいと諦めておりました。

ところが、この時代!
ツイッターで拾った方からご連絡をいただいたのです。
写っていたデータをご覧になって、所持者がわかった・・・という・・・なんともオハズカシイお話しではあるのですが・・・。
顔が認知される仕事をしていることと、ツイッターというツールとで幸いにもカメラは手元に戻って参りました。
カメラ本体は買い替えることができても、失った写真は買えるものではありません。
写された写真が戻ってきたのは奇蹟だと思いました。
親切な、やさしい人が、この国に、土地に、いらっしゃることに、本当に感謝です!!
ありがとうございました。
・・・拾ってくださったのは県外からの観光客の方だったのも、重ねて、ご迷惑をおかけしたと、感謝にたえません。

そんなこともあって、心に残る帰省となりました。

我が家は車の免許を誰も持っていないので、奥出雲に行くにも列車。
トロッコ列車があるようでしたが、次回は、是非、それにも乗ってみたいもの!!

松江の市内に行くにもタクシーも使いますが、家族三人で自転車。
近くの自転車屋さんで空気を入れてもらって、馴染みの喫茶店「MG」へ。
行けば、高校の同級生のメガネが、仕事の合間に休憩中。
「お〜!!」
なんて、お互いの家族の近況を語り合ったり・・・。
MGは珈琲もゴハンも、夏の時期には欠かせない、かき氷も美味しくて・・・。

また、松江に帰ろう・・・と思うのでした。
来月もロケで帰るんですけどネ!!

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★松江。宍道湖・・・ホッとします。

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橘 
井堂二〇十一年葉月十二日

舞台「おもいのまま」 、8月10日、岩手、北上での公演でオールアップしました!!
東京、池袋「あうるすぽっと」での公演から始まって、愛知、大阪、熊本、兵庫、山口、佐賀、長崎、東京は亀有、茨城/つくば、北海道は室蘭、札幌・・・そして岩手/北上。
全30ステージ!!
飴屋法水演出の妥協を許さない緻密、かつ大胆な演出と、それを支えるスタッフたち、そして共演者の石田えりさん、音尾琢真さん、山中崇さんとの座組。
さらに、そこに真剣に向きあってくださるお客様たち!!!
本当に密度の濃い時間と空間を共有させていただきました。
今回の舞台では僕は2時間ほとんど後ろ手に縛られっぱなし!!
SM、緊縛のプロの方がご覧になって、「その道の人でも2時間はキツイ」とおっしゃっていたそうです。
あ!僕はその道じゃないですよ!!!・・・と言えば言うほどイメージが・・・w
・・・正直、体力的にも非常にキツイ舞台でありましたが、全ての公演を終えることができ、本当にみなさんに感謝するばかりです。
どんな仕事もですが、殊に舞台は演出家やスタッフ、共演者との信頼関係が築けないと恐ろしくて舞台に立てないと感じています。
演出の飴屋氏は状況劇場時代の仲間であり、尊敬する表現者。
出会ってから32年が経ちますが、その分、こちらの甘えが出ないようにと、表現者として失礼のないようにしなければ・・・と向かっておりました。
それでも、応えられないことばかりで、俳優としてふがいない思いの連続でもありました。

けれど、どの舞台も真剣に立ち向かっていましたし、悔いはありません。
毎回毎回、出来は違いましたが、お客様に導かれるようにして過ごした時間は宝物です。
予期せぬスタンディングオベーションが起こった日もありました。
鳴り止まぬ拍手に涙をこらえられない時もありました。
舞台、客席がなにか物足りない空気で終わることもありましたし、本当に生ものだな・・・とひしひしと感じさせられました。
もう、あの時間は一生味わえないのだなあ。

体力、気力を維持することが何より大切な舞台でしたが、旅公演では、やはり美味しいものを食べるのが一番の楽しみ!でした。
キャストのみんなとは、よくつるんでましたな〜!
おもいやりのある方たちばかりに囲まれた今回、スタッフ、キャストの信頼と絆は本当に深かったと思い返します。
みなさん、本当にありがとうございました!!!!

今回の旅中に、お世話になった原田芳雄さんが亡くなられ、ジョー山中さんも後を追うように旅立たれてしまいました。
みんなで過ごした時間が過り、ラストシーンでは芳雄さんのことを想い、本当に泣いてしまいました。
「いのち」の舞台でありましたから・・・。
芳雄さん・・・見守ってくださり、ありがとうございました。
芳雄さんの想いのひとかけらでも、ちゃんと受け止めて、伝えることができるようにしなければ・・・。

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★室蘭の天丼屋さん「天勝」さんは安くて美味しかった〜!!
創業93年!?・・・三代目のご主人、娘さんと。


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★これで800円!!!


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★岩手、北上。ホテルの裏の川辺にて。
最終公演、スタッフのみなさんと、やっとのんびりとした時間が持てました。
童心に帰って草笛。緊張と緩和・・・生きてるな〜!


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橘 
井堂二〇十一年葉月五日

舞台「おもいのまま」の旅公演もあとわずか。
昨日は、つくばでの公演。
被災地での公演、命、水、事故・・・と、イメージはフィクションを越えてしまう。
毎回、いわゆるオシバイではなく、リアルに生きることに挑戦しつづける飴屋演出だが、昨日はいやおうなく押し寄せるリアルな空気に何度も押しつぶされそうになってしまった。
・・・それも含めて受け止め、歩み続けなければ・・・。

6月1日から始まった稽古、6月30日から7月13日までの池袋"あうるすぽっと"での東京公演、15日からの旅公演・・・。
どっぷりと舞台に生きる日々が続いている。
それもあとわずか・・・となると、濃密な時間の連続である分、さびしさもジワジワと押し寄せてきている。
毎回毎回、いらっしゃるお客様は、その日だけなのだから、初日も千秋楽も関係なく、毎日が一度限りの、一日だけの人生であることはわかってはいるつもりだけれど・・・。

東京は早朝にどしゃぶり、お昼の今は入道雲がわき、青空で、絵に描いたような夏休みの日記帳のような天気。
色々変わる・・・。
それぞれを感じられる幸せを噛みしめようか・・・。
なんてことを綴ってしまうのも、カエターノとガルコスタの"Domingo"が流れているせいだとしておこう。

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★大阪公演の後、取材で奈良、大和路に。ホテルにいたせんとクン。


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★奈良、大神神社のある三輪へ。オオクニヌシを祀るこの地は出雲と縁が深い。緊張感の続く舞台の公演のなか、ホッとしたひと時でした。


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★佐賀は恵比寿さまを祀った神社が多いそう。北九州と出雲の縁も深い。海路で島根半島の美保神社と行き来があったのでは・・・? と想像してしまう。美保神社は恵比寿様の総本山、芸能、音楽の神社でもある。 ちなみに長崎では蛭子能収さんの「えびすリアリズム」 が長崎歴史博物館で開催されていたが、素晴らしかった!!!是非。


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★旅の楽しみは、なんといっても美味しいもの!!! 長崎で食べたイカは絶品でした〜!


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