雑記帳 二〇二四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘井堂二〇二三年弥生二十七日

写真関連で箱根へ。
雨にたたられましたが、二日目はなんとか曇り空。
桜も様々な種類があって、とっても綺麗でした。
美人梅っていう、珍しい梅の花もよかったな。
ここのところ、また、ピンホール写真にも挑戦していますが、なかなかに難しい!!
思い通りに撮れない・・・あるいは、思ってもみなかったものが撮れていたり・・・写るのが当たり前じゃなかった頃の写真の楽しさが、ピンホールカメラにはあります。
今回、お見せできることはできませんが、機会があれば、その時には、ぜひご覧ください。

箱根の温泉でゆっくり・・・とは行きませんでしたが、小田原をご案内いただきました。
富士屋ホテルにいらしたというシェフのお料理、美味しかったです。

帰って、東京は桜が満開。
一年前は、桜が見れるだけで嬉しかったですが、一年は早いな。
1日、1日を大切にしなければ・・・と、改めて思った今回の箱根でした。

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★花曇り。武蔵野の春。


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★葉桜になるのも早そう。


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★桜、その3


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★満開の桜。


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★美味しかった〜〜〜!!


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★箱根彫刻の森のカフェで、いちごのジェラート。 歩き回った後のおいしさと言ったら!!


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★美人梅という、フランスで交配された珍種とのこと。 桜とは違った趣が、また良いですなあ。

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橘井堂二〇二三年弥生十二日

豊島区の主催で「としま産業振興プラザ(IKE・Biz)」にて、朗読&対談「佐野史郎×平井憲太郎 乱歩を語る」というイベントがありました。
カルチャーセンター的な感じかな?
定員を大幅に超える応募があり、抽選で選ばれた方々にお越しいただきましたが、当選したもののいらっしゃれなかった方々もおり、比較的ゆったりとした空気の中で開催されました。

この日は3月11日。
東日本大震災から12年、そして前日の3月10日は東京大空襲から78年。
だからというわけではなかったのですが、朗読は、空襲の時のことを綴った作品「防空壕」を取り上げました。
乱歩作品には数々出演して参りましたが、生の朗読というと「押絵と旅する男」をやったことがあるくらい。
「押絵〜」も、浅草十二階と言われた凌雲閣を舞台としたもので、関東大震災により消失したことで知られています。
現在のスカイツリーが倒壊するくらいの衝撃があったのだろうと思います。

災害や戦争への想いを抱きながらの朗読となりました。

平井憲太郎さんは乱歩のお孫さん。
少年時代の乱歩の思い出や、戦中のエピソードなどをお聞きすることができました。
想っていたのとは違い、執筆は少なかったものの、戦中も色々と町内のことなどで活発に動いていらっしゃったことをお聞きし、意外でした。
憲太郎さんとは、これまでも乱歩作品にまつわる取材や番組でお世話になって参りました。
現在は立教大学が管理している乱歩邸にも何度か足を運ばせていただきました。
書斎や蔵の蔵書を拝見させていただいたりと、ファンにはたまらない時間を過ごさせていただきました。

朗読した「防空壕」は、戦後10年、僕が生まれた1955年に執筆されたものです。
翌年に政府は「もはや戦後ではない」と宣言しましたが、改めて戦中の、空襲の東京の様子を残しておきたかったのではないか・・・とも思われました。
防空壕の中で出会った男女のエロチックな小説なのですが、危機的状況の中で描かれた人間の生き様は、「芋虫」に代表されるように、乱歩がいくら「反戦小説として書いたのではない」と言っても、それが少年探偵団シリーズであっても、乱歩作品には常に戦争の影が落とされているように思われます。

戦中に戦意高揚のために書かれたという「偉大なる夢」にしても、乱歩特有のどんでん返しが読み取れ、軍部の目をくらませていたようにも思うのです。
「芋虫」「偉大なる夢」と併せて、ぜひ、「防空壕」もご一読を!!

朗読は、先日、水木しげるのエッセイを朗読したばかりですし、小泉八雲の朗読も続けていますし、慣れているはずなのですが、毎回毎回、綱渡りで、今回も各所で読み間違いや言い淀んでしまったり・・・。
けれど、真剣に聴いてくださる聴講の皆様方との空気にも支えられ、あの、終戦の年の空襲の映像を共有することができたのではないかとご来場の皆様には心より感謝しております。

機会があれば、また、「防空壕」や「押絵と旅する男」、ぜひ朗読してみたいと思います。

*写真を撮るのを忘れてました・・・> <
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橘井堂二〇二三年弥生九日

鳥取県境港市での「生誕101年 水木しげる生誕祭」は大盛況でした!!
水木さんの誕生日は3月8日ですが、僕も3月4日、68歳の誕生日を僕も迎えることができ、大病を乗り越えての誕生日は、心底嬉しく、本当にメデタイ!!と思ってしまいました。
小学生の頃から愛読し続けてきた水木しげる作品。
俳優としても、さまざまな役を演じても参りました。
アニメ第四期の「ゲゲゲの鬼太郎」で演じた吸血鬼エリート、映画実写版の蛇骨ババァ、ラジオドラマでは吸血鬼ラ・セーヌ、貸本漫画時代の作品「不死鳥を飼う男」にも出演させていただきましたし、近年ではNHK Eテレ「妖怪えほん」の語りでお子さんたちにも親しんでいただいています。
他にも恐山のお膝元での「世界妖怪会議」に水木さんや荒俣宏さん、京極夏彦さんと参加させていただいたり、京極さんの「巷説百物語」原作のドラマ「怪」では水木しげるさんとの共演も・・・。
水木御大には、感謝の気持ちでいっぱいです!!

生誕祭は5日に行われましたが、前日は会場の「みなとテラス」でイベントのリハーサル。
浅野ゆう子さんと一緒。
ゆう子さんは昨年、舞台版の「ゲゲゲの鬼太郎」で砂かけ婆ァを演じたのですが、砂かけマダム・・・と呼ばれていたそう。
ま、そりゃそうか・・・いろんな妖怪の形があって良いと思いますです^^"
浅野ゆう子さんとは一昨年まで、27年も同じ事務所で過ごしてきましたし、気心も知れているのでリラックスした中で過ごすことができました。
水木ロードにある「水木しげる記念館」はリニューアルして来年オープンとのことですが、一旦閉館前の記念館も、記念館の皆様にご案内いただきました。
夕食は、境港名物、松葉ガニ(ズワイガニ)!!
茹でたものに、しゃぶしゃぶ・・・特に蟹味噌、焼きガニは最高でした!!!!!
ゆう子さんやスタッフと共に誕生日をお祝いいただき、忘れられない特別な日となりました。

生誕祭の当日は、妖怪コスプレの観客の皆さんで、すごい熱気でした。
パレードもあり、鬼太郎はもちろん、ぬりかべ、いったんもめん、砂かけババアにメフィスト、ネコ娘は一番人気があったかな?
さらには鳥取県知事が鬼太郎、境港市長はねずみ男!!
みなさん、気合が入っていたなあ〜〜〜〜。
今回、水木家のみなさんもいらっしゃり、ご家族や境港市、水木ファンの皆さんが一体となってお祝いしている光景が素晴らしかったです。
ゲゲゲの女房こと、武良布枝さんは91歳!!
車椅子ではいらっしゃいましたが、とてもお元気そうで、久しぶりにお会いでき、感激でした。

僕とゆう子さんとの朗読は、水木さんの一生を映像で紹介しながら、行われました。
おかげさまで、息もピッタリ!!???
「のんのんばあとオレ」「ほんまにオレはアホやろか」などから朗読。
特に、戦地での描写は、今こそ、多くの方に知っていただきたいと、神経を使いました。
こうして妖怪たちが集えるのも、平和あってのことなのだな・・・とも思わされました。
子供達にも、届きますように!!

翌日は、松江の実家でのんびり。
今回は、ずっと晴天にも恵まれ、親族とも過ごせたし、高校時代のバンド仲間たちにも会えたし、馴染みの喫茶店MGにも行けたしと、境港と松江の空気を存分に吸うことができました。

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★水木しげる記念館にて。101歳、おめでとうございます!!!!


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★我らも妖怪の仲間!!??^^"


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★見上げ入道、迫力あるなあ〜〜「見上げ入道、見上げた!!」^^


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★夜の水木ロードは妖怪のブロンズ像のライトアップや、路面には、アマビエも!!


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★楽屋のお弁当も妖怪!!


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★いったんもめんにぬりかべ・・・


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★お水にサイダーも!!


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★会場、みなとテラスの緞帳(どんちょう)。「まめなかや」は「まめ」・・・元気で、変わらずに「な」は助詞「に」、「かや?」は「ですか?〜していますか?」の意。境港は伯耆国ですが、出雲弁と伯耆の言葉は、同じグループかな?


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★松葉ガニ。漁師さんの船の名前のタグが付いている!!事代主の神様のお遣いかな?


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★浅野ゆう子さんからバースデイケーキを!! 最高の誕生祝いでした。ありがとうございました!!!!

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