雑記帳 二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘井堂二〇十七年神在月六日

10月17日初日の白石加代子さんとの朗読劇「笑った分だけ怖くなるvol.2」の稽古のまっただなか‼︎
筒井康隆さんの「乗越駅の刑罰」と井上荒野さんの「ベーコン」。
2年前に初めてこの企画にお誘いいただき、演出の小野寺修二さんとも意気投合‼︎
アンダーグラウンド演劇のレジェンド、白石加代子さんとの舞台、とても楽しく、スリリングでした。
東野圭吾さんの「超税金対策殺人事件」と小池真理子さんの「妻の女友達」はズルズルと悲惨な状況へと巻き込まれていく様が、なんとも愚かで滑稽で、でも、人が持つ弱さにうなづきながら演じておりました。
今回は…まだ、手探りですが、さらにハードルが高まっていると感じています。
筒井康隆さんの「乗越駅の刑罰」は物語はかなりのグロさがありますが、そこは小野寺演出‼︎ルイス・キャロルにも通じる不条理なファンタジーでありながら、僕は密かに現代社会の鏡のようにも感じています。もう一本の井上荒野さんの「ベーコン」は、父君の全身小説家、井上光晴さんの影も感じ、とてもエロチックで切ないラブストーリーなのですが、捉え方によっては恐ろしい事件の匂いも漂いそうです。
前回に続き、今回も劇中の音楽の選曲をお任せいただき、そちらも演技同様、気合の入るところであります。

11年前から続けている「小泉八雲 朗読のしらべ」で培ってきた朗読が、大きく反映していることも感じています。
だからといって手慣れてしまっては元も子もありません。
目の前の状況に、言葉に、音に、素直に反応することの難しさよ‼︎
今回の松江での小泉八雲朗読のしらべ「夢幻〜夢とうつつのあわいに現れるものたち〜」は、これまでのお寺やホールを離れて、初めての場所。
国宝、松江城二の丸の興雲閣での公演。
興雲閣は、実際にはおいでにならなかったそうですが、元々は明治天皇の行幸の宿として建てられたもの。
近くには小泉八雲旧居もあり、作品に描かれている明治時代の松江の空気も感じられるロケーション。
宍道湖と琵琶湖のイメージを重ねながら、松江では初お披露目の「果心居士の話」に登場する妖術使いの乗る小舟の櫓を漕ぐ音も聞こえてきそうでした。

ところで「果心居士の話」は、琵琶湖〜近江が舞台。
今年の3月4日、62歳の誕生日に彦根の清凉寺で初めてご披露したのですが、このお寺は、彦根藩、井伊家の菩提寺。
今年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、井伊家に寄り添う今川家の武将にして僧侶の太原雪斎を演じたこともあり、彦根ではとても暖かく迎えていただきました。
…ご縁は続くもので、なんと来年の大河ドラマ「西郷どん」では、薩摩藩と対立する彦根藩主、井伊直弼役を仰せつかり、先日、制作発表も行われました。
安政の大獄、桜田門外の変…幕末におけるあまりにも大きな事件と向き合わなければなりません。
振り返れば27年前、やはり大河ドラマ「翔ぶが如く」で、薩摩藩士、有村俊斎を演じておりました。あの時は生麦事件でイギリス人を殺傷し、それが引き金となって薩英戦争へとなだれ込んだわけですが、倒幕派から佐幕派へ、時を超え、双方の立場で幕末の役柄を生きる時、なにが正解だったかを改めて考えざるを得ません。
尊王攘夷を唱えた倒幕派が勝ち、明治新政府が開かれてすぐに開国されたことを思うと、早くから開国を提言していた井伊直弼の無残な死に様があわれに感じられます。

人は追い詰められると、とんでもなく極端なことをはじめ、残虐になるのだと、それは、きっと、誰でもそうなりうるのだと、過去の歴史の過ちは、今も起こりうるのだと、そのことをドラマを通して誰よりも自分自身が思い知らなければならなさそうです。

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★松江、興雲閣。コンサートやイベントなど、近年は色々使われてます。一階のカフェもいい感じ🎶


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★神在月を迎え、お城の周りには水灯路が巡らされ、良い雰囲気です。


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★木造洋館は、このステージにピッタリ!


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★思わず物語にのめり込んでしまいそう…入り込みすぎるとアブナイ!


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★山本恭司のギターはクール‼︎


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★お客様も集中!


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★最後は講演の小泉凡さんと三人で小泉八雲~ラフカディオ・ハーンの愛した「春の日の花と輝く~believe me」を演奏。


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★奇しき縁の連続です。いざ!

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