雑記帳 二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘 
井堂二〇〇九年神在月三十一

昨日、今日と、やっと落ち着いた感じ・・・。
吉祥寺の街、歩いて取材受けに。
12月に大阪で開催される「アルバムエキスポ」について。
写真・・・俳優業の傍ら、常に離れられないものとなっています。
よく言っていることですが、仕事柄、レンズをはさんで、日々、写真とは関わっているので、デジタルであれ銀塩であれ、スチールであれ、ムービーであれ、その身体感覚は分けられるものではありません。
もうちょっと言うと、言葉も文字も、絵画も音楽も・・・すべてなんですけどね。
そりゃ、常に離れられるわけがありません。
裸眼の、この、自分だけの、今、この瞬間と、その記憶には、ワンクッション置いた表現は、なかなかかないませんが、時には、表現されたものの方が生身をめくれ返してしまうこともあるような感覚は覚えます。
表現することで・・・日常の家族や友人たちとの会話や触れあいも含めてですよ・・・自分以外のものと交流することで、その素晴らしさに気づかせてくれもするのですから、やっぱり、表現、写真は凄い!

取材を終えて、久しぶりに映画を観に、プラリとバウスシアターへ。
ジム・ジャームッシュの新作、「リミッツ・オブ・コントロール」を観る。
変わらぬ、ジャームッシュ節、健在!
映画館のシートに身を任せる、この安堵感・・・。
ゆるやかな緊張感のサスペンス。
物語は007シリーズと同じなのかもしれないのに、こんなにも受け止める印象が違う。
ものの見方、感じ方・・・今さらながら、当たり前のことにハッとする。

終わってから、前から気になってた文具店「36」(サブロー)へ。
狭い店内だが、入れ替わり立ち替わり、お客さんが絶えない。
衝動買いしたくなるよな小物や、ノート、筆記用具がそろうこのお店、セレクトショップ・・・といってしまえばそれまでなのだが、宮澤賢治の童話に出て来るお店みたい。
加藤和彦さんの「アーサーのブティック」という曲を聴いて、中学生の頃、こういったお店に憧れたものでした。

ホント、吉祥寺は夢のような街です。
公園があって、美味しいお店も、安い焼き鳥屋さんからライブハウスから、各国のレストランも揃っているし・・・。
ああ、でも、そんななか、老舗のライブハウス&音楽酒場「のろ」が今日で閉店してしまいます。
タイムスリップをやってた時のライブとか・・・忘れられないです。
食べるものも美味しかったしね・・・。
高田渡さんとも、しょっちゅう遭遇して、いっしょに飲みましたっけね・・・。
主の加藤さん、本当にお疲れさまでした!!!
音楽も、喫茶店も、酒場も、レーコード屋も、本屋も、デパートも、劇場も・・・あり方が変わって来てしまったことはしょうがないことなのでしょうけれど・・・。
それでも、吉祥寺には井の頭公園がある。
池もあるし、小さな森もある。

で・・・11月は久しぶりにバンドでレコーディングもあるし、ライブもあるので、帰りに山野楽器へ。
馴染みの店員さんたちとおしゃべりしながら、情報収集。
なかなか出会えなかった、好みの「歪み」のエフェクターも、ここのオリジナルが気に入りました。
この日の収穫は、アナログディレイ。
コンパクトエフェクターながら、良いかかり具合だぜ!!

ああ、秋日和・・・。
髪を切りに行こう。
ごま塩アタマのこのオヤジ、この前、何を思ったか、髪を紫っぽくしちゃいましたが、今は時代劇なので、髪の色を変えても平気なんです。
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橘 
井堂二〇〇九年神在月二十四

加藤和彦さんの訃報を受けてから、正直言って、やはり、毎日、どこか虚ろです。
もちろん、現場に持ち込むようなことはしないように務めてはいますが・・・。
亡くなられた前日に、何故か、ミカバンドの新結成のDVD観てたんだよな〜。
まあ、そういうことってありますよね、よく・・・。

昨日も、去年、鈴木茂さんと坂崎幸之助さんと一緒にやったライブに飛び入り出演してくれた時のVTR観てましたが、演奏したのはニール・ヤングの『孤独の旅路』と遠藤賢司さんの『カレーライス』でした。
「マイブームです」っておっしゃってたけど、いつになくハモニカホルダー下げて、熱唱してて・・・。
クールな加藤和彦さんだったけど、本当は、エンケンやニール・ヤングみたいに、自分の中をさらけだして、他人にどう思われても良いから爆発させるような表現を一人でやってみたかったんじゃないかな」・・・?とも思いました。
放送されることもないことを知っていたからか、普段視られない加藤和彦さんの一面、さらけだしていたような気がします。

雑記帳も、なかなか綴ることができないでいましたが、『行列48時間』『咲くや この花』の収録が続いていたり、松江での恒例の小泉八雲の朗読会や、講演会が続いていたからでもありました。
2週に渡って、松江を往復してましたが、今年は、本当にしょっちゅう松江に帰っている感じです。
11月7日の松江での『喫茶MG40周年記念コンサート』もありますしね・・・。

松江では、小学生の時の同級生たちとも会い、リアル『20世紀少年』でした。
女子高のセンセイ、フナキ君は、ビートルズの大ファンで、今でもコピーバンドをやってます。
「リマスター盤は、娘が大学卒業するまでおあずけ」と嘆いていたり、ガキ大将だったサワダ君は、夏目漱石始めとする、日本の文士たちの古書収集家で、修復もする腕前。
八百屋さんの傍ら、建築デザイナーでもあり、小学生の時の印象とはかなり違います。
同じクラスだったカジ君は、原因不明の死を遂げてしまったようですが、カジ君の影響で文学や古書に目覚めたようでした。
「泉鏡花の『高野聖』をやって欲しい・・・」なんて言ってくれるサワダ君、20代、30代の頃にカジ君と文学論を戦わせていたようで・・・知らないところで、それでも、何故か、ずっとつながっていたような気がします。
ホントに40年ぶりに会ったトシコちゃんは施設で働いていて、仕事が「楽しい」と言っていたのが印象的でした。
昔からハキハキ、明るかったからな〜。
スギ子ちゃんは、やはりフナキ君同様、高校で教壇に立って、忙しそう。
みんな、仲良しでしたが、『20世紀少年』同様、「アイツ、どうしてるんだろう?」と、謎の転校生の話題にもなりました。
鉄棒が天才的に上手かった、アマノ君、どうしてるかな〜。
不良っぽくて、淋しげで・・・まあ、そんなドラマ仕立てな思い出をを創り出してしまうのも記憶の一面なのかもしれませんが・・・。

なんか、センチメンタルになっちまいます。
加藤和彦さんの曲を聴くと泣いてしまいますが、聴き返してみて、ハッとすることだらけでもあるのです。
「それから先のことは」の歌詞。

「いろんなことが あっただけの 今日までだけど
僕にとっては 少なくとも わるくなかった
たぶん君がいて
歌がある
これまでしてきたように
明日という日に つられてゆくだろう」

「メモリーズ」というリマスターのご自身による監修のベスト盤にも入っているこの曲、振り返れば、精一杯生きていれば、残された作品や思い出は、すべて逆説的に響いてくるだろうから、歌詞の意味に大意はないだろうけど、余計に悲しくなってしまいます。
このCDの帯の文章で、今日は終わります。

『私にとって、これは単なる思い出に過ぎないが、思い出が人生にとって重要な、そして意味のあるものになる時がある。
だから、皆さんが、私のこれらの思い出を共有して下さることに感謝を覚える。 加藤和彦』
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橘 
井堂二〇〇九年神在月五日

今日は、朝から、秋雨がしとしと、しとしと・・・。
せっかくのお休みなのですが、朝からダラダラと時間が過ぎていきます。
9日の小泉八雲の朗読LIVEも、さしせまって来ていますし、やること山積みなんですが、さて、何から手を着けようか・・・と、ボーっとしてばかり。
・・・イケマセン・・・。

NHKで始まるドラマ『行列48時間』の撮影も続いていますが、飛び飛びで・・・。
福袋を買う為に48時間並ぶなかで起きる事件のお話しなので、スタジオの路上のセットでひたすら朝から晩まで並んでいます。
俳優部、み〜んな、なんかストレス溜まってしまいます。
けれど、ずっと一緒にいるので、だんだん一座のようになってきて、物語とシンクロしてオモシロイ!!

たまにはロケもあって、先日は、銀座の老舗のバーで撮影がありましたが、ロケはロケで、こちらも朝からず〜っと地下の密室で・・・。
夜、終わった帰り、新宿のバー、ナジャに寄って一杯やってたところ、クマちゃんこと篠原勝之さんと遭遇!
たまに逢うんですよね〜。
クマちゃん、著書『走れ UMI』で、小学館児童出版文化賞を受賞なさったそうで、おめでとうございます!!
状況劇場時代から変わらぬ(風貌も)クマちゃん、最近は剣道の日々だとか・・・。
な〜んか、ひらめいたんだろうな〜。
いつもニュートラルで、観察者のクマちゃん、そのアンテナにひっかかっていること、横で聞いている佐野は、興味津々で、面白くてたまりません。

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★キュート!なクマちゃん・・・目に花を・・・心に愛を・・・。


こうして、多くの先輩たちに色んなことを教わってきたわけですが、音楽では、やはり、この人、エンケン=遠藤賢司
『20世紀少年』の最終章では出演もなさっていましたが、主人公のエンドウケンヂ繋がりで、原作者の浦沢直樹さんと、珍しい3人でのLIVEが・・・。
エンケンの新譜『君にふにゃふにゃ』には、佐野家総出で、マキと八雲もコーラスで参加させていただきました。
デビュー以来、変わらぬ、その純音楽魂には、ただただ頭が下がります。
我が家にとって、エンケンは、親戚のコワ〜イ伯父さん・・・といったところでしょうか・・・?
甥っ子の佐野は、気が抜けません!
こういった先輩たちのことを想うと、襟を正さざるを得ないのです。

エンケン、浦沢直樹、佐野の3人揃っての演奏はエンケンの「不滅の男」!
『君にふにゃふにゃ』のレコ発イベントで、トークイベントの最後に。
久しぶりのエンケンとの演奏は、相手との呼吸を自分の物にするというところでは、まったく演技と一緒。
音楽は、音は、やはり、一番大切なものかもしれません。
・・・もちろん、まず、ここに、「いる」ことがなければ、何も始まりませんが・・・。
別に始まらなくてもいいのか・・・そしたら、終わりもないものね・・・ヤバイ!このスパイラルに入ると、抜けられなくなるので、今日はこの辺で・・・。

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★オレは不滅の〜オトコ〜ぉ!!!!


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★左から佐野、エンケン、浦沢直樹・・・3人そろい踏み!

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