雑記帳 二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘 
井堂二〇〇九年水無月二十九日

日曜劇場『官僚たちの夏』の制作発表がありました。
目白の椿山荘にて。
佐藤浩市さん、堺雅人さん、高橋克実さん、西村雅彦さん、杉本哲太さん、吹石一恵さん、田中圭さん、床嶋佳子さん、村川絵梨さん、高橋克典さん、船越英一郎さん、北大路欣也さん・・・。
役の扮装でズラリ、ひな壇に並び、お披露目・・・。
気合い入りまくり!!・・・です。

昭和30年代を舞台にした官僚の世界・・・。
官僚の世界は、知らなかったけど、はじめてテレビが我が家に来た日のこととか、よ〜く覚えていて子供の頃に戻ったみたいでもあるんです。
あの頃の大人って、なんか、楽しそうに見えてました。
その、大人を演じることができるのですから、もう、かなり楽しい!!
いや、政治の世界の言葉は、使い慣れないものばかりだし、どのシーンも緊張感があって、毎回、ヘトヘトなのですが、それでも楽しい!
タイムマシーンに乗って昭和を旅してる感じです。
映画『夢みるように眠りたい』や、『明日』『226』『帝都物語』等、振り返れば佐野の映画デビュー当初は昭和レトロの世界を彷徨っておりました。
そういう意味でも、慣れ親しんだ世界に帰ってきたようでもあります。

番組サイトには、佐野の様子も写真がUPされてますんで、覗いてみてください。
お楽しみに!!!

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★紫陽花・・・梅雨を味わいましょう。

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橘 
井堂二〇〇九年水無月二十六日

昨日は、ラーメンズのツアー「Tower」を観に行った。
ラーメンズ、初体験。
・・・知らない人にとっては、バンドのツアーだと思っちゃいますよね。
もちろん、お笑い芸人さんの、ラーメンズ!
・・・いや、これは、もう、「お笑い」というカテゴリーにはおさめられるものではありませんでした。
といって、小劇場ノリの演劇とも、まったく無縁!!!!!
・・・なにも、アート、芸術が高尚で、大衆芸能が俗・・・というようなおバカなことを言ってるわけではありませんよ!
むしろ、そうではないことを、カテゴリーやジャンルではなく、瞬間の刹那と悠久を共有させてくれるならば、どんな手段でもかまわないことを見せつけてくれました。
〜今まで、体験してなかったことが悔やまれます・・・。
そもそもは、八雲がYou Tube で「オトーサン、ラーメンズのネタ、面白いよ〜」と、教えてもらったのがきっかけ。
正直、最初はインテリジェンスが鼻につくところもあったのですが、まあ、とにかく、引っかかって引っかかって・・・笑ったことは認めざるを得ず・・・。

・・・で、今週は「くるり」に続いて、またまた親子で出かけました。
そういえば、ラーメンズとくるりって、同じような感触があります。
形、音、意味と無意味、螺旋・・・くるりの「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」の世界と、ラーメンズの今回の公演は通底しているような気がします。
そういや、くるりのベストアルバムも「タワー」ってタイトルだったな・・・。

終演後、楽屋に案内していただきました。
片桐仁さんとは、数年前、映画「一軒家プロレス」で共演させていただいたことがありましたが、その時は、そのままラーメンズに触手が伸びることはありませんでした。
「真面目で、大人しい人だな〜」と思ったくらいで・・・でも、その、自意識の過剰でないところが、俳優としても、芸人さんとしても、いいのでしょうね!
で、作・演出の小林賢太郎さんは、色白の美男子。
初対面でしたが、やはり、ただならぬ気配の方でありました。

久しぶりに笑ったし、でも、こちらも表現に携わる者として、どこか冷静に見極めようと、批評する頭も働いてしまい・・・。
「バベルの塔がしっかりと見えましたよ」と言うと、小林さんは「お客さんから、そう言ってもらったのははじめてです」と、作品の遠くむこうに見える「Tower」は何なのかと、お互いに探りあったような瞬間でもありました。
洋の東西なんかでは、もちろんなく、けれど、巨大なものが存在していることも避ける事ができず・・・。
途方に暮れて、ただ呆然と見上げるばかりの塔を、それでも、昇って行こうと、新たな気持ちにさせてくれたライブでありました。
ありがとうございました!

・・・一昨日あった、『アマルフィ 女神の報酬』の完成披露試写会の舞台挨拶の事など、書こうと思っていたのですが・・・映画の事は、また、あらためて!
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橘 
井堂二〇〇九年水無月二十四日

23日、「くるり」のワンマンライブツアー2009〜敦煌(ドンファン)〜を観に八雲と。
小学3年生、「TEAM ROCK」の時から一緒に行ってる。
途中、宿題をやってなかったので、行かせてもらえなかった時があったけど、親子そろっての筋金入りのファンを自認している。
なにしろ、こないだは、「くるり」の新譜、「魂のゆくえ」の世界を案内するFM東京の番組で、ナビゲーターまでやらせてもらったくらいなのだ!!

今回は、サポートのドラムに堀川裕之さん。
オリジナルメンバーだったドラムの森信行クンが抜けた後、なかなかドラムが固定しない「くるり」だけど、「形」として安定してしまう音の危険を、誰よりも察知する「くるり」だからこそ、模索し続けているのだろう・・・。
前回の『ワルツを踊れ』で、日本ロック史に残る金字塔のようなアルバムを作ってしまった「くるり」が、苦悩するのは、当然といえば当然だ。
僕のバンド「sanch」のドラムのグレースも、「くるり」のセッションに参加したことがあるので、色々、キビシイ話は聴かせてもらっているけれど、妥協しない「くるり」は、だからこそ信頼できるバンドなんだ!
・・・で、今回は、原点に戻っての、3ピースでの演奏。
他にゲスト無し。
このいさぎよさがカッコイイ!!
「さよならストレンジャー」や「図鑑」からのナンバーが目立ったのも、初期の3人編成で作られた曲のことを想えば納得だし、昔からのファンとしてはオイシすぎでした!!!
3人の丁々発止の音のやりとりは、圧巻でした!

さ、これで、また、ロック魂抱えて現場に行けるぜ!
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橘 
井堂二〇〇九年水無月十五日

『アイシテル 〜海容〜』の最終回の放送も終わり、ご覧いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
被害者側の父親としての立場、ブレないように・・・と、最後まで、しっかりと受け止めようと務めたつもりですが、なかなか思うようにいきません。
まあ、だからこそ、また、現場に挑んでいこう・・・という気持ちにもなるのでしょうが・・・。

最終回の秀昭のセリフ、「憎むべき人間は、あのなかにはいない。憎しみを持つ自分のなかにしか、その相手はいないんだよ。・・・だから、もう、あの子は・・・いない」と、弟を殺した相手が通う小学校の前に佇む娘に語りかける時、「憎んでも何も解決しないし。だから、もう、憎しみを持たないんだ」と自分に言い聞かせてもいるし、殺した少年の存在そのものを、自分の中から消してしまう・・・という、ある意味、殺すよりもっとひどい、残酷さでもって乗り越えようとしているようにも思えます。
あるいは、憎しみの裏返しである、愛情を持つことができない我が子への思いのやりどころを探すように・・・相手の肉体がなくなろうとも、この、己の身体の中には、しっかりといるんだと・・・。

演じている僕自身にもわからないような時間を演ずることは、なにもかも、ものごとをはっきりさせることが美徳とされる現代に対する挑戦の気持ちもあるのかもしれません。
人知の及ばない現象、運命に対して、「わかった」と思い込んだりせずに、ただただ、世界と対峙し続ける・・・そのようにして、これからも、演じて行きたいと思います。

あ、ちなみに、確信犯は、ラストシーンの家族でリンゴをかじるシーン。
あれは、禁断の果実。
意味は・・・どのようにでも・・・。

ともあれ、まずは・・・ありがとうございました。

昨日は、早朝、『官僚たちの夏』のロケ。
北大路欣也さんとのシーン。
1シーン撮り終えて、世田谷美術館へ。
写真展『日本の自画像』を観に。
1945年から1964年までの戦後日本の復興期を切り取った写真展は、圧巻でした!!!
木村伊兵衛、東松照明、土門拳、奈良原一高、濱谷浩、林忠彦、細江英公・・・クラクラするようなエネルギーと、繊細さに触れ、また写真の素晴らしさに触れることができました。
『官僚たちの夏』の時代背景とも重なり、写真の世界を通じてこのドラマに入っていくのもいいな・・・と思いました。

夜、再入して、再びロケ。
まだまだ、ドラマの日々は続きます。
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橘 
井堂二〇〇九年水無月十五日

あ〜終わった〜!!!
『アイシテル 〜海容』オールアップ!!!
野口家、小沢家、両家そろってのラストカットでした。
みんながそろって収録を終えるなんて作品は久しぶりです。
そして、クランクアップ後、稲森いずみさん、山本太郎さん、板谷由夏さんらみんな揃ってプチ打ち上げしました。
みんなが思っていた事、同じシーンがほとんどない両家でしたから、それぞれの撮影秘話を語り合いました。
これもまた、珍しかったかな?
・・・このドラマから身体が離れるには、少し時間がかかりそうですが、ともあれ、まずは無事に終わって、乾杯!
最終回、お楽しみに!!
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橘 
井堂二〇〇九年水無月十二日

昨日はラジオのナビゲーターの収録でFM東京に。
大好きなバンド、「くるり」の新譜『魂のゆくえ』を紹介する音楽番組「MUSIC FLAG」 。 
6月14日(日)、FM東京・・・全国ネットでの放送です。
放送は 15:00~15:55 。
「くるり」ファン歴10年!!
岸田繁クンと佐藤征史クンの語る、今の心境は、かなり今の佐野とも重なるところが多く・・・思わず、語りにも力が入ってしまいました!!
ラジオ、好きです。

先日も、NHKの「ラジオ深夜便」に出演させていただきました。
この番組、寝る時に、イヤホンでよく聴いているんです。
60年代の、昔ながらの深夜放送の空気があって、選曲も、古い歌謡曲やスタンダードナンバーが多くて、ホッとするんです。
6月18日(木)23:20〜、NHK ラジオ第一「ラジオ深夜便」
小泉八雲のことを語ってます。「若がえりの泉」や「神々の国の首都」の一節も朗読させていただきました。
パーソナリティーの、迎 康子さんの声、ホント、素敵です!
あわただしい、テレビのバラエティ番組から時には離れて、そっと声と音だけで受け止めてみる時間、大切だと思います。
是非、聴いてみてくださいね。

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★セットのなかにカメラが入って、撮られてる佐野からはこんな感じで見えてます。

さて、ドラマ『アイシテル 〜海容〜』の放送も、いよいよ残すところ最終回のみ!
・・・実はまだ収録しているんです・・・最終回は15分拡大・・・ということもあって・・・追い込みです。
プロデューサーの方や、監督、共演者と、納得が行かないところは、当たり前のことですが、悔いのないように話し合って取り組んでいます。
言葉で説明しなければならないことと、生きている人間が生身で語ることとの間で、どうしても矛盾したり、理不尽なことが出て来て・・・それはそれで、物事を立ち上げる時には、必ず伴うものであることは重々承知はしているのですが・・・一筋縄ではいかない題材であるだけに、苦しくもありますが、その、密度がご覧頂いている方々に伝わりますように・・・と、祈る様な気持ちで、このドラマの最後の日々を過ごしています。
生田スタジオでのセット撮影を先日終え、小沢家のセットともお別れでした。
板谷由夏さん、川島海荷ちゃんと過ごした3か月・・・息子役の佐藤詩音クンとは、ほとんど一緒にいられなかったですが、いない息子のことをいつもみんなで話してたわけですから、いることといないこと、愛することと憎むことの行方を求めて、この家族との時間はとても充実したものでした。

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★最終回のセット撮影を終えて、家族で記念写真!


・・・スタッフ、キャストのみなさま、そして、視聴者のみなさま・・・最後までよろしくお願いいたします。

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★よく食事のシーンが出て来ましたが、最後はオムレツ・・・美味しいです!!

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橘 
井堂二〇〇九年水無月一日

6月。
「今歳水無月のなどかくは美しき」
・・・伊東静雄の一節を思いだしたりして。
梅雨前線のせいで、雨が多くなりましたが、今日の東京は、さわやかな晴天です。
・・・でも、夕方には雷雨が・・・なんて予報もあり・・・けれど、こうして、季節の移り変わりを感じられるのは、幸せなことだと、しみじみ思うのも、伊東静雄のせいでしょう。
「すべてのものは吾にむかひて 死ねといふ、
わが水無月のなどかくは美しき」
・・・そりゃ、そんな風に感じたら、6月のこの一瞬も美しいでしょう・・・。

『アイシテル 〜海容〜』と併行して、夏のTBSさんの連続ドラマ『官僚たちの夏』の収録も始まっています。
城山三郎の原作。昭和30年代を舞台にした官僚たちの物語。繊維業界、テレビ、自動車、公害・・・産業発展に勢いづく、元気の良い日本と、目先の事に振り回された結果生じてしまう環境破壊と・・・。
骨太の男たちのドラマ、かなり熱いです!!
佐野は新聞記者役。珍しい・・・っていうか、初めてじゃないかな?
先日は、幹事長役の北大路欣也さんと二人のシーンの撮影だったのですが、大先輩とのやりとり、緊張しつつも、楽しかったです。

高校生の時、ジロドゥの『オンディーヌ』っていう、水妖精と恋に落ちるお芝居を観て、大好きだったのですが、その時の主演が、北大路さん!
・・・思春期の想い出、今も身体に染みついています・・・。
フーケーの同名の小説が原作なんだと思いますが、『浦島太郎』じゃないけど、ヨーロッパに伝わる民間伝承のようです。
吉原幸子さんの詩にも「オンディーヌ」って、ありました。
好きな詩集だったんだけど・・・どこ行ったんだろう・・・?

そういや、ここんとこ、じっくり詩を読んだりすることってないな〜。
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