雑記帳 二〇二四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘井堂二〇二四年皐月二十八日

放送はかなり先ですが、ドラマの撮影、オールアップ。
慣れない野球のシーンなんぞもあり・・・と言いながら、くるりのMV「loveless」でも野球、やってたか・・・。
観るのは大好きだけど、何十年も草野球もやってないしな。
でも、楽しかったです。
まあ、僕の世代、昭和30年代の小学生は、どんなに運動が苦手でも、キャッチボールは当たり前にしてたからなあ。

MLBの大谷翔平や山本由伸、ダルビッシュに菊池雄星、吉田正尚、大注目の今永昇太・・・日本の野球も盛り上がってますし、僕が中学生時代に熱中して読んでいた梶原一騎原作、川崎のぼるの「巨人の星」の星一徹や星飛雄馬は、この状況を観て、どう思うのだろう・・・?と、思ってしまいます。

撮影で野球の指導を受けた時、肩や手の力を抜いて、打球は打とうとはせず、まずは当てるだけ・・・と教わり、「セリフ」と一緒だなあ〜〜〜と学ぶことも多く。
8月にやる竹内銃一郎さんとの舞台、JIS企画「コスモス」も楽しみですが、20年前に上演した「マダラ姫」のセリフを急に思い出したりもしました。
・・・あれは、確か、高校演劇部の生徒たちの役柄があって、演出家に「セリフを言おう言おうとするから、そうなるの!」とか「なんで、そんな意味のないセリフに感情を込めたりするの!!??」とダメ出しするシーンで大笑いしたのを覚えてます。

でも、投げられたボールを、正確に当てるのって、こんなにも難しいのか・・・とも思わされ、セリフも、相手に声かけられたセリフを正確に受け止めて、返すのって、確かに難しいものな〜〜〜と、しみじみ感じ入ったりもしていました。

小津安二郎監督は、外ロケはギャラリーもいるし、集中しにくいからなのか、あまりお好きではなかったようですが、セットでの緊張感の意ある密度の濃い時間は、それは、撮影、芝居作りの大いなる楽しみではあるものの、屋外での撮影で、開放感のある空気もまた、魅力のひとつかな?とも思うのでした。

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★幕張の埠頭の空。


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★海辺の公園、癒されました。

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橘井堂二〇二四年皐月九日

龍蛇神に導かれて・・・の二日間でした。
まずは二子玉川のライブハウス「GEMINI」にて、「小泉八雲 朗読のしらべ『龍蛇伝説』」を。
山本恭司のギターと佐野の朗読による、このユニットも始めてから17年が経ちました。
今回は、昨年11月、我らが故郷、出雲の地は松江で上演して以来の『龍蛇伝説』。
旧暦の十月は出雲では全国から神様がお集まりになるので、神無月ではなく神在月。
で、出雲大社では神迎祭といって、稲佐の浜に流れ着いたセグロウミヘビを龍蛇様として奉納するしきたりゆえ、神在月にちなんで龍蛇神や水にまつわる小泉八雲の作品で構成した『龍蛇伝説』を上演したのでした。

以前は銀座ヤマハでも毎年、この朗読ライブは続けていたのですが、近年は東京や関東近郊で上演する機会がめっきり減ってしまいました。
ならばと、普段はキョージがライブで演奏している馴染みのライブハウスでやってみよう・・・と、去年の『へるん先生傑作選』に続いて今年も開催できることに!!

ライブハウスだけあって、照明も音響も素晴らしく、とても演じやすいハコなのです。
満員のお客様にも楽しんでいただけたようで、こちらも楽しかったです。
演目は、古事記を熟読していた小泉八雲が松江に英語教師として赴任して間もなく、憧れの出雲大社へと向かう、宍道湖を渡る汽船からの描写が美しい「杵築(きづき)」で始まります。
次に読んだのは「美保の関」。オオクニヌシを祀る出雲大社は島根半島の西側ですが、美保の関は東側。
美保神社にはコトシロヌシ〜エビスさん〜が祀られているのですが、美保の関ではなぜかコトシロヌシがニワトリや玉子がお嫌いなので、ニワトリやタマゴを食べたり持ち込んだりしてはいけない・・・というお話。
なぜか?・・・を調べてみるのも楽しいかもです。
で3番目に「河童の詫び証文」。松江の川津に伝わる河童伝説ですが、深く読むと、なかなかオソロシイお話かもです。
そして、南伊勢の大河内(おかわち)明神の再興を願う宮司の怪談奇譚の舞台は京都、京極。
姿を表さぬ龍蛇神が暴れ回るのですが、特撮映画にしたら面白いかも!!と思うのでした。
弥生って鏡の精が美しいんですよね〜〜〜なので、タイトルは「鏡の乙女」。
場所を江戸に移して明暦の大火の奇譚「振袖火事」・・・これまた龍蛇の仕業か!!??
少しばかり東北に行き、陸奥国、赤沼での切ない夫婦のオシドリの物語「おしどり」は、毎回、ついつい気持ちが乗ってしまいます。
最後にご存じ「浦島太郎」。
竜宮城の乙姫と竜王に幻惑された浦島のファンタジーは、これからも永遠に語り継がれていくことでしょう。

アフタートークも楽しく。
小泉八雲が集めた日本の恋歌の民謡を、フォークソング調の曲として私が作曲し、二人で演奏。
最後は小泉八雲が愛したアイルランド民謡「春の日の花と輝く」で幕を閉じました。

朗読とギターとのセッションは、俳優として、本当に勉強になります。
物語を運ぶ集中力と、事実を伝える時間は映画やドラマにも確実に反映されていると思います。
夏には、久しぶりに舞台『コスモス』に立つし、生のステージはやはり恐ろしくもあり、楽しくもあり・・・なのです。

でもって、翌日はNHKラジオ第一で『特集!ゴジラ70年』の生放送。(#らじるらじる で5月14日まで聴き逃し配信、お聴きいただけます)
参加メンバーは明治大学院特任教授で特撮の講義も行なっていらっしゃる氷川竜介さん、『ゴジラ×メカゴジラ』の主演、釈由美子さん、そしてワタクシ、司会はNHKアナウンサーの渡辺健太さん。
橘井堂のコラムにも長文を載せておりますが、『ゴジラ-1.0』のことを語る時は、生放送ゆえ、失言せぬよう、かなり神経を使いました。まあ、正直にお話はできたかな?
『84ゴジラ』や音楽、ゴジラの鳴き声など、音にまつわるお話も楽しかったです。 特に、怪獣の鳴き声クイズ!!〜〜〜〜は難しかったなあ^^”
レベル高すぎでした!!> <
1954年、第1作目の『ゴジラ』から始まって30作品、アメリカの1933年の『キングコング』や1953年の『原始怪獣現わる』あったればこそ生まれたゴジラでもあったと思うので、現在進行形のアメリカ版GODZILLA、モナークなどと、日米のキャッチボールはこれからも続いてゆくことでしょう。
ならば日本版キングコング、『獣人雪男』もぜひ!!!!!!!!!!!
ゴジラシリーズ、Amazonプライムで全作品観れるので、この機会に、どっぷりハマってみてはいかがでしょう?

最後に、これからのゴジラ作品に期待することなどのお話もして、あっという間の2時間でした。
ゴジラ、ウルトラ、クトゥルフ、つげ義春、江戸川乱歩・・・そして小泉八雲・・・まだまだ取り組むことは山のようにありそうです^^"

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★二子玉川のライブハウスGEMINI!!


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★言葉を大切にしないとな・・・


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★手前のiPadはキョージのシナリオ、僕は紙じゃなきゃ、なんか体になかなか言葉が入ってこなくて・・・


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★良い音、気持ちいい!!


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★音も言葉・・・ちゃんと受け止めてるかな?


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★アフタートークは二人で演奏も🎶


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★NHKのラジオブース。左から氷川竜介先生、サノ、渡辺健太アナウンサー、釈由美子さん

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橘井堂二〇二四年皐月五日

昨日は、「横浜国際映画祭2024」のオープニングセレモニーに参加。
米倉涼子さんがアンバサダーをお務めになり、菅義偉前総理や山中竹春横浜市長のご挨拶など、国際都市横浜への期待の高さが窺われました。

で、僕はグ・スーヨン監督『幽霊はわがままな夢を見る』主演の深町友里恵さん、加藤雅也さん、幽霊役の西尾聖弦さんや南海キャンディーズのしずちゃん、そしてグ・スーヨン監督らとレッドカーペットを歩き、登壇。
待機場所のテントの中は、さまざまな作品のスタッフ&キャストで賑わいました。
TBSの連続ドラマ『リコカツ』の途中降板でご迷惑をおかけした瑛太さんには、改めてお詫びを。
三池崇史監督からは深いお話を伺えたり、小泉今日子さんとは共演作品のことなど・・・。
まあ、しかし、加藤雅也さんとは久しくお会いはしていなかったけれど五社英雄監督『226』からのお付き合い。
 ハルノ・レツ役を演じた加藤雅也さんゆえ『ウルトラマンブレーザー』の話では、こちらの熱い想いを聞いてもらったり、寺田農さんの俳優としての姿勢に敬服したり・・・。

船上パーティーもあり、横浜湾内をクルージング。
デッキも心地よく、美味しいワインに、参加者隊もみなにこやかに歓談しておりました。
ドラマ『ウオーターボーイズ2』以来の再会の市川隼人さんは『おいしい給食 Road to イカメシ』で参加。
いや〜〜〜熱く語り合いました。
おじさんグループ発見!!で、旧交をあたためたり・・・。

まあ、とにかく、みなさん、熱い!!熱い!!
ドラマや映画の現場への想い、それぞれ違う個性のみなさんですが、それでも語られることはみな同じ・・・というのも面白く。 挑戦し続けましょう!!とみなさんと心通わせた充実のひと時でありました。

ところが、翌朝、恩師、唐十郎の訃報を聞き、呆然。
あらためて唐さんなら、昭和芸能史からこんにちをどのように見渡すのか、教わりたい想いです。

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★オープニングセレモニーに登壇のグ・スーヨン組のメンバー


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★会場から、そのまま船上パーティーへ!!


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★久しぶりの再会!!市川隼人さんと^^


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★オヤジ俳優連合大集合!!??^^"升毅さん、西村まさ彦さん、村田雄浩さんと


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★気持ちのいいクルージングでした^^


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★横浜ベイブリッヂ!!


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★船上からのヨコハマの夜景・・・

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