雑記帳 二〇二四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇二〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十五年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十四年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十三年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十二年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇十一年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇一〇年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇九年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇八年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇七年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
二〇〇六年 睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神在月 霜月 極月
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橘井堂二〇二二年卯月二十二日

その後、取材があったり、レコーディングを続けていたり・・・と、何だかんだ日々が過ぎていっております。
回復しているとは言っても、この先は維持治療が続きますし、通院も欠かせません。
映画の撮影を控えていて、出演シーンは多くはないのですが、とても重要な役どころなので、退院後、初めての映画の現場ということもあり、身も心も引き締めて臨まなければ!!です。

抗がん剤治療で抜けていた髪の毛も生えてきて、それでも、まだ坊主ですが、今度の役は、監督さんが、そのまま坊主でも良いだろうとおっしゃってくださったので、くるりのPV”loveless”に続いて坊主頭で挑みます。
なんだか、だんだん坊主頭も馴染んできました。
とはいえ、もみあげや襟足が伸びていると、やはりよろしくないので、永年担当していただいているスタイリストのSUNAOさんにカットしてもらいました。
坊主頭でヘアサロンに行くのはどうなの?って気もしましたが、信頼している方にお願いするのが、やはり一番!!
SUNAOさんは、今年独立したばかりで、青山にYVESSというサロンを開いたばかり。
昨年入院した時には、まあ、しばらくは髪の毛を切ることもないだろうと思っていましたが、仕事に復帰すると、そうもいかずで、ワクワクしながらサロンへ。
客層は圧倒的に若い女性が多いようですし、アシスタントの女の子たちも当然ながら皆さんお若い!!で、ガーリー!!
まあ、芸能の仕事は若い俳優さんたちと共演することも多いので、すぐに馴染んでしまいますけれど^^”

髪の毛は短くとも、ちょっとしたカットで、全く変わり、気持ちが良い!!
病気で髪の毛が抜けて・・・といったネガティヴな気持ちはどっかに吹き飛ばされてしまいます。 ヘア&メイクのお仕事、衣装・・・普段お世話になっている方々のお仕事が、人の心を明るくさせているんだなあと、しみじみ感じ入りました。
カットを終えて、開店の記念と、復帰の想いを込めて、SUNAOさんやアシスタントの皆さんと記念写真!!
早速インスタグラムにアップしたところ、すぐにネットニュースにあがっており、びっくり。
いや、退院後、以前撮影したドラマの放映や、なぜか、「ずっとあなたが好きだった」「誰にも言えない」などのアーカイブ作品の放映は続いていましたが、テレビメディアなどに出演することはありませんでしたし、SNSで近況を報告することはあっても写真はほとんど載せていませんでしたから、近況の様子をご覧いただいたことで、ニュースに取り上げていただいたのかな?と。
もちろん、SNSは公に発信してはいるのですが、お気づきの方もいらっしゃると思いますけれど、Twitterもインスタグラムもオフィシャルの印はついておりません。
プラーベートなこととして、仕事のことも発信している感覚なんですよね〜〜〜。
事務所にも、一つ一つ内容を確認してもらっているわけでもありませんし。

なので、プライベートなこととオフィシャルなこととの境目が曖昧なのかもしれません。
これからは「これ、載せると記事になっちゃうのかな〜〜〜???」なんて思いながら発信内容も選んじゃうのかもしれません。
決して、メディアで取り上げられないような、趣味趣味の世界のことも、やっぱり大切にしなきゃなとも思いますし。
仕事のことはね、そりゃ、やるからには、多くの方にご覧いただきたいので、大いに取り上げていただきたいですけれど。

世の中、さまざまな事が、ますますこんがらがって、混沌とするばかりですが、髪の毛を切るだけで幸せを感じられるような、日常の、当たり前の事が失われないような世界でありたいものです。

そのためにはどうすれば・・・?????
う〜〜〜ん、まずは、生きなければです。

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★SUNAOさんには15年くらいお世話になってます。坊主頭、自分では慣れました。


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★YVESSの皆さんと。


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★桜の季節は遠慮してた井の頭公園を散歩。


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★幻想の森?以前、C・W・ニコルさんのアファンの森で、同じような写真を撮ったっけ・・・ ということは、井の頭公園も、信州の森の中くらい自然豊かで綺麗だってこと!!??


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★桜の季節とは、違った表情を見せ始めました。


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★元気になってきたとはいえ、何やら心の奥底の闇が蠢いているような写真に、自分には思えます。


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★花を見ると、すぐにボケ味活かした写真を撮りたくなってしまいます。


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★心の闇は知らないけれど、素直に綺麗な花だと思います。


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★お隣のお庭の桜も、すっかり若葉に。


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★新たな命が、また同じ幹、枝から伸びて行きます。

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橘井堂二〇二二年卯月三日

4月。
病気が発覚してから、もう一年経つのか〜〜〜。
で、一年後に、こうして、治療も順調に進み、経過もとっても良くて、さらには仕事にも復帰できているなんて!!
感謝しかありません。
もう、すべてに!!
世界は大変なことになっているし、コロナ禍も収まらないしで、もどかしく、不安だらけではあるけれど、今はただ、こうして一瞬一瞬を過ごしていることのありがたさを噛み締めるばかりです。


先日配信が始まった、トヨタ自動車提供のプロジェクト「feat.CARS(フィーチュアリングカーズ)」の第12弾、くるりの「loveless」のミュージックビデオの反響も良いようで、まずは、復帰第一作目の映像作品を無事に務める事ができ、ホッとしています。

やっぱり、くるりの音楽はいいなあ〜〜〜と、あらためて。

撮影現場で、久しぶりに岸田くんと佐藤くんに会えて嬉しかったし、何より、こんな形で共演する日が来るなんて!!
岸田くんは草野球チームの監督さん、佐野は最近そのチームに入れてもらったおじいさん役。
妻に先立たれて元気をなくしていたところ、好きな野球を始めてから元気を取り戻し、心配していた息子夫婦や孫娘もひと安心。
だけど、監督と意見が合わず、しかも肝心の試合でも・・・。
車で送り迎えしてくれる孫娘が、優しく見守ってくれているのが救い。
試合帰りに立ち寄ったラーメン屋の親父役が佐藤くん。
これが、また、いいんだよな〜。
あんな風に、いられたらいいなあ〜〜。
演技でも演奏でも、結局、人間がそのまま出ちゃうんだなあ〜。
岸田くんの広島カープ愛ゆえの赤のユニフォームだったろうし・・・^^”
二人で言い合うシーンでは広島の三村監督のトータルベースボールがアドリブで出てきたりして。 素直な他の三人に比べ、わたしゃ、職業俳優の垢が、再スタートと言いながら、それでもこびりついていて、ちょいと自己嫌悪に陥ったりもするけれど、今は、それも丸ごと受け入れて、「しようがねえなあ〜」と、明日からも生きていくのです。
まるで、このショートムービーのストーリーそのままのよう。
入院する日に二世帯で同居していた義父が亡くなったばかりだったし、病気の再発への不安で、そりゃ、少しは落ち込んだりもしていたけれど、現場に入ると、以前と同じように元気になるんです。
草野球チームと撮影現場が重なって、実人生とも重なるようです。
ラストカットと同じように、できなくても、やろうとはし続けなきゃ!!

撮影中、岸田くんとも久しぶりに色々話せたし、佐藤くんとも、お互いの子供の話で時の経つ速さを噛み締めたり。
孫娘役の志田彩良さんもくるりファン。
ラーメン屋のシーンで、くるりの二人と初めて会った1999年の頃の話(岸田くんが京都の学生時代、タイムスリップ観にきてた話とか)をしてたら、志田さんの生まれた年だって言われて、そりゃ、くるりも僕も、歳を取るはずだ^^”

デビューしたばかりの頃のくるりを聴いて、はっぴいえんど以来のハマり方をしたけれど、今や大御所だもんな〜〜〜🎵
志田さんはフイルムカメラも好きだっていうんで、佐野は大喜び!!
みんなで音楽や写真の話で心通い合い、そんな空気も画面に写っているかもしれません。

撮影の濵田英明さんはInstagramへの投稿がきっかけで世界的に注目を浴びるようになった写真家さんなのですが、実は元々バンドマンだったそう!!
通じてるなあ〜〜。
濱田さんの作品はどれもホントに美しいんだよな〜〜。
現場では中盤のフイルムカメラや、35mmフイルムのコンパクトカメラでスチール写真を撮っていらっしゃいました。
どうやったら、あんな優しい写真が撮れるんだろう?
・・・これもまた、人柄なんでしょうね、きっと^^

松本壮史監督の映画「青葉家のテーブル」もバンドものでしたが、くるりや音楽が大好きな空気で溢れてました。
タイトル通り、美味しいものも色々出てきて・・・。
あ、そうか、それで、PVでもラーメン屋なんだ!!
ロケ先の町中華屋さんの老夫婦、ご主人が奥さんにガミガミ言われつつも、息があっていたなあ〜〜。
食べていたタンメン、ホント、無茶苦茶美味しかったです!!

監督をはじめ、キャスト、スタッフ、みんなくるりが好きな人たちが集まっての「loveless」!!
愛情は失われずに映っているかな?

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★新ユニット結成!!??メンバーは左から志田彩良、佐藤征史、岸田繁、佐野史郎^^"


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★監督、試合中はサングラスで強面!!


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★出番はないかな〜???


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★孫娘にも心配かけ・・・


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★哀愁漂う帰り道・・・


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★終わりよければすべてよし!!


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★野球チームの皆さんと記念写真/photo by 濱田英明

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